賃貸でも壁をDIY!原状回復できる壁紙・クロスのはがせる施工方法と穴補修

DIY

賃貸に住んでいると、「壁を自分好みに変えたいけど、退去時に請求されるのが怖い…」という不安を感じたことはありませんか?

結論から言うと、賃貸でもルールを守りながら壁をDIYすることは可能です。ポイントは「原状回復できる方法を選ぶこと」と「事前に管理会社へ確認すること」の2つ。

この記事では、原状回復を目指せる壁紙の施工方法から、壁穴の正しい補修方法まで、賃貸DIYの基本をわかりやすく解説します。

賃貸DIYを始める前に知っておきたい大前提

原状回復義務の基本ルール

賃貸物件の壁をDIYするとき、まず知っておきたいのが「原状回復義務」です。

国土交通省のガイドラインでは、通常の使用によって生じる軽微な傷や画鋲の穴などは、借主が補修する義務がないとされています。つまり、画鋲で開けた小さな穴は、基本的に退去時に請求されることはありません。

ただし、壁紙を張り替えたり、大きな穴を開けたりした場合は、原状回復が必要になることがあります。壁紙の張り替えは原則として貸主の承諾が必要で、内装制限の対象となる場合もあるため、必ず事前に管理会社や大家さんに確認しましょう。

管理会社への事前確認が必須な理由

壁紙を張り替えたい場合、自分だけで判断せず、必ず管理会社に相談するのが鉄則です。

理由は、建物によって内装制限が適用されるケースがあるから。不燃・難燃グレードの壁紙が指定されている物件では、勝手に別の壁紙に張り替えると防火上の問題が発生する可能性があります。管理会社に確認すれば、原状回復の条件や、使用してよい壁紙の種類も教えてもらえます。

賃貸で使える!壁紙施工の3つの方法と選び方

ここからは、賃貸物件で実際に壁紙をDIYする方法を3つ紹介します。それぞれ特徴や向き不向きが異なるので、自分の状況に合った方法を選んでください。

1. はがせる糊(ポテグルなど)を使った施工方法

まずおすすめしたいのが、はがせる糊を使った壁紙施工です。これは水に溶けるデンプン系の糊を自分で調合して使う方法で、貼り付け後の位置調整がしやすいのが特徴。

メリットは、初心者でも比較的綺麗に仕上げやすいこと。水で濡らせば糊が溶けて剥がしやすくなるため、退去時に壁紙を元に戻す作業もスムーズです。

デメリットは、糊を塗る手間がかかることと、使用する壁紙の種類を選ぶこと。裏紙がパルプ(紙)の国産壁紙とは相性が悪く、収縮で剥がれてしまう場合があるので注意が必要です。

向いている人は、仕上がりにこだわりたい人やDIYに時間をかけられる人。逆に、とにかく手間をかけたくない人や短時間で済ませたい人にはあまり向いていません。

注意点として、使用する壁紙は裏面がフリース(不織布)のものを選ぶと良いでしょう。また、防汚・撥水コートが施された機能性壁紙には糊が接着しにくいケースがあるので、事前に確認が必要です。

2. シールタイプ(貼ってはがせる壁紙)

次に、シールタイプの壁紙。裏面に弱粘着剤が塗布されており、裏紙を剥がして貼るだけなので、糊を塗る手間が一切かかりません。

メリットは圧倒的な手軽さ。カッター一本で施工できるため、女性やDIY初心者にもハードルが低い方法です。

デメリットは、貼り直しが効きにくいこと。位置を決めてから貼るため、少しのズレも修正が難しいです。また、機能性壁紙には接着しにくい点も共通。剥がす時に下地の表面を若干持っていくリスクもあるため、原状回復が絶対に保証されるわけではありません。

この方法は、サッと模様替えしたい人に向いています。一方、位置決めに不安がある人や完璧な仕上がりを求める人は避けた方が無難です。

施工前に必ずサンプルでテストし、糊残りしないか確認することをおすすめします。

3. マスキングテープ&両面テープ法

3つ目の方法は、建築用マスキングテープを壁に貼り、その上に両面テープで壁紙やクッションフロアを固定する方法です。

糊を使わないため心理的に安心感があり、ごく一部の小規模なエリアにのみ使用するなら選択肢になります。

ただし、接着力が弱いため、広範囲で施工するとシワやたわみ、剥がれのリスクが高まります。手間がかかる割に仕上がりがイマイチなケースも多いので、壁一面に貼り替えたい場合には向いていません。

マスキングテープの種類を誤ると糊残りする可能性もあるので、その点も注意してください。

賃貸で壁に穴を開けてしまったときの補修方法

画鋲やネジの小さな穴

先ほども触れた通り、画鋲の穴は国土交通省のガイドライン上、原状回復義務の対象外となる場合がほとんど。あまり気にしすぎる必要はありません。

ただ、どうしても目立つ気になる場合は、クロスの穴うめ材などの補修剤を使えば簡単に埋められます。小さな穴(1cm未満)であれば、クロスの穴うめ材スーパーなどの商品で対応可能です。

色選びを間違えると逆に目立ってしまうので、目立たない位置で事前にテストしてから使うのがおすすめです。

こぶし大以上の大きな穴

意外とやってしまいがちなのが、家具の移動時の衝突やドアの取っ手が当たって開いた大きな穴。

こぶし大以上の穴は、リペアプレートというアルミ製の網状プレートを使って補修する方法があります。リペアプレートを穴の上に貼り、その上からパテで埋めるという手順です。

ただし、この方法はある程度のDIYスキルが必要で、仕上がりもプロには敵いません。初心者が挑戦すると、かえって見た目が悪くなったり、退去時に余計に指摘されたりするリスクもあります。

大きな穴を開けてしまった場合は、プロに依頼することを真剣に検討したほうが安全です。

よくある疑問を解決!Q&A

Q. 画鋲の穴は補修しないとダメ?

A. 国土交通省のガイドラインによると、通常の使用で生じる画鋲の穴は原状回復義務の対象外です。放置しても問題ないケースがほとんどなので、無理に補修して目立たせるリスクを取る必要はありません。

Q. 管理会社にバレずにDIYできる?

A. バレるかどうかよりも、契約違反になるリスクのほうが問題です。特に壁紙の張り替えは内装制限に関わるケースもあるため、必ず事前に確認するようにしてください。トラブルを避けるためにも、DIYの前にひと声かけるのが安心です。

Q. 自分でやるのとプロに頼むのと、どっちがいい?

A. 予算と仕上がりのバランスで判断しましょう。プロに壁紙張り替えを依頼する場合、6畳間で8〜9万円程度が相場です。DIYなら材料費だけで済みますが、失敗リスクや手間がかかります。

「綺麗に仕上げたい」「時間がない」「大きな穴を直したい」という場合は、プロに頼んだほうが結果的に満足できることが多いです。

賃貸壁DIYで絶対にやってはいけないこと

最後に、賃貸DIYでやってはいけないポイントを整理します。

  1. 管理会社に確認せずに壁紙を張り替える
    内装制限で指定された壁紙を勝手に変えると、防火上の問題が発生する可能性があります。必ず事前確認を。
  2. 機能性壁紙にシールタイプを貼る
    防汚・撥水加工された壁紙には接着しにくく、剥がす時に壁紙を傷めるリスクが高いです。
  3. 「絶対に原状回復できる」という謳い文句を信じきる
    施工環境や壁の状態によって結果は変わります。どんな方法でも100%原状回復を保証するものはありません。
  4. 大きな穴を自己流で補修する
    仕上がりが悪いと、かえって退去時に指摘され、追加費用が発生するリスクがあります。

まとめ:賃貸DIYはルールを守って楽しく

賃貸でも壁のDIYは、正しい方法と事前確認をすれば十分楽しめます。

大切なのは、管理会社に相談すること。
原状回復を目指せる方法を選ぶこと。
失敗しそうなときは無理せずプロに頼むこと。

この3つを守れば、退去時のトラブルを防ぎながら、自分好みの部屋に変えられます。

まずは管理会社に「壁紙をDIYしたいのですが、ルールを教えてください」と相談してみるところから始めてみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました