「和室ってなんだか古臭い」「畳のにおいが気になる」「賃貸だから手を加えられない」……そんなふうに諦めていませんか。
実は和室って、ちょっとした工夫でびっくりするほどおしゃれに変わるんです。しかも賃貸でも大丈夫な方法がたくさんあります。畳も壁も襖も、自分の手で生まれ変わらせることができるんですよ。
今回は、初心者さんでも気軽に挑戦できる和室DIYのアイデアをたっぷりご紹介します。休日の手仕事が、暮らしをもっと心地よくしてくれますよ。
まずはここから。和室DIYで失敗しないための鉄則
いきなり材料を買いに行くのはちょっと待って。最初に押さえておきたい3つのポイントがあります。
ひとつめは「原状回復できるかどうか」。賃貸にお住まいなら、退去時に元に戻せる方法を選ぶのが鉄則です。畳に直接接着剤をつけるのはNG。置き畳やウッドカーペットなら安心です。
ふたつめは「下地処理をちゃんとやる」。これ、多くのDIY初心者さんが飛ばしがちな工程なんですが、ここを丁寧にやるかどうかで仕上がりがまったく変わります。特に砂壁はそのままシートを貼ってもポロポロ剥がれてくるので、専用の下地シーラーを塗ってからにしましょう。
最後は「いきなり全部やらない」。まずは畳だけ、襖だけ、あるいは一面の壁だけ。小さく始めて成功体験を積むのが、和室DIYを楽しむコツです。
畳リメイクはこれで決まり。賃貸でもできる床のDIY
和室の印象を一番大きく左右するのが畳です。でも畳替えって高そうだし、賃貸じゃ無理でしょ……と思っている方にこそ知ってほしい方法があります。
置き畳でつくるモダン和室
置き畳は、今ある畳の上に重ねて置くだけで完成する優れもの。賃貸でもまったく問題ありません。
最近の置き畳はデザインも豊富で、琉球畳風の縁なしタイプが特に人気。カラーも墨色や藍色、山吹色など和モダンな色合いが揃っています。DAIKEN 和紙畳のような防ダニ・消臭加工済みの商品を選べば、古い畳のにおい問題もすっきり解決。6畳間なら2万円台から揃えられるので、コスパも優秀です。
ペットを飼っているご家庭なら、撥水・消臭機能つきのサンゲツ 畳テリアもおすすめですよ。
フロアタイルで洋室テイストに
「もう畳じゃなくてフローリングみたいにしたい」という方には、クッションフロアやフロアタイルがぴったり。
東リ クッションフロア センティーは厚手でクッション性があるから、畳の凹凸をひろいにくいのがポイント。カッターで切って敷くだけなので、工具が苦手な方でも安心して挑戦できます。木目調のデザインを選べば、一気にナチュラルな洋室の雰囲気に。
気をつけたいのは湿気。畳とフロアタイルの間に防湿シートを敷かないと、カビの原因になります。これ、実際によくある失敗例なので覚えておいてくださいね。
壁と天井を変えれば和室が見違える
床と同じくらい目につくのが壁と天井。和室にありがちな砂壁や真壁(柱が見える和室構造)も、DIYでぐっと今風に変えられます。
砂壁には珪藻土がおすすめ
砂壁って触るとポロポロ落ちてくるし、なんだか古臭い印象ですよね。そんな悩みを解決してくれるのがアサヒペン 珪藻土壁材。ローラーで塗れるタイプなら、左官の技術がなくても大丈夫。
珪藻土には調湿効果や消臭効果があるから、湿気がこもりやすい和室との相性は抜群です。塗り方ひとつで模様も変えられるので、世界にひとつだけの壁に仕上がりますよ。
はがせる壁紙シートで手軽にチェンジ
もっと手軽にやりたいなら、粘着タイプの壁紙シートが便利です。リリカラ WALPAのようなはがせるタイプを選べば、賃貸でもOK。レンガ調や木目調などデザインも多彩で、アクセントウォールにするだけで部屋の印象がガラリと変わります。
ただし砂壁に直接貼ってもすぐ剥がれてしまうので、必ず下地シーラーを塗ってからにしてくださいね。このひと手間を惜しむと、せっかくのDIYが台無しです。
真壁の柱は見せるか隠すか
和室の柱(真壁)が気になる方は、二つの選択肢があります。思い切って塗装して「見せる」か、壁紙シートを貼って「隠す」か。
塗装ならアサヒペン 水性ウッドステインでダークブラウンにすると、和モダンな高級感が出ます。隠すなら、壁と同じシートで巻いてしまえば統一感のある空間に。どちらも簡単な作業なので、休日だけでできちゃいます。
襖と障子のリメイクで細部までおしゃれに
「襖って張り替えられるの?」と思っている方、多いんです。でも実はこれがDIY入門にぴったり。水で貼れるタイプの襖紙なら、失敗しても何度でも貼り直せます。
ニチファ ふすま紙のモダン調シリーズは、和室にも洋室にもなじむ絶妙なデザイン。グレーやホワイトを基調にした幾何学模様を選べば、一気に今どきの空間になります。アイロン接着タイプのアサヒペン 生のり付きふすま紙なら、さらに手軽ですよ。
襖の取っ手(引き手)を変えるだけでも印象は激変します。真鍮の猫足タイプに替えれば、まるで旅館のような風情。小さなパーツだけど、手をかける価値ありです。
古畳のにおい問題に根本解決を
「どうしても古畳のにおいが気になる」という方は、DIYの前に対策を。
重曹を畳全体にまいて掃除機で吸い取ると、手軽に消臭できます。消石灰も効果的で、畳の下に敷いておくと湿気とにおいを吸収してくれます。
ただし、ダニやカビが原因の場合は表面だけの対策では不十分。畳表がボロボロだったり、踏むと沈み込むようなら、残念ながら畳替えのサインです。そんなときはDIYでどうにかしようとせず、新しい畳や置き畳への交換を検討しましょう。健康に関わることなので無理は禁物ですよ。
失敗から学ぶ。先輩DIYerがやらかしたリアルな話
ちょっとここで、私が実際に見聞きした「あるある失敗」を共有させてください。知っているだけで回避できることばかりです。
ひとつは「砂壁に壁紙シートをそのまま貼って剥がれた」というケース。前述した下地処理を怠ると、本当にこうなります。もうひとつは「襖を外してフロアタイルを敷いたら、床との隙間ができてしまった」。和室の建具は畳の厚みを計算して作られているので、床材を変えると高さが合わなくなるんです。この場合は戸車の高さ調整をするか、建具の下部をカットする必要があります。
こうした失敗を避けるためにも、「測る」「調べる」「小さく試す」の3ステップは必ず守ってくださいね。
経年劣化に合わせた和室DIYの考え方
和室の状態は築年数によってまったく違います。あなたの家の年数に合わせたアプローチをしてみましょう。
築5年前後なら、い草のささくれや変色が気になり始める頃。置き畳や畳表の上貼りシートで十分対応できます。
築15年を超えると、畳の下の板(床板)が傷んでいる可能性も。フロアタイルを敷く前に、床鳴りがないかチェックしましょう。
築30年以上の和室なら、一度畳をめくって根太(床を支える木材)や断熱材の状態を確認するのがおすすめ。ここまでくるとDIYの範囲を超えることもあるので、状況によってはプロへの相談も視野に入れてください。
さあ、あなたの和室をDIYでおしゃれに変えよう
いかがでしたか。和室のDIYって、思っていたよりずっと手が届く範囲にあると感じてもらえたのではないでしょうか。
置き畳を並べて、壁にシートを貼って、襖紙を張り替える。どれも一日あればできてしまうことばかり。その積み重ねで、古臭いと思っていた和室が、あなただけのお気に入り空間に変わっていきます。
まずは気になるところから、ひとつだけでいいので始めてみませんか。きっと「もっと早くやればよかった」と思うはずです。あなたの和室DIY、心から応援しています。

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