「庭に目隠しになる塀が欲しいけど、業者に頼むと結構な費用がかかるしなあ…」
「DIYでブロック塀って、素人の自分にも本当に作れるのかな?」
そんなふうに悩んでいませんか。実は僕も最初は同じ不安を抱えていました。でも大丈夫。正しい手順とポイントさえ押さえれば、初心者でも安全で見た目もきれいなブロック塀は作れます。
むしろDIYだからこそ、自分のペースで納得いくまでこだわれる楽しさもありますよ。
今回は、ブロック塀DIYに初めて挑戦する方に向けて、準備から完成までの流れを会話しているような感覚でお伝えしていきます。安全に作るための法律の話も、難しくならないよう噛み砕いて説明しますね。
ブロック塀DIYを始める前に知っておきたいこと
「よし、週末にブロック買いに行こう!」とホームセンターに走る前に、ちょっと待ってください。ブロック塀には守るべきルールがあります。これを飛ばすと、せっかく作った塀を壊す羽目になるかもしれません。
建築基準法って難しそうだけど、ポイントは3つだけ
ブロック塀は建築基準法で細かく決められています。といっても、すべて暗記する必要はありません。DIYで押さえるべきポイントは次の3つです。
高さは2.2mまで
地面から塀の一番上までの高さは、2.2m以下にしなければいけません。ただ、初めてのDIYなら1.2m以下が現実的で安全です。腰くらいの高さなら、失敗のリスクもぐっと下がります。
控え壁が必要なケース
高さが1.2mを超える場合、3.4m間隔で「控え壁」という支えが法律で義務付けられています。壁から直角に飛び出した柱のようなものです。これを設置するのは意外と手間なので、高さは1.2m以下に抑えるのが無難です。
基礎は30cm以上埋める
ブロックを積む前のコンクリート基礎は、地面に30cm以上埋め込まないといけません。寒い地域にお住まいの方は、凍結深度という基準があるので役所に確認しておくと安心です。
この3つさえ守れば、あとは自信を持って進めて大丈夫ですよ。
お隣さんとのトラブルを防ぐために
DIYで意外と多いのが、境界線をめぐる近隣トラブルです。「ここが自分の敷地だと思ってたのに…」では遅いんですよね。
まずは法務局で「地積測量図」を取り寄せるか、敷地の隅にある金属製の境界標を探してみてください。もし境界がはっきりしないなら、土地家屋調査士に相談するのが確実です。数万円かかることもありますが、後々のトラブルを考えれば安い投資です。
不安な場合は、境界から少し内側に塀を作るのも一つの手ですよ。
どんな材料をどれだけ買えばいいの?
さて、ここからは実際の買い物リストです。必要なものを揃えていきましょう。
ブロックの種類と選び方
ブロックと一口に言っても、いろんな種類があります。
基本は「空洞ブロック」を選んでください。中が空洞になっていて、ここに鉄筋を通して強度を出すんです。おしゃれな化粧ブロックなら、レンガ調や石積み調のデザインも豊富に出ています。
コーナー部分には専用の「隅ブロック」を使います。これも空洞になっていて、鉄筋とモルタルを詰めて柱のように一体化させる仕組みです。
例えばユニソン ガーデンウォールシリーズはデザインが良く、DIY向けのマニュアルも充実しています。東洋工業のレンガロックはレンガ調で積みやすい形状が特徴です。
ブロック以外に必要なもの
これ、意外と見落としがちなんですが、ブロックだけでは塀はできません。
- 鉄筋:直径10mmか13mmの異形棒鋼。縦にも横にも入れます
- セメント・砂・砂利:基礎のコンクリート用と、ブロックを積むモルタル用
- 水糸と水平器:これがないと絶対に曲がります。ケチらず買いましょう
- ゴムハンマー:ブロックを叩いて微調整するのに必須
- コテ:モルタルを塗るのに使います
必要な数のざっくり計算
例えば、長さ10mで高さ0.8m(4段積み)の塀を作るとします。一般的なブロックは幅40cm×高さ20cmなので、4段×25個で100個。これに隅ブロックを足すイメージです。
「計算が面倒だな」という方は、カインズやコメリ、DCMといったホームセンターで無料見積もりをしてくれます。図面を持っていけば、必要な材料を全部ピックアップしてくれるので安心ですよ。
いよいよ施工!ブロック塀DIYの手順
ここからが本番です。大まかな流れは「基礎作り→ブロック積み→仕上げ」の3ステップ。順番に説明していきますね。
基礎工事は手を抜かない
ブロック塀の寿命は、正直この基礎で決まります。
まず、塀を作る場所の土を掘ります。幅はブロックの厚さより10cmほど広め、深さは30cm以上です。掘ったら底に砕石を敷いて、しっかり転圧します。水はけが悪い場所なら、この砕石を少し厚めに敷くのがコツ。
次に型枠を組んで、コンクリートを流し込みます。ここで絶対にやってほしいのが、鉄筋を立てておくこと。基礎のコンクリートが固まる前に、縦筋を所定の位置に差し込んでください。間隔は80cm以下が目安です。
コンクリートが完全に固まるまで、2~3日は待ちましょう。ここを焦ると、あとで傾く原因になります。
ブロックを積んでいく
基礎が固まったら、いよいよブロック積みです。
最初の一段目が勝負。水糸をピンと張って、高さと通りを決めます。これが曲がっていると、何段積んでも歪んだままなので、めんどくさがらずに時間をかけてください。
モルタルを練るときの硬さは「耳たぶくらい」が目安です。柔らかすぎるとブロックが沈み、硬すぎるとくっつきません。
一段積むごとに水平器を当てて、水平と垂直をチェック。ズレていたらゴムハンマーでトントン叩いて直します。縦横の鉄筋も忘れずに差し込み、空洞部分にはモルタルを充填して一体化させましょう。
仕上げで見た目が決まる
全部積み終わったら、最後の仕上げです。
目地(ブロックとブロックの隙間)を専用のコテで整えます。雨が入り込まないよう、表面をしっかりならしてください。
塀の一番上は「天端(てんば)」といって、ここにモルタルをかぶせて水の侵入を防ぎます。笠木(かさぎ)という専用のパーツを乗せるのもおしゃれですよ。
よくある失敗とその対策
ぶっちゃけ、初めてのDIYで失敗はつきものです。先輩たちの失敗から学んでおきましょう。
一人でやってモルタルが固まっちゃった
「一人だとモルタルを練って積んで…を繰り返すうちに、先に塗ったモルタルが固まって段差ができた」
これは本当によく聞く失敗です。モルタルは一度にたくさん練らず、30分以内に使い切れる量を少しずつ作るのがコツ。できれば二人で作業して、積む人と材料を用意する人に分かれるとスムーズです。
鉄筋を入れ忘れた
「完成してから、そういえば横筋入れてなかった…」
これ、笑い事じゃなく安全性に直結します。地震が来たら一発で倒れる可能性もあるので、施工中は鉄筋のチェックを習慣にしてください。
水平を見てなくて塀が歪んだ
「完成して数メートル下がって見たら、波打ってた…」
ブロックを積んでいるときは近くで見ているので、意外と歪みに気づきません。一段終わるごとに、離れて全体を確認するクセをつけましょう。
ブロック塀DIYの費用はどれくらい?
気になるお金の話です。あくまで目安ですが、DIYの場合1mあたり8,000円~15,000円くらいが材料費になります。化粧ブロックを使うかどうかや、高さによって上下します。
業者さんに頼むと、同じ条件で1mあたり2万円~4万円が相場ですから、DIYなら半額以下に抑えられる計算ですね。
ホームセンターによっては、材料を買うとトラックを格安で貸してくれるサービスもあります。大量のブロックを運ぶときは、ぜひ活用してください。
まとめ:安全でかっこいいブロック塀DIYを楽しもう
ブロック塀DIYの流れ、なんとなくイメージできましたか?
もう一度おさらいすると、大事なのは「法律を守ること」「基礎を丁寧に作ること」「水平をこまめに確認すること」の3つです。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫。むしろ低めの花壇から始めて、慣れてきたら本格的な塀に挑戦するのが上達の近道です。
自分で作ったブロック塀は、愛着もひとしおですよ。週末の楽しみがまた一つ増えるといいですね。

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