お気に入りのコスメたち、なんだか毎朝取り出しにくくてイライラしませんか?既製品のドレッサーはお高いし、サイズも微妙に合わない。賃貸だから大きな家具は置きたくない。そんな悩みを抱えているなら、答えは自分で作っちゃうことです。
「DIYなんてハードルが高そう」って思ったあなた、大丈夫。今はホームセンターで材料のカットも頼めるし、100円ショップにはDIY向けの神アイテムがそろっています。工具がなくても、センスに自信がなくても、理想のコスメ収納棚は作れますよ。
なぜ既製品ではなくDIYドレッサーなのか、3つの理由
ドレッサーを買うか、作るか。迷っている人の背中を押す、DIYを選ぶべき理由がここにあります。
1. 置きたい場所にピッタリ収まる
市販のドレッサーって、間口60cmか80cmが主流ですよね。「うちの部屋のこの隙間、55cmしかない…」そんなとき、泣く泣く諦める必要はありません。DIYならミリ単位で寸法を決められます。壁際のデッドスペースも、クローゼットの中のわずかな空きスペースも、あなただけの特等席に変わります。
2. 費用は市販品の3分の1以下
一般的なドレッサーは安くても2~3万円。ちょっとおしゃれな鏡付きなら5万円以上は当たり前です。でもDIYなら、材料費5,000円~1万円で十分。浮いたお金で新しいコスメを買ったほうが、気分上がりませんか?
3. 自分のコスメに合わせた収納ができる
これが最大のメリットです。リップが異常に多い人、アイシャドウパレットを平置きしたい人、ヘアアイロンをすぐ使える状態でしまいたい人。持っているアイテムの種類も数も人それぞれなのに、既製品は画一的な引き出しばかり。DIYなら「私のベストな定位置」を全部作れます。
材料選びで差がつく、失敗しない木材と道具の基本
いきなり木材を買いに行くと「どれを選べばいいの?」と迷子になります。初心者さんにこそ知ってほしい基本を押さえましょう。
木材は「2×4材」「パイン集成材」「すのこ」の3択でOK
2×4材(ツーバイフォー材)はホームセンターの定番。1本数百円で、強度も十分。脚部分やフレームに最適です。カットも無料でやってくれる店が多いので、設計図の長さを伝えるだけ。
パイン集成材は天板にぴったり。幅広の一枚板として売られているので、そのまま机の天板になります。木目がきれいで、オイル仕上げをすると一気に高級感が出ますよ。
すのこは加工の手間を省きたい人向け。すでに板が組まれているので、脚をつけるだけで簡易テーブルが完成します。2枚つなげれば、幅広の天板も楽々。
工具は最低限これだけ
「電動ドリルを持ってないと無理でしょ?」と思われがちですが、小さめの棚なら木工用ボンドと釘、金づちだけで形になります。ただしネジ止めのほうが強度は段違いなので、できれば電動ドライバーは用意したいところ。最近は3,000円台で買える女性向けの軽量モデルもあります。
仕上げ材で見た目は大きく変わる
木材の地肌が見えていると、どうしても素人感が出てしまいます。ここで使いたいのがミルクペイントやワトコオイル。ミルクペイントはマットでアンティークな風合いに、ワトコオイルは木目を生かしたプロっぽい仕上がりになります。どちらも100均ブランドからも出ているので、まずは小さな端材で試し塗りしてみてくださいね。
100均アイテムをフル活用した収納アイデア集
DIYの本体ができても、中の収納がぐちゃぐちゃだと台無しです。セリアやダイソーで手に入るアイテムで、プロ顔負けの整理整頓を実現しましょう。
リップ・マスカラの縦収納はアクリルスタンドで
細長いアイテムは寝かせると取り出しにくいし、倒れるしでプチストレス。100均のアクリル仕切りスタンドを引き出しの中に並べれば、リップが整列した美容部員さんのケースみたいになります。奥行きに合わせてカットすれば、隙間なくフィット。
アイシャドウパレットは斜めディスプレイで一目瞭然
平置きすると、下にあるパレットの存在を忘れがち。そこで、100均のブックスタンドやファイルスタンドを引き出し内に横向きにセット。角度をつけて立てかければ、パレットの背表紙ならぬ側面が見えて、目当ての色をすぐに探せます。傾斜15度くらいがベストです。
ヘアアイロン収納の悩みは突っ張り棒で解決
熱を持ったまましまえないアイロン類。コンセント近くの棚に100均の突っ張り棒を2本渡し、その間にアイロンを引っ掛ける収納がSNSで話題です。コードも棒に巻きつけておけば、配線ぐちゃぐちゃともおさらば。
ブリキ缶やガラス瓶でブラシ立てをオシャレに
メイクブラシを立てるなら、わざわざ専用ホルダーを買わなくても大丈夫。100均のブリキ缶にお気に入りのマスキングテープやペイントを施せば、世界に一つだけのブラシスタンドが完成。重さがあるので倒れにくく、実用性もバッチリです。
賃貸でもできる、壁面を傷つけない鏡と照明の設置術
ドレッサーに鏡は必須。でも壁に穴は開けられない。そんなジレンマを解決するアイデアを集めました。
鏡は「置く」「貼る」「立てかける」
大きな壁掛け鏡に憧れても、賃貸では諦めがち。でも最近ははがせる両面テープや吸盤タイプのミラーが豊富です。もしくはいっそ、スタンド付きの手鏡をアンティーク風のフレームにはめ込んで自立式にしても素敵。あえて壁に立てかけるだけのスタイルも、ナチュラルなインテリアとして人気です。
LEDミラーでメイクの精度が変わる
自然光に近い明るさでメイクできるLEDミラー。コスプレイヤーさん御用達のアイテムですが、普段使いにも最高です。最近はLEDミラーで充電式・薄型のものが増えていて、ネジ止めせずにディスプレイスタンドで立てかけるだけの設置も可能。化粧ノリが格段に良くなったという声が多く、DIYドレッサーとの相性は抜群です。
照明は「クリップライト」+「スマート電球」で自由自在
天井照明だけだと顔に影ができやすいのがドレッサーの難点。でも電気工事はプロにしかできません。そこで便利なのが、棚や机の端に挟めるクリップライトです。電球をスマート電球にすれば、暖色~昼白色まで無段階調整できて、朝のメイク時と夜のスキンケア時で光の色を変えられますよ。
私だけの動線を叶える、DIYドレッサーの設計図の描き方
さあ、いよいよ自分のドレッサーを具体化する段階です。いきなり木材を切り始める前に、必ずやってほしいのが「動線設計」。メイクの流れを観察することが、最高の設計図を作る近道です。
まずは普段のメイク動線を紙に書き出す
「化粧水を取る→ファンデを塗る→アイシャドウを選ぶ→リップを塗る→ヘアアイロンを使う→アクセサリーを選ぶ」といった、あなたの朝の一連の流れを書き出してみてください。その順番通りに手が伸ばせる高さと位置に収納を作るのが、ストレスフリーなレイアウトの秘訣です。
寸法の黄金ルールは「座ったときのヒザ上高さ」
机の高さは、椅子に座ったときのひざ上+5cmが目安。だいたい身長155cm~165cmの方で天板高70~75cmが使いやすい範囲です。座ったままメイク道具に手が届く奥行きは40cm以内が理想。腕を伸ばしすぎると肩がこりますからね。
コード配線は天板裏に集約する
ヘアアイロンやスマホ充電など、コード類がごちゃつきがちなドレッサーまわり。天板の裏に延長コードを固定し、天板の端に穴を開けてコードを通す「配線隠し」を施せば、見た目スッキリ。ホームセンターで売っている配線カバーや結束バンドでまとめれば、火災予防にもなります。
意外と簡単、埋め込み式ゴミ箱で作業効率アップ
メイク中に出るコットンや綿棒のゴミ。いちいちゴミ箱まで立ち上がって捨てに行くの、面倒じゃありませんか?
天板に穴を開けて作るビルトインゴミ箱
DIYドレッサーなら、天板の端に直径15cmほどの穴を開け、その下に100均の小さなゴミ箱をセットすれば完成。使ったコットンを横にスライドさせるだけでポイッと捨てられます。穴のフチは紙やすりでしっかり滑らかにして、できればゴミ箱が見えないよう、前面に小さな目隠し板をつけると見栄えも完璧です。
この小さな工夫があるだけで、机の上は常にきれい。片付けのストレスから解放されて、メイクに集中できますよ。
実際に作った人のリアルな声、完成までの注意点
SNSではDIYドレッサーを作った人の報告がたくさん上がっています。そこから見える「やっておけばよかった」ポイントを先回りしてお伝えしますね。
カットは必ず店舗で、寸法は図面で伝える
自宅でノコギリを引くのは想像以上に大変だし、何より断面がガタガタになりがち。「まっすぐ切れる自信がない」という人は、ホームセンターのカットサービスを迷わず利用しましょう。伝えるときは口頭ではなく、メモ書きの図面を渡すと間違いが起きません。
塗装は組み立て前に
パーツを組み立ててから塗ろうとすると、隅っこが塗りにくくて仕上がりにムラが出ます。特に脚と天板の接合部分は塗り残しが目立つので、面倒でも組み立て前にすべてのパーツを塗装してください。刷毛目が気になる人は、塗料を薄く伸ばして2度塗りすると、びっくりするほどきれいに仕上がります。
強度が必要な天板は反り止めを忘れずに
幅60cm以上の天板は、時間が経つと反ってくることがあります。裏側に同じ木材で「桟(さん)」を渡しておくと、強度がぐっと上がって長持ちします。特に湿気の多い洗面所近くに置く場合は必須の工程です。
まとめ:自分だけのDIYドレッサーで、朝の時間を取り戻そう
毎朝使うドレッサーが、自分の体に合っていて、お気に入りのコスメがひと目で見渡せて、動線に無駄がない。そんな理想の場所を、DIYで手に入れない手はありません。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫。まずはすのこ1枚に脚をつけた簡易テーブルから始めて、少しずつ使いやすいように進化させていく。それもDIYドレッサーの醍醐味です。
明日の朝、「どこにしまったっけ」と探し物をする時間を、今日から変えてみませんか。

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