玄関って、気がつくと靴が散らかってたり、鍵が見当たらなかったり、傘が倒れてたりしませんか?
しかも日本の玄関って、総じて狭い。
「収納を増やしたいけど、棚を置くスペースもない」
「賃貸だし、壁に穴を開けるのはちょっと怖い」
「お金はかけたくないけど、見た目はスッキリさせたい」
そんなわがままな悩みを、一気に解決するのが「玄関DIY棚」なんです。
この記事では、工具が苦手な人でも、賃貸でも、週末の午後だけで真似できるアイデアだけを集めました。
100均アイテムをフル活用した方法から、ちょっと本格的なディアウォールを使った大作まで。あなたの玄関にぴったりな方法が、きっと見つかるはずです。
まずは採寸。ここを間違えると詰みます
DIYで一番大切なのは、実はノコギリやドリルよりも「採寸」。
「だいたいこのへん」で作り始めた棚が、いざ設置してみたらドアに当たって開かない、なんて悲劇はよく聞く話です。
まずはメジャーで、設置したい壁の横幅、奥行き、床から設置位置までの高さをしっかり測りましょう。
特に気をつけたいのが、コンセントやスイッチの位置。
「棚がスイッチを隠しちゃって、毎日手探り」なんてことにならないように、採寸の段階でマスキングテープを壁に貼って、完成形をシミュレーションしておくと安心です。
どんな玄関にしたい?まずはイメージを固めよう
いきなり材料を買いに行く前に、まずは自分の玄関に何が足りないのか整理してみてください。
たとえば、こんなお悩みはありませんか?
- 靴が床に溢れてる → シューズラックを増設、または縦に重ねるスリム棚
- 鍵や印鑑、細かいものが行方不明 → 小さなトレー付きウォールシェルフ
- 傘がいつも邪魔 → 玄関ドア横に傘立てを吊るすアイデア
- 掃除道具が玄関に放置されがち → 突っ張り棒で隠す収納棚
- 子どもの外遊び道具がぐちゃぐちゃ → バスケットと有孔ボードの組み合わせ
なんとなく「棚を作りたい」よりも、「傘をなんとかしたい」のほうが、作るものは具体的になります。
この「目的を先に決める」という順番が、失敗しないDIYのコツです。
まず試したい。100均アイテムだけで作る簡単棚
DIY初心者さんにいちばんおすすめなのが、100円ショップの既製品を組み合わせる方法です。
切ったり塗ったりする工程がないから、工具いらず。賃貸でもまったく問題ありません。
セリアの木材+突っ張り棒で作る「置くだけ棚」
セリアで買える45×15cmの板材は、玄関のちょっとしたスペースにぴったりのサイズ。
これを2枚使って、突っ張り棒の上に置くだけで、壁面を傷つけずに棚がひとつ増やせます。
必要なものは、板材2枚と突っ張り棒、そしてズレ防止の滑り止めシートだけ。
突っ張り棒を腰の高さくらいに設置し、その上に板を渡します。
板がたわむのが心配なら、下にもう一本突っ張り棒を追加するだけで補強完了。
上段には鍵やハンカチ、下段には折りたたみ傘やエコバッグ。
たったこれだけで、床に置いてた物がスッと片付きます。
ディアウォールの板にスライド棚をつける裏技
「セリアのスライド棚」って、本来はキッチンのシンク下とかに使う商品なんですけど、これがディアウォールの板と相性抜群。
突っ張り棒の上にそのまま棚を置く形なので、工具ゼロ、穴あけゼロ。
一番上には消毒スプレーとハンドクリーム、真ん中のスライド棚には鍵や印鑑、下には帽子を置く、みたいな使い分けができます。
「あ、これ私が欲しかったやつだ」ってなる人、多いと思います。
ワイヤーネット+S字フックで壁面を収納に
玄関の壁、ただの壁にしていませんか?
セリアのワイヤーネットを石膏ボード用ピンで固定し、S字フックを引っかけるだけで、縦の空間が見事な収納スペースに変わります。
石膏ボード用ピンは、画鋲よりも細い穴で済むので、退去時の原状回復も問題なし。
心配なら、ピンを刺す前に壁の隅で試し打ちしておくといいですよ。
ここに日焼け止めや虫除けスプレー、折りたたみ傘などを吊るせば、出かけるときにサッと取れて動線も最高です。
もう一歩レベルアップ。ディアウォールで本格的な棚作り
「100均の材料ではちょっと物足りない」「靴をしっかり収納できる棚が欲しい」という人には、ディアウォール(ラブリコ)を使った本格的な柱DIYがおすすめです。
ディアウォールで作るスリムシューズラック
仕組みはとってもシンプル。
2×4(ツーバイフォー)材を床と天井で突っ張って柱にし、そこに市販の棚受けを取り付けて板を渡すだけ。
これなら壁に穴を開ける必要がないので、賃貸でも安心です。
横幅を靴一足分くらいに設計すれば、玄関のちょっとした隙間にフィットするマイサイズのシューズラックが完成します。
可動棚にすればもっと便利に
せっかくディアウォールでしっかりした柱を立てるなら、棚板を可動式にするのが断然おすすめ。
ダボ穴を等間隔にあけておけば、季節や家族構成の変化に合わせて棚の高さを変えられます。
冬はブーツを置ける高さに、夏はサンダルを二段収納に。
一度作れば長く使える本格派DIYです。
失敗しないための注意点
ディアウォールで柱を立てるときは、水平器を必ず使ってください。
「目視で大丈夫でしょ」は本当に危険。
柱が傾いたまま天井を突っ張ると、地震で倒れたり、なにより見た目が気持ち悪いです。
また、天井が石膏ボードの場合は、専用の天井プレートを挟んで負荷を分散させてください。
これを忘れると、天井にボコッと穴が開くことがあります。
玄関に収納したいもの別アイデア集
ここからは、「これをしまいたい」という目的に合わせた具体的なアイデアをまとめました。
鍵・小物・マスク・消毒スプレー
出かけるとき、帰ってきたとき、絶対に使うのに迷子になりがちな小物たち。
これらには、玄関ドアのすぐ横に小さな専用棚を作るのが正解です。
セリアの45×15cm木材の裏に、ダイソーの「どこでもフック」を貼って、ドアに引っ掛けるだけ。
出すときもしまうときも一瞬。しかも床に置かないから掃除もラク。
ここに無印の小さいトレーを置けば、鍵をジャラッと置いても落ちる心配がありません。
傘(折りたたみ・長傘)
意外と場所を取る傘。
でも長傘って、立てかけてもすぐ倒れるし、傘立てって玄関の床面積をかなり占領します。
おすすめは、ディアウォールの柱にアイアンバーを渡して、突っ張り棒用のフックで引っかける方法。
長傘も折りたたみも、立てかけずに吊るせるので、床はスッキリ。
見た目もカフェみたいでおしゃれです。
靴(普段履き・来客用スリッパ)
家族が多いと、下駄箱に入りきらずに玄関に出しっぱなしになりがちな靴。
これも、突っ張り棒を2本並べて簡易シューズラックを作れば解決です。
耐荷重は突っ張り棒の種類によりますが、2本で支えればスニーカーくらいなら問題なく乗ります。
普段よく履く靴だけをここに出しておけば、朝のバタバタも軽減します。
掃除道具・コロコロ・スリッパ
見せたくない生活感のあるものは、隠す収納が鉄則。
突っ張り棒とカフェカーテンを組み合わせて、ディアウォールの棚の下部を目隠しすれば、見た目もスッキリ。
カーテンはセリアの麻布やリネン風の布を使えば、ナチュラルで明るい印象を保てます。
「隠すけど閉塞感は出したくない」というワガママも、布の選び方次第でクリアできます。
こんな失敗ありました…先輩DIYerの声
「突っ張り棒が天井にめり込んで、退去時に修繕費が…」
という声は意外と多いです。天井が石膏ボードの場合は、必ず「天井ガードプレート」を挟むか、板を一枚かませて力を分散させてください。
「かっこいいからってアイアンバーにしたら、傘が滑って毎回落ちてくる」
フック形状が重要。傘を吊るすなら、先端がくるっと巻いてあるタイプじゃないと、風の振動でツルッと滑ります。
「ダボ穴、等間隔で開けたつもりが1センチずれてて棚が斜めに」
穴を開けるときは定規で線を引き、キリで先穴を開けてからドリルを使いましょう。1ミリのズレが完成度を大きく左右します。
DIYが初めてで不安な人へ。無料シミュレーションという手もある
「やっぱり、いきなり材料を買うのは怖い」
という方は、無料の3Dシミュレーションソフトで事前に設計してみるのも一つの方法です。
たとえば「Floorplanner」や「SketchUp Free」といったツールを使えば、玄関の寸法を入力して、そこにどんな棚が置けるのか画面上でシミュレーションできます。
実際に木材を買う前に、パソコン上で完成イメージがつかめると、失敗する確率はグッと下がります。
「このサイズ、意外と通路が狭くなるな」という気づきも、材料を買う前にわかるのが安心です。
安全に長く使うためのポイント
いくら安くできても、グラグラする棚は危険です。以下の点は必ず守ってください。
- 石膏ボードの壁に重いものを吊るすときは、必ず「石膏ボード用アンカー」を使う
- 耐荷重は必ず確認。100均のフックは意外と弱いので、パッケージの「耐荷重○○kg」を見逃さない
- 地震対策として、棚の手前に滑り止めマットを敷く、または落下防止バーをつける
まとめ:自分だけの玄関収納で、毎日の「ちょっと面倒」をなくそう
玄関DIY棚には、正解もゴールもありません。
「靴があふれて困る」が解決すれば成功だし、「出かけるときに鍵が見つからない」というストレスがゼロになったら、それは最高のDIYです。
しかも今回紹介した方法なら、100円ショップだけでも始められるし、ディアウォールを使えばもっと本格的な棚も作れます。
まずは今、玄関を見に行ってください。
「あ、ここに小さな棚があったら、明日の朝もっとラクになるな」という場所が、きっとひとつは見つかるはずです。
それが、あなたの最初のDIYになるかもしれません。

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