壁面収納DIY 初心者でも簡単!賃貸でも穴を開けずにできる方法と費用目安

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「部屋が狭い」「床に物が溢れてる」「でも賃貸だから壁に穴を開けられない」。そんな悩みを抱えていませんか?

実は、壁というのは“使える収納スペース”としてもっと評価されるべき場所です。床に置けないなら壁を使えばいい。今回は、DIY初心者でも絶対に失敗しない壁面収納の作り方や、賃貸でもできる穴開け不要の方法を、具体的な費用目安と一緒に紹介します。

なぜ壁面収納DIYが今アツいのか

ここ数年で「壁面収納 DIY」というキーワードで検索する人が急増しています。理由はシンプルで、リモートワークの定着により家で過ごす時間が長くなったから。

部屋が散らかっていると集中力も続かない。でも広い家に引っ越す余裕はない。だからみんな壁に目をつけるんですね。天井近くのデッドスペースを有効活用すれば、収納力は床面積を増やさずに格段にアップします。

しかも最近はSNSで「100均グッズだけで作った壁面収納」なんかがバズっていて、「自分にもできるかも」と思う人が増えている流れもあります。

初心者がいきなり失敗しないための基礎知識

まずは収納したいものを明確にしよう

いきなり工具を買い出しに行くのは危険です。まずは「何をどこに収納したいのか」を決めるところから。壁面収納に向いているものと向いていないものがあるので、仕分けが大切。

収納に適しているのはこんなアイテムです。

  • 本や漫画
  • 観葉植物
  • アクセサリーや小物
  • キッチンのスパイス類
  • 帽子やバッグ
  • リモコンや充電器などのデジタル小物
  • コスメやスキンケア用品

逆に、重すぎるものや耐荷重の問題が出るものは要注意。壁面収納では「軽くて頻繁に使うもの」を優先するのが安全です。

壁の素材と下地を必ず確認する

ここを飛ばすと、せっかく作った棚が崩壊します。賃貸でも持ち家でも、壁には「下地」と呼ばれる柱が入っている部分と、空洞部分があります。

石膏ボードだけの壁に重いものを固定すると、ある日突然抜け落ちる。特にキッチンまわりの壁は水回りの配管が隠れていることもあるので、間柱探しは必須の工程です。

「たたくと音が変わる場所を探す」という原始的な方法でもある程度判断できますが、より正確に調べたいなら、ホームセンターで千円前後で買える「下地探し」という工具を使うことをおすすめします。下地探し

必要な工具リストを先に揃えよう

家に何もない状態からスタートする場合、最低限これだけは準備してください。

  • 電動ドリルドライバー(手動でも可能だが、電動があると作業時間が半分以下になります)
  • 水平器(スマホの無料アプリでも代用できます)
  • メジャー
  • 下地探し
  • ドライバーセット
  • マスキングテープ(仮止めや採寸のマーキングに便利)

電動ドリルドライバーは高そうに思えますが、DIY初心者向けのものでも十分です。電動ドリルドライバー

穴を開けずにできる賃貸OKな壁面収納の方法

突っ張り棒を使った壁面収納

賃貸の壁面収納DIYで最もポピュラーなのが、つっぱり棒システムです。天井と床で突っ張るタイプなら、壁に一切穴を開けずに済みます。

よくあるのが、2本の縦方向のつっぱり棒を設置し、その間に棚板を渡す方法。つっぱり棒は耐荷重に注意して選んでください。棚板を載せるなら、1本あたり10kg以上に耐えられる製品を選びましょう。

ディアウォールで作る本格的な壁面収納

最近人気なのがディアウォールという商品です。正式には「突っ張り壁面収納」と呼ばれるもので、つっぱり棒よりさらに強度が高く、見た目も本格的な壁面収納が可能です。ディアウォール

2×4材という規格の木材を支柱にして、間に好みの棚板を取り付けるだけで、壁に固定したかのような本棚が完成します。天井高さに応じて木材をカットしてもらう必要がありますが、ホームセンターで1カット数十円で加工してくれます。

マグネット収納で冷蔵庫まわりを有効活用

キッチンの壁面収納で意外と盲点なのが、冷蔵庫の側面。マグネットが使える壁です。スパイスラックやキッチンペーパーホルダーをマグネットで取り付ければ、穴も接着剤も不要です。

ただし電子レンジの側面や、ステンレス素材の冷蔵庫ではマグネットが効かないことがあるので、事前に確認してください。

有孔ボードで自由自在の壁面収納

有孔ボード、英語で言うペグボードも、賃貸OKな壁面収納の定番です。ボードに規則的に開いた穴にフックや棚受けを差し込んで、自由にレイアウトを変更できます。有孔ボード

自立式のスタンドタイプなら壁に立てかけるだけで使えます。壁に固定しない分、耐荷重は落ちますが、ディスプレイ中心の軽い収納なら問題ありません。

見た目もおしゃれで、ヘッドホンや帽子、アクセサリーなど「見せる収納」に向いています。

マグネットペイントという裏技

もっと自由度を求めるなら、壁そのものをマグネット対応にしてしまう方法もあります。マグネットペイントという特殊な塗料を壁に塗ると、その面全体がマグネット対応になります。その上から好みの色の水性塗料を重ね塗りすれば、元の壁と見た目はほぼ変わりません。

賃貸の場合、退去時に原状回復できるかどうかが問題になりますが、マグネットペイント専用の下地シートを使えば、剥がせるタイプもあります。大家さんや管理会社に事前確認してから実施してください。

穴を開ける方法で作る本格的な壁面収納

持ち家や原状回復の心配がない方は、壁にビス留めする固定式のほうが耐荷重も上がって安心です。

作り付け風の壁面収納を実現する手順

まず間柱の位置を探し、下地がある場所に印をつけます。下地がない部分にビスを打つと石膏ボードだけでは支えきれず、荷重で抜けます。天井近くに取り付ける棚は特に危険なので、必ず間柱にビスを打ってください。

棚受け金具を取り付け、その上に棚板を固定するのがシンプルな方法です。L字金具なら棚受け金具で探せます。ブラケットと呼ばれるオシャレなデザインのものも多数あり、見せる収納としても映えます。

壁面収納に適した木材の選び方

棚板にはSPF材(スプルース・パイン・ファー)がよく使われます。軽くて加工しやすく価格も手頃。カットした断面をサンドペーパーで整え、お好みでオイルやワックスで仕上げると、ぐっと高級感が出ます。

1×4、1×6、2×4といった規格の数字はインチ表記で、1×4は幅約89mm、1×6は約140mm、2×4は約89mm×38mmの角材です。棚の奥行きを何センチにしたいかで選んでください。

壁面収納制作時の費用目安

規模や材料によってかなり差は出ますが、参考に費用感をまとめました。

  • つっぱり棒+100均ボードの簡易棚:1,000〜2,000円
  • ディアウォール+2×4材+棚板の本格本棚:6,000〜12,000円
  • 有孔ボード+フックセット:3,000〜6,000円
  • 電動工具+木材+金具でのフルDIY棚:10,000〜20,000円

ホームセンターで端材コーナーを覗くと、半額以下で木材が手に入ることもあります。まずは小さな棚から試して、コツをつかんでから大きな壁面収納に挑戦するのが賢い順序です。

壁面収納DIYでおしゃれ度を格上げするコツ

せっかくDIYするなら、実用性だけでなく見た目にもこだわりたいですよね。

見せる収納と隠す収納を分ける

壁面収納は目線より上に作ることが多いので、雑多なものを見せると生活感が出すぎてしまうことも。よく使うおしゃれなアイテムは見せて、ごちゃつくものはボックスやバスケットに隠す。このメリハリだけで一気にインテリア上級者感が出ます。

配線隠しも一緒に計画する

テレビ周りやデスク上の壁面収納を作るなら、配線コードの取り回しも同時に考えておきましょう。せっかく壁面が整ってもコードが垂れ下がっていては台無しです。モールや配線カバーで壁と同じ色に塗装して沿わせれば、視覚的なノイズが減ります。配線カバー

季節や気分でレイアウトを変えられる柔軟性

壁面収納は作りっぱなしにせず、定期的に模様替えできる仕組みにしておくと飽きません。有孔ボードならフックの位置を変えるだけで印象が変わりますし、可動棚にしておけば収納するもののサイズに合わせて棚板の高さを変えられます。

DIYで棚受けを固定するときに、あえてダボ穴式の可動棚に挑戦してみるのもありです。ダボ穴を等間隔で開けるのは少し手間ですが、ジグというガイド工具を使えば初心者でもまっすぐ開けられます。ダボ穴ジグ

場所別に見る壁面収納の実例とアイデア

リビング

家族全員の共用スペースだからこそ、散らかりがちなリモコンや郵便物を壁面に集約しましょう。ウォールポケットを壁に並べるだけでも、テーブルの上はだいぶすっきりします。見せる本棚として壁一面の本棚を作れば、それがそのままインテリアの主役になります。

キッチン

調理台まわりはスペースが限られているので壁面収納がとても効果的。スパイスラックを壁に作ると、調理中に手が届く範囲でとても快適になります。ただし油はねや水はねには注意。換気扇の近くやコンロの真上は避けて、清掃しやすい素材を選びましょう。

デスクまわり

テレワークの作業効率を上げたいなら、デスク上の壁をフル活用。モニターの上に棚を設置して資料や文房具を置けるようにすると、デスクの作業スペースが広がります。ケーブル類をマグネットフックで浮かせておく小技もおすすめです。

玄関

意外と収納がない玄関こそ、壁面収納の出番。帽子や鍵、折りたたみ傘など「出がけにサッと取れる」収納を作っておくと、毎日の動線がスムーズになります。狭い玄関なら、薄型の壁面収納を意識してください。奥行き15cmもあれば十分です。

壁面収納DIYを安全に楽しむための注意点

最後に、安全面で必ず押さえるべきポイントをまとめます。

耐荷重を必ず確認する
壁に取り付けた棚にかけられる重さは、見た目以上にシビアです。特に本は重いです。コミック全巻セットともなると数十キロになることも。棚板の素材と金具の耐荷重、そして壁の強度の3つを総合的に判断してください。

地震対策を忘れない
壁面収納は高い位置に重量物を置くことも多いので、地震の際に落下するリスクがあります。重いものは腰よりも下に収納するのが基本です。やむを得ず高い棚に置く場合は、滑り止めシートや転倒防止バーを設置してください。転倒防止ベルト

DIYは自己責任であることを理解する
賃貸で穴を開けてしまった場合の原状回復費用や、壁内部の配管を傷つけた場合の修理費は、自己負担になります。不安がある作業は無理せず、専門業者に依頼することも選択肢として持っておきましょう。

適切な工具を正しく使う
電動工具は便利ですが、使い方を誤るとケガのもとです。軍手を着用し、髪が長い方はまとめてから作業。保護メガネもできれば着用してください。小さな木くずが目に入ることもあります。

壁面収納DIYで理想の空間を手に入れよう

ここまで読んで「とりあえず小さな棚から始めてみようかな」と思ったなら、もう半分成功です。壁面収納DIYの一番の敵は「難しそう」という先入観です。

つっぱり棒と100均のワイヤーネットだけでも立派な壁面収納はできますし、週末の半日でできるプロジェクトから始めれば失敗も少ない。

作った喜びと、部屋がすっきりした快適さは格別です。まずはスマホで部屋の壁を一枚撮って、「ここに何が置けたら便利かな」とイメージしてみてください。

自分の手で暮らしをアップデートするのって、思っているよりずっと簡単で楽しいものです。さあ、壁面収納DIY、今日から始めてみませんか?

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