壁をDIYで漆喰風に仕上げたい。そんなときに候補に上がるのが「モルモル」です。
でも、実際に使った人の口コミを見ると「臭いがきつい」「気泡ができた」といった声もチラホラ。デメリットが気になって、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、モルモルのデメリットを中心に、その対策方法や製品ラインナップの違いまで詳しく解説します。デメリットを理解したうえで、自分に合った製品かどうか判断できるように、しっかりと情報を整理していきましょう。
モルモルとは?まずは基本を確認
モルモルは、ニッペホームプロダクツ株式会社が販売する水性シリコン壁用仕上・補修材です。漆喰のような自然な風合いと凹凸感を手軽に楽しめる塗料で、DIY愛好家を中心に人気を集めています。
大きな特徴は、シックハウス原因物質を配合していない「F☆☆☆☆」を取得している点。安全性に配慮した商品であることが、公式情報でも確認できます。
ただし、あくまで「漆喰風」の仕上がりを楽しむ装飾用の塗料であり、本物の漆喰のような調湿効果や防臭効果があるわけではない点は、あらかじめ押さえておきましょう。
モルモルの主なデメリット3つ
実際にモルモルを使ったユーザーの声や製品の性質から、主なデメリットは次の3つに集約されます。
1. 施工中・乾燥中の強い臭い
モルモルのデメリットとして最も多く挙げられるのが「臭い」です。
特に「屋内外兼用」タイプは、塗装中と乾燥中に独特の強い臭いが発生するという口コミが多数見られます。一部の口コミでは「1週間以上臭いが続いた」という報告もあるため、臭いに敏感な方や、すぐに部屋を使いたい場合は注意が必要です。
ただし、公式情報によると、2024年10月に発売された「屋内用」は従来品より臭いが少ない設計になっています。室内での使用をメインに考えているなら、この点は大きな判断材料になるでしょう。
2. 厚塗りすると気泡が発生する
モルモルは厚めに塗ると気泡ができやすいという性質があります。DIY情報サイトなどでも共通して指摘されているポイントです。
気泡ができると仕上がりの見た目が悪くなるだけでなく、そこから剥がれやすくなる原因にもなります。せっかく塗った壁が思うように仕上がらないと、かなり残念な気持ちになってしまいますよね。
このデメリットは、塗り方のコツを掴めば十分に防げるものでもあります。あとで対策方法を詳しく説明するので、安心してください。
3. 衣類に付着すると落ちない
水性塗料ではありますが、モルモルは衣類に付着すると落ちにくいという性質があります。これは公式情報でも注意喚起されている点です。
うっかり普段着で作業してしまうと、お気に入りの服をダメにしてしまう可能性も。作業時は必ず作業着を着用するか、汚れてもよい服装で臨むようにしましょう。
デメリットを踏まえたうえでのメリット
デメリットばかり気になってしまうと、モルモルを選ぶのが不安になるかもしれません。ここで、あらためてメリットも確認しておきましょう。
- 手軽に漆喰風の壁が作れる:本物の漆喰は施工が難しくプロに依頼するのが一般的ですが、モルモルはDIY初心者でも比較的扱いやすい
- F☆☆☆☆を取得:シックハウス原因物質を配合していない安全性の高さ
- パテ代わりにもなる:厚みがあるので、壁の小さな凹みやひび割れを補修しながら仕上げられる
- カラーバリエーションが豊富:ホワイトに加えて8色のカラーバージョンも展開
デメリットを理解したうえで、これらのメリットが自分にとって魅力的かどうかを判断するとよいでしょう。
屋内用と屋内外兼用の違い
モルモルには「屋内用」と「屋内外兼用」の2種類があります。公式情報に基づいて、その違いをしっかり確認しておきましょう。
| 比較項目 | 屋内用 | 屋内外兼用 |
|---|---|---|
| 臭い | 従来品より少ない設計 | 施工中・乾燥中に強い臭いあり |
| 抗菌・消臭機能 | あり | なし |
| 耐久性・防カビ性 | 屋内基準 | 屋外にも対応する高い耐久性 |
| 使用場所 | 室内専用 | 室内・屋外どちらでもOK |
| 容量 | 12kg | 14kg |
| 塗り面積 | 約12㎡ | 約14㎡ |
| カラー | カラーバリエーションあり | ホワイトのみ |
このように、それぞれに得意な分野が異なります。室内で使うなら「屋内用」、屋外のブロック塀などにも使いたいなら「屋内外兼用」を選ぶのが基本ですね。
デメリットへの具体的な対策方法
ここからは、モルモルの代表的なデメリットに対する具体的な対策を紹介します。
臭い対策
屋内用を選ぶのが最も効果的な対策です。公式情報でも「従来品より臭いが少ない設計」と案内されているので、室内使用がメインならこちらを選びましょう。
どうしても「屋内外兼用」を使う場合や、それでも臭いが気になる場合は、以下の対策を組み合わせてください。
- 施工中はもちろん、乾燥中も窓を開けて徹底的に換気する
- 扇風機やサーキュレーターを使って空気を強制的に循環させる
- 施工後はできるだけその部屋を使わず、乾燥期間を確保する
- 活性炭や消臭剤を置くのも効果的という声もある
気泡対策
気泡を防ぐには、「薄塗りを心がける」ことが何より大切です。
- 一度に厚く塗ろうとせず、2〜3回に分けて薄く重ね塗りする
- 塗る前に下地の状態をしっかり整える(ひび割れや凹みは事前に補修)
- ローラーやコテを使う際は、空気が入らないように均一に伸ばす
- 気泡ができてしまった場合は、乾燥前にヘラなどでならす
初心者の方は特に「もっと塗らなきゃ」と思いがちですが、薄塗りを徹底するだけで仕上がりが格段に変わります。
衣類の汚れ対策
こちらはシンプルです。作業着か汚れてもよい服装で作業する。それに尽きます。
また、床や家具への飛び散りも考慮して、しっかり養生することも忘れずに。公式情報でも飛び散りやすい性質には触れられています。
よくある疑問
Q. 臭いはどれくらい続きますか?
口コミでは個人差が大きく、「数日で気にならなくなった」という声もあれば、「1週間以上続いた」という声もあります。使用する製品(屋内用か屋内外兼用か)や換気の状況によっても変わるため、一概には言えません。
Q. 砂壁や繊維壁に使えますか?
公式情報では注意事項として、剥がれ落ちる可能性がある不安定な砂壁には使用できないとされています。状況によってはシーラー処理が必要な場合もあるので、不安な場合は公式情報や販売ページで対応状況を確認しましょう。
Q. 浴室などの湿気が多い場所に使えますか?
公式情報によると、浴室などの湿気が多い場所や水がかかる場所への使用は推奨されていません。どうしても使いたい場合は、事前に公式サポートに確認することをおすすめします。
Q. 本物の漆喰とは何が違うんですか?
モルモルはあくまで「漆喰風」の見た目を楽しむ装飾材です。本物の漆喰のような調湿効果や消臭効果、空気を浄化する効果などは期待できません。その代わり、DIYで扱いやすく、安全性にも配慮されている点が大きな違いです。
モルモルが向いている人・向いていない人
ここまでデメリットや対策を見てきたうえで、どんな人に向いているのかを整理しましょう。
向いている人
- 漆喰風の壁をDIYで手軽に楽しみたい人
- 安全性(F☆☆☆☆)を重視する人
- 臭い対策ができる環境にある人(換気ができる、別の部屋で過ごせるなど)
- 屋内用を選べば、臭いに敏感な人でも使いやすい
向いていない人
- 本物の漆喰のような調湿・消臭効果を求めている人
- 臭いに極端に敏感で、換気が十分にできない環境の人
- すぐに部屋を使いたい人(乾燥時間や臭い抜けの期間を確保できない)
- プロ並みの仕上がりを求める人(DIYには限界があります)
自分の環境や目的と照らし合わせて、どちらに当てはまるか考えてみてください。
購入前に確認すべき注意点
モルモルを購入する前に、あらためて確認しておきたいポイントをまとめます。
- 価格や仕様は変更される場合があります:購入前に必ず公式販売ページで最新情報を確認しましょう
- 用途に合った製品を選ぶ:屋内用と屋内外兼用で特性が大きく異なります
- 衣類や家具への付着に注意:しっかり養生して作業に臨みましょう
- 乾燥時間を確保する:夏で約3時間、冬で約6時間は乾燥に時間がかかります。公式情報で確認できる数値なので、スケジュールに余裕を持って
- 塗りすぎない:気泡の原因になります。薄塗りを心がけて
まとめ
モルモルのデメリットは、「施工中・乾燥中の強い臭い」「厚塗りによる気泡」「衣類への付着」の3つが主なものです。
しかし、これらのデメリットにはそれぞれ明確な対策があります。屋内用を選ぶ、薄塗りを徹底する、作業着を着用する。この3つを守るだけでも、失敗する確率はぐっと下がるでしょう。
また、モルモルはあくまで「漆喰風」の仕上がりを楽しむ装飾材です。本物の漆喰のような機能性を期待するのではなく、手軽さと見た目を重視するなら、とても魅力的な選択肢のひとつになります。
ご自身の環境や目的に合わせて、屋内用と屋内外兼用の違いを比較したうえで、納得して選んでくださいね。


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