竹用ドリルとは?普通のドリルと何が違うの?
「竹に穴を開けたいけど、普通のドリルだと割れてしまわないかな?」
そんな悩みを持ったことはありませんか?竹は繊維が縦に走っているため、通常の木工用ドリルで穴を開けると、出口付近でバリが大きく出たり、最悪の場合、竹自体が割れてしまうことがあります。
そこで登場するのが竹用ドリルです。名前は「竹用」ですが、じつは竹だけでなく、さまざまな素材に対応している高性能なドリルビットなんです。ここでは、竹用ドリルの特徴や通常のドリルとの違い、サイズ選びのポイントまでわかりやすく解説していきます。
竹用ドリルと一般的な木工ドリルの違い
竹用ドリルと一般的な木工用ドリル(先端にネジが切ってあるタイプ)では、見た目も穴あけのメカニズムも大きく異なります。
一般的な木工用ドリル(先端ネジ式)
一般的な木工用ドリルは、先端にネジが切ってあり、回転させると自動的に材料に引き込まれていくのが特徴です。このおかげで、押す力をあまり必要とせずに素早く穴を開けられます。値段も手頃で、ホームセンターでも簡単に手に入ります。
ただし、その「引き込み力」が逆にデメリットになることも。竹のような硬くて繊維質な素材では、急に引き込まれた衝撃で割れてしまったり、穴の出口で大きくバリが出てしまうんです。また、深さを調整したいときに、思い通りに止めるのが難しいという声もよく聞かれます。
竹用ドリル(スターエム No.601)
一方、竹用ドリルの代表格である竹用ドリル スターエムは、先端にネジがありません。代わりに、左右対称のW刃(ケガキ刃が2枚)を持ち、先端が鋭角に尖っているのが特徴です。この形状により、ドリルを「押す力」に応じて少しずつ進んでいくため、穴あけのコントロールが非常にしやすいんです。
また、逆回転させなくてもビットが抜けやすいのも便利なポイント。竹はもちろん、木材や塩ビ、アクリル、硬質ゴムなど、多種多様な素材に対応しています。
竹用ドリルのメリットとデメリット
メリット
1. バリが少なく、割れにくい美しい穴あけができる
竹用ドリルの最大の魅力は、その仕上がりの美しさです。竹あかりなどの作品作りでは、穴の見た目が作品のクオリティに直結します。竹用ドリルで開けた穴はバリが非常に少なく、仕上がりがきれいだとDIY愛好家の間で評判です。
2. 深さ調整がしやすい
先端がネジ式ではないため、「どのくらいの深さまで穴を開けたいか」を自分の力加減でコントロールできます。止め穴(深さを指定した穴あけ)が必要な作業にもぴったりです。
3. 多種材に対応している
竹以外にも、一般木材はもちろん、塩ビやアクリル、硬質ゴムなど、さまざまな素材に使える汎用性の高さも大きなメリットです。
デメリット
1. 一般的な木工ドリルより価格が高い
高性能な分、価格は一般的な木工ドリルより高めに設定されています。サイズによって異なりますが、税抜1,100円〜2,750円程度です。
2. 再研磨が難しい
自分で刃を研いで再使用するのが難しい(メーカーも非推奨)という点は知っておきたいポイントです。切れ味が落ちたら買い替えが必要になるため、長期的なコストとして考える必要があります。
3. 切削速度はやや遅い
先端がネジ式ではないため、素材に引き込まれる感覚は少なく、穴あけのスピードは一般的な木工ドリルより遅くなる傾向があります。
こんな人に向いています / 向いていません
向いている人
- 竹あかりなどの作品作りで、穴の仕上がりの美しさを重視する人
- 竹やアクリルなど、割れやすい素材に穴を開ける機会が多い人
- 穴の深さを微調整しながら作業したい人
向いていない人
- とにかくコストを抑えたい人
- 作業スピードを最優先したい人
- 頻繁に刃を研いで長く使い回したい人
サイズ展開と価格帯
竹用ドリル スターエムは、3mmから21mmまで、1mm刻み(一部0.5mm刻み)で幅広いサイズが用意されています。用途に合わせて選べるのがうれしいポイントです。
価格はサイズによって異なり、税抜1,100円〜2,750円(記事執筆時点の情報)です。購入の際は、税込価格を販売ページでご確認ください。
竹用ドリルを使う際の注意点
竹用ドリルを安全に、そして長く使うために、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
適正回転数を守る
公式情報では、適正回転数は3,000回転/分以下とされています。特に樹脂材(塩ビやアクリル)に15mm以上の穴を開ける場合は、1,300〜3,000回転/分未満を目安にしましょう。回転数が速すぎると、ビットの摩耗が早まったり、加工がうまくいかない原因になります。
インパクトドライバを使う場合
六角軸(6.35mm)なので、インパクトドライバにもワンタッチで装着できます。ただし、14.4V以上のインパクトドライバの使用が推奨されています。バッテリーの容量が足りないと、パワー不足でうまく穴が開けられないことがあります。
メンテナンスについて
再研磨は基本的にできないと考えておいたほうがよいでしょう。切れ味を少しでも長く保つためには、使用後にシリコンスプレーなどを吹きかけて錆を防ぎ、汚れを拭き取るといったメンテナンスが効果的です。
よくある質問
Q. 竹用ドリルは竹以外の木材でも使えますか?
はい。一般木材はもちろん、塩ビやアクリル、硬質ゴムなど、幅広い素材に対応しています。「竹用」という名前ですが、汎用性の高いドリルビットです。
Q. 値段が高いけど、それだけの価値はありますか?
仕上がりの美しさや、穴あけのコントロールのしやすさを重視するなら、十分に価値のある投資と言えるでしょう。特に、作品のクオリティが問われる竹あかり作りなどでは、このドリルを選ぶメリットは大きいです。
Q. インパクトドライバで使えますか?
はい。六角軸(6.35mm)なので、インパクトドライバにワンタッチで装着して使用できます。
竹用ドリルで美しい穴あけを叶えよう
竹用ドリルは、名前こそ「竹用」ですが、多種多様な素材に対応できる高性能なドリルビットです。特に、バリが少なく割れにくい美しい穴あけができる点は、他のドリルにはない大きな魅力。価格がやや高めで再研磨が難しいというデメリットはあるものの、仕上がりを重視する人にとっては十分に検討する価値のあるアイテムです。
竹あかり作りや、アクリル加工など、きれいな穴あけが求められるプロジェクトに取り組むなら、ぜひ竹用ドリル スターエムをチェックしてみてください。サイズ展開も豊富なので、自分の用途に合った一本が見つかるはずです。また、セット商品の竹あかり四季 スターエムも販売されているので、まとめて揃えたい方にはそちらもおすすめです。
どんなドリルを選べばいいか迷ったときは、この記事を選ぶときの判断材料の一つとして活用してくださいね。

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