「古いマキタの工具が手元にあるんだけど、バッテリーがもうダメみたいで…」「24Vって書いてあるけど、今売ってる18Vのバッテリーって使えるのかな?」
工具を使い続けていると、必ず直面するのがバッテリーの寿命問題です。特に「マキタ 24V バッテリー」で検索している方の多くは、2000年代から2010年代前半に購入した思い入れのある工具を、まだまだ現役で使いたいと考えている職人さんやDIY愛好家の方だと思います。
ただ、この24Vシリーズ、ちょっと特殊なんです。今ホームセンターで見かけるマキタの青いバッテリーとは全く別物。今回はその謎に包まれた「24Vバッテリー」の正体と、これからどうすればいいのかを、包み隠さずお話ししていきます。
マキタ24Vバッテリーとは何か?まずは「現行品ではない」という現実を知ろう
結論から申し上げますと、マキタの24Vバッテリーは、現在マキタが主力として展開しているリチウムイオンシリーズではありません。
これは「Makstar(マックスター)」と呼ばれていたシリーズで採用されていたニッケル水素バッテリーです。今のように「18V」とか「40V」といった表記が統一される前の過渡期に存在した規格なんですね。
つまり、今あなたがお手持ちの工具に「24V」と刻印されているなら、それはかなり長く頑張ってくれているベテラン工具です。そして残念ながら、現在のマキタ純正ラインナップからは新品の24Vバッテリーは事実上姿を消しています。
だからこそ、ネットで検索しても「あれ?互換品ばかり出てくるな」という状況になっているわけです。
あなたの工具に合う型番はどっち?主要互換バッテリーを確認しよう
「それでも何とかして使いたいんだ!」という方のために、まずはあなたの工具がどのバッテリーを求めているのかを特定しましょう。
マキタの24Vバッテリーには、主に以下の2つの純正型番が存在しました。もし互換バッテリーを探すにしても、この型番がベースになります。
- BH2433 (品番: 193740-8): 3.3Ahの大容量タイプ。レシプロソーやマルノコなど、電力消費の激しい工具にお使いだった方におすすめのスペックです。
- BH2420 (品番: 193737-7): 2.0Ahの標準タイプ。インパクトドライバーやライトなど、比較的負荷の軽い作業向けでした。
注意してほしいのは「スライド式」という端子形状です。今のLXT(18V)シリーズもスライド式ですが、形が微妙に異なり物理的に挿入できません。無理やり押し込むと端子を破損しますので絶対にやめてください。
稼働時間の目安は?懐かしのデータから読み解く性能
古い資料を紐解くと、当時のマキタ24Vバッテリーの実力が垣間見えます。例えば、現場でよく使われたワークライト(BML240)での使用感を見てみましょう。
- BH2433 (3.3Ah) 使用時: 約17時間の連続点灯が可能でした。
- BH2420 (2.0Ah) 使用時: 約11時間の連続点灯が可能でした。
ニッケル水素バッテリーはリチウムイオンに比べると重く、継ぎ足し充電に弱い(メモリー効果がある)という弱点はありますが、当時としては十分なパワーを発揮していた証拠です。
もし今、互換バッテリーを購入する際には、この「3.3Ah」という数字を一つの基準にしてください。容量が大きいほど一度の充電で長く作業できます。
どうしても24Vを使い続けたい場合の「現実的な選択肢」
さて、ここからが一番大事な話です。純正新品が無い以上、あなたが取れる選択肢は主に二つです。
1. 互換バッテリーを購入する
Amazonや楽天市場で「マキタ 24V バッテリー BH2433 互換」と検索すると、多くのサードパーティ製バッテリーがヒットします。価格は純正の半額以下であることが多いです。
ただし、ここは自己責任の領域です。粗悪なセルを使った互換品は発熱や発火のリスク、あるいは工具側の基板を傷める可能性もゼロではありません。購入する際は、レビュー評価が高く、PSEマーク(電気用品安全法)の記載があるものを選ぶことを強くお勧めします。
2. バッテリーを「再生(リセル)」に出す
もう一つの賢い方法は、バッテリー再生サービスを利用することです。今ある手元の「BH2433」のケースを開けて、中のニッケル水素セルだけを新しいものに交換してくれる業者が存在します。費用はかかりますが、純正の筐体を使うため端子の接触不良リスクが少なく、何より愛着のあるバッテリーを延命できます。
長い目で見るなら「18V(LXT)への移行」という賢い投資
ここで少し立ち止まって考えてみてください。
古いBJR240SHE(レシプロソー)のために、互換バッテリーに毎回1万円近くを払い続けるのか。それとも、これを機に次のステージに進むのか。
マキタの現行主力である18V LXTシリーズは、互換機種が350種類以上ある巨大なプラットフォームです。
例えば、24V時代の古いインパクトドライバー(BTW200SA)から、最新の18Vブラシレスモーター搭載機に買い替えると、その軽さとパワーに驚くはずです。バッテリーの持ちも段違いですし、何より「バッテリーが無くて困る」というストレスから永遠に解放されます。
「まだ動くから捨てるのは忍びない」という気持ち、痛いほどわかります。ただ、バッテリーという消耗品に悩まされ続ける時間とお金を天秤にかけてみてください。
まとめ:マキタ24Vバッテリーの種類と互換性を徹底解説!選び方の決定版
今回は「マキタ 24V バッテリー」について、その正体から入手方法、そして未来への展望までお話ししました。
- 24Vバッテリーはニッケル水素であり、現行のリチウムイオンとは互換性が一切ない。
- どうしても使いたい場合は、BH2433またはBH2420の互換品を探すか、再生サービスを検討する。
- 長期的に見れば、バッテリー代を最新の18V工具への投資に回す方が結果的にコストパフォーマンスが良い。
古い道具ほど手に馴染み、愛着が湧くものです。でも、たまには思い切って道具をアップデートしてあげることも、良い仕事をするための秘訣かもしれませんね。
あなたの作業場が、少しでも快適になることを願っています。

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