「トイレの床、なんとなく黒ずんできたな」「古いクッションフロアが剥がれてきて見栄えが悪い」そんな小さなストレス、ありますよね。でも、業者に頼むと数万円はかかるし、そもそもトイレって狭い空間だから、業者を入れるのもなんだか気が引ける。
だったら、いっそ自分でやってみませんか?
実はトイレの床張り替えは、DIYの中でもかなり入門編。必要な道具も少なく、土日を使えば十分完成を目指せます。この記事では、初めての方でも失敗しない手順と、コストをグッと抑える賢い素材選びのコツを、実際の体験談を交えながらお伝えします。
トイレの床張り替えDIY、まずは現状をチェック
張り替えを始める前に、今の床がどんな状態か確認しておきましょう。これで作業時間も仕上がりも大きく変わります。
まず、既存の床材が何かをチェック。多くのトイレは「クッションフロア(CFシート)」と呼ばれる塩ビ素材のシートが貼られています。表面が少し柔らかくて、継ぎ目が目立たないやつです。
もし古い家で、陶器のタイルが貼ってある場合は、その上から新しいシートを貼れるか、一度剥がすべきかの判断が必要。タイルの上からでも施工できる厚手のクッションフロアもあります。
あとは便器の根元の状態。ここに黄ばみや黒カビが発生していたら、張り替え前にしっかりカビ取りをしておきましょう。せっかく床を新しくしても、根元から汚れが浮き上がってきたら悲しいですからね。便器と床の隙間を埋めるコーキング剤が劣化していたら、これもついでに打ち替えるのが正解です。
トイレ床DIYの費用を抑える、おすすめ素材3選
床材選びで仕上がりも予算も決まります。ここではDIYで扱いやすく、コストパフォーマンスに優れた素材を3つ紹介します。
クッションフロア(CFシート)
ホームセンターで手に入る王道素材。1m幅で切り売りしてくれるので、トイレのような狭いスペースなら千円前後でお釣りがくることも。
裏面がシールになっている「はがせるタイプ」なら、両面テープを貼る手間も省けます。賃貸の方にも安心の原状回復できる商品です。防汚・防水加工のものを選べば、お手入れもラクになりますよ。
フロアタイル
塩ビ素材のタイル状パネル。最近は裏面が粘着加工された置くだけタイプが人気です。カッターで簡単にカットできるから、便器の曲線部分の処理も意外と簡単。
石目調や木目調のデザインが豊富で、トイレ空間をワンランク上の雰囲気にしたい人におすすめ。6枚入りで千円台からと、コスパも優秀です。
クッションフロアの重ね貼り専用シート
実は一番手軽なのがこれ。既存の床が大きく傷んでいなければ、古いクッションフロアの上から直接貼れる薄手シートがあります。厚みが0.5mm以下なので、ドアの開閉にも干渉しません。便器を外さずに、便器まわりをカッターで切り抜きながら貼っていけるから、作業時間は1時間もかからないでしょう。
便器は外す?外さない?それぞれの手順とコツ
DIYで一番迷うのが「便器を外すべきか問題」。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分のスキルと相談して決めてください。
【上級者向け】便器を外して全面張り替え
便器を取り外せば、トイレの床全面に隙間なく床材を貼れます。見栄えは最高。でも、水まわりの配管に触れるので少しハードルが上がります。
手順は、
- 止水栓を閉めてタンクの水を抜く
- 便器を固定しているボルトを外す
- 便器を持ち上げて移動(重いので二人作業が安心)
- 床を清掃・脱脂してから新しい床材を貼る
- 便器を元に戻し、新しいコーキングで隙間を埋める
外したついでに、便器と床をつなぐ「フランジ」や「排水ソケット」のパッキン交換もしておくと水漏れ防止になります。トイレ用パッキンは数百円で買えるので、このタイミングで交換がおすすめです。
【初心者向け】便器を外さずに貼る方法
時間も労力も半分以下で済むのがこの方法。便器の形状に合わせて床材をカットしながら貼っていきます。
コツは型紙を作ること。大きめのクラフト紙や新聞紙を便器の根元にあてがい、鉛筆でなぞって型を取ります。その型を床材に写してカットすれば、ピッタリサイズに。
便器の根元はどうしても微妙な隙間ができるので、仕上げにコーキング剤を打ってふさぎましょう。防カビタイプを選べば、黒ずみ知らずで清潔感をキープできます。
仕上がりを左右する下地処理と道具選び
素材や手順と同じくらい大事なのが「下地処理」。ここを雑にすると、数ヶ月で剥がれてきたり、凸凹が目立ったりします。
古いクッションフロアを剥がした後は、床に接着剤のノリ残りがあるはず。スクレーパーで丁寧に剥がし、最後はアルコールで脱脂しましょう。ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が仕上がりの差になります。
必須道具は以下の通り。
- カッター(刃はこまめに折って常に鋭利に)
- 金属定規
- スクレーパー
- 両面テープ(床材用の強力タイプ)
- コーキング剤とコーキングヘラ
カッターの切れ味が悪いと、クッションフロアの断面がギザギザになって継ぎ目が汚く見えてしまいます。替え刃はケチらず、ちょっとでも切りにくいと感じたらすぐ折りましょう。
賃貸でも大丈夫?原状回復のポイント
賃貸住宅で床を張り替える場合、退去時に元に戻せるかが最大の関心事ですよね。
結論から言うと、剥がせるタイプのクッションフロアや置くだけフロアタイルを選び、両面テープも「はがせるタイプ」を使えば、原状回復は十分可能です。
ただし注意点がひとつ。古いクッションフロアを剥がしてしまうと、それは「現状変更」にあたる可能性があります。基本的には既存の床の上から貼るのが賃貸DIYの鉄則。不安な場合は施工前に大家さんか管理会社に確認しておくと安心です。
どうしても既存床を剥がしたい場合は、剥がしたシートを捨てずに保管しておき、退去時に戻せるようにしておきましょう。
トイレ床DIYをきっかけに、プチリフォームを楽しもう
床が新しくなると、トイレ全体の印象が見違えますよね。どうせなら便座カバーやマットも新調して、統一感を出してみませんか。
壁の一面だけに貼れるトイレ用壁紙シートをアクセントに使えば、短時間でホテルライクな空間に早変わり。最近は100均でもDIY用の小さな壁紙シートが手に入るので、気軽に挑戦できます。
トイレの床張り替えDIYは、一度やってみると「なんだ、こんなに簡単だったんだ」と思えること請け合い。週末の半日で、家族が一番使う空間を気持ちよくリセットしてみませんか。快適なトイレは、毎日の小さな幸せにつながりますから。

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