庭の目隠しやおしゃれな空間づくりにぴったりなウッドフェンス。でも業者に頼むと「思ったより高い…」と感じたり、いざDIYしようとすると「本当に倒れないかな」「材料は何を選べばいいんだろう」と不安になりますよね。
そこで今回は、はじめての人でも失敗しないDIYウッドフェンスの作り方を、素材の選び方から安全に仕上げるテクニックまでじっくりお話ししていきます。
なぜDIYウッドフェンスが人気なのか
まず、DIYウッドフェンスが選ばれる一番の理由はコストの安さです。たとえば業者に依頼すると30万円かかる工事が、DIYなら材料費の9万円で済んだという例もあります。
しかも自分の庭にぴったりのサイズ感や色味を選べるのも大きな魅力。規格品にはない、世界にひとつだけの空間が手に入ります。
失敗しない素材選びの基本
DIYウッドフェンスでいちばん悩むのが素材選び。材木には大きくわけて3つの選択肢があるので、自分のライフスタイルに合わせて検討してみましょう。
天然木ハードウッドの特徴
イタウバやウリンといった高耐久な木材のことで、メンテナンスをほとんどしなくても30年以上もつ頼もしさがあります。
ささくれが少なく、素手で触っても安心。ただ、とても重くて硬いため、カットや穴あけには少しパワーがいる点と、価格が高めなのがデメリットです。
天然木ソフトウッドの特徴
杉やヒノキなどがこちらにあたります。ホームセンターでも手軽に買えて値段が安いのが最大の魅力で、DIY初心者でも扱いやすい柔らかさがあります。
ただし耐久性は5年〜10年ほどで、腐食を防ぐためには定期的な防腐塗料の塗り直しが欠かせません。
人工木という賢い選択肢
樹脂と木粉を混ぜてつくられた人工木は、腐りにくくシロアリ被害の心配もほぼなし。メンテナンスがほとんどいらないので、忙しい人や長い目で見たコスパを重視する人に人気です。
最近の人工木は見た目も本物の木にかなり近づいていて、おしゃれな仕上がりを期待できます。
倒れないウッドフェンスをつくる3つの設計ポイント
DIYで失敗しやすいのが「強度不足」です。とくに目隠し目的で板をびっしり張ると風の抵抗をまともに受けるので、ここは手を抜かないでください。
支柱の埋め込みは70cm以上が鉄則
フェンスの高さが180cmあるなら、支柱は最低でも70cm以上を地面に埋めて、必ずコンクリートで固めます。
埋め込みが浅いと、ちょっとした強風で傾いてしまったり、最悪の場合は根元から倒れてしまいます。
隙間で風圧を逃がす設計
板と板のあいだに10〜15mmの隙間を設ける「目透かし」スタイルなら、風の力をうまく逃がせて倒壊リスクを大幅に下げられます。
完全な目隠しにこだわりすぎず、風通しと採光のバランスを考えることが安全なDIYウッドフェンスへの近道です。
支柱の間隔は100cm〜120cmまで
「材料費を節約したいから」と支柱の間隔を広げすぎると、横桟がたわんで全体がゆるんでしまいます。柱は90mm角のしっかりした材を使い、間隔は100cm〜120cmを目安に設定しましょう。
DIYウッドフェンスの塗装とメンテナンス対策
ソフトウッドを選んだ場合に欠かせないのが防腐・防虫処理です。おすすめの塗料としてよく使われるのが、水性で扱いやすいキシラデコール エクステリア。
広い面積を塗るときは、スポンジ一体型のコテ刷毛があると時短になってとても便利です。塗装は組み立てる前に板の状態でやっておくと、木口までしっかり塗れて防護効果が高まります。
よくあるトラブルと回避テクニック
「コンクリートの上にウッドフェンスを置いたら、雨のあとに茶色いシミがついてしまった」という声をよく聞きます。これは天然木の樹液が原因なので、設置前に漂白剤でひととおり拭いておくか、人工木を選んで根本的に回避するのがおすすめです。
また、既存のブロック塀に穴をあけて木材を差し込むと、ブロックが割れる危険性があります。ブロックへの直接固定はなるべく避け、支柱は新しく土中に埋める設計に切り替えてください。
1メートルあたりの材料費をざっくり試算
DIYのよいところは、高さや幅を自由に決められること。たとえばフェンスの高さを150cmにする場合、人工木の板材なら1枚990円〜1,780円ほどでそろいます。
幅1メートルあたりに必要な板の枚数は、目透かしスタイルで10枚前後。支柱やコンクリート基礎材をあわせても、1メートルあたり1万〜2万円程度におさめることが可能です。
計画の段階できちんと数量を出しておけば、余計な材料を買わずに予算をコントロールできます。
安全性を最優先にしたDIYウッドフェンスのすすめ
DIYウッドフェンスは、きちんと設計のツボをおさえれば見た目も実用性も両方叶うコスパ抜群の選択肢です。
大切なのは「安くあげること」よりも「倒れないこと」。支柱の埋め込み深さや風を逃がす隙間の設計など、基本に忠実に進めれば、素人でもプロに負けない仕上がりを手に入れられます。
ぜひこの記事を参考に、あなただけの理想のウッドフェンスづくりを楽しんでくださいね。

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