モルタル風塗装、後悔しない選び方:費用・耐久性・施工難易度を徹底比較(2026年最新業界動向付き)

「モルタル風の壁、めっちゃおしゃれだよね。でも、本物のモルタルって高そうだし、DIYできるのかな?」

そんな風に思って、このキーワードで検索してきたあなた。実は、モルタル風の見た目を実現する方法は「塗料」と「マイクロセメント」と「本物モルタル」の大きく3つあって、それぞれ費用も耐久性も施工のしやすさも全然違うんです。

結論から言うと、予算と場所と「誰が施工するか」で選ぶべき方法はハッキリ分かれます。まずは自分がどこに、どんな仕上がりを求めているのかを整理するのが、後悔しない第一歩です。

しかも今、塗装業界では2024年度の建築塗装完成工事高が27年ぶりに1兆円を超える(一般社団法人日本塗装工業会、2025年9月発表)など、大きな変化が起きています。塗料の価格や職人の人手事情もこの1年でガラッと変わってきていて、3年前の情報で判断すると「思ってたのと違った」になりかねません。

この記事では、SNSや口コミサイトで実際に上がっている「成功例」と「失敗例」、そして2026年7月時点での業界のリアルな状況を踏まえながら、あなたにピッタリのモルタル風塗装の選び方を徹底解説していきます。

モルタル風塗装を実現する3つの方法とそれぞれの「本当の向き不向き」

一口に「モルタル風」と言っても、実現方法は大きく3つに分かれます。それぞれ「見た目が似てる」だけでなく、材料の特性も施工方法もまったく別物だと思ってください。

モルタル風塗料(水性・特殊塗料)

いわゆる「塗装」の延長線上にある方法です。ローラーやコテを使って、壁に塗料を重ねていきます。

マイクロセメント

セメントと樹脂を混ぜた材料で、左官道具のコテを使って薄く塗り重ねていきます。名前の通り「セメント」ですが、樹脂が入っていることで薄塗りでも強度が出るのが特徴です。

本物モルタル(モールテックスを含む)

セメントと砂を混ぜた本格的な左官材です。厚みもあり、外壁や床などにも使われる伝統的な建材です。

この3つ、単純に「どれがいい」とは言えません。どこに使うか、誰が施工するかで向き不向きがガラッと変わります。

ここが違う!3種類の比較表【2026年7月時点】

比較軸モルタル風塗料マイクロセメント本物モルタル
施工方法ローラー・コテ(塗装技術ベース)コテ(左官技術に近い)左官(高度な専門技術)
適した場所壁(内装中心)壁・床・キッチンカウンター(水回り可)壁・床・外壁
DIY難易度★★☆☆☆(塗装経験があれば挑戦しやすい)★★★☆☆(コテ慣れが必須)★★★★★(プロにほぼ必須)
耐久性・強度普通(擦れや衝撃にやや弱い)高い(樹脂入りで硬い)非常に高い
㎡単価の目安石や本物モルタルより安いが、小面積だと割高になりがちモールテックスよりは安価な設定が多い材料費+職人費で高額になりがち
水回り対応基本的に不可(防水処理が別途必要)可能(浴室・キッチンにも実績あり)可能だが、防水処理が必須
2026年のトレンド影響水性塗料シフトで製品ラインナップ拡大中リフォーム需要増で注目度上昇中職人不足で施工できる業者が減少傾向

(出典:タカラ塗料ブログ「モルタル風塗料やマイクロセメントの特徴」、カラーワークス「メテオレ10シリーズ紹介」、一般社団法人日本塗装工業会セミナー資料をもとに編集部で作成)

この表を見てわかる通り、「安いから」だけで選ぶと、後で「思ってたのと違う…」となる可能性が高いんです。例えば、キッチンのカウンターをモルタル風にしたいのに、塗料を選んでしまうと水拭きでどんどん劣化していくかもしれません。

モルタル風塗装の「今」を変える塗装業界の大変化(2025〜2026年)

ここからは、他のサイトではあまり語られていない「今の塗装業界のリアル」についてお伝えします。これを知っておくだけで、あなたの選び方も変わってくるはずです。

2025年8月に開催された「塗料塗装・最新動向セミナー」(主催:日本塗料工業会、日本塗料商業組合、日本塗装工業会)では、いくつかの衝撃的なデータが発表されました。

まず、2024年度の建築塗装の完成工事高が27年ぶりに1兆円を超えたこと。そして、そのうち約85%が改修工事だというんです。つまり、新築よりも「古いものをきれいにする」リフォーム需要が爆発的に伸びているんですね。

さらに、水性塗料の出荷数量が2019年を底に急伸長していることも明らかになりました。これは、環境意識の高まりや施工時の匂いへの配慮から、水性タイプが選ばれるようになってきた証拠です。

でも、いいことばかりじゃありません。同じセミナーでは、塗料業界の後継者問題にも言及されていて、塗料販売業者の28.8%が「後継者は未定(事業は継続)」13.6%が「自分の代で廃業を検討」 というデータも示されました。日本塗料商業組合による調査です。

これが何を意味するかというと、モルタル風塗装を頼める職人・業者が、この先さらに減っていく可能性があるってこと。逆に言えば、需要は増えているのに供給(職人)が減るわけですから、施工単価は上がっていくでしょう。

実際、2025年から2026年にかけて、原材料価格の高騰やシンナー不足も報じられていて、塗装工事の価格は全体的に上昇傾向にあります。この流れは、モルタル風塗装の現場にも当然影響を与えています。

ユーザーのリアルな声:成功談より失敗談が教えてくれること

SNSやQ&Aサイト、DIY掲示板を調べてみると、モルタル風塗装に関する口コミには「成功した!」という声よりも、「こうすればよかった…」という後悔の声のほうが多く見られました(2026年7月13日時点、X・Yahoo!知恵袋・DIY掲示板調査)。

ポジティブな声(約3件)

  • 「見た目が本物のコンクリートみたいで大満足」という趣旨の投稿。
  • 「塗装とは思えない質感に驚いた」という声。
  • 比較的すんなりDIYで成功したという報告も一部ありました。

ネガティブな声・不満の声(約7件)

  • 「ムラになってしまって、結局プロに頼み直した」という後悔。
  • 「時間が経ったらひび割れ(クラック)が入ってきた」という耐久性への不満。
  • 「思ったより費用がかかった(見積もりと実際の請求額に開きがあった)」。
  • 「下地処理がめんどくさくて、想定の倍時間がかかった(DIYの場合)」。
  • 「塗料の匂いが思ったよりキツくて、しばらく部屋に住めなかった」。

特に目立ったのが 「プロに頼めばよかった」という声。塗料メーカーは「初心者でも簡単」と宣伝することが多いんですが、実際にやってみると「塗る」こと自体は簡単でも、「モルタル風の風合い」を出すのはめちゃくちゃ難しいんです。

あるプロの塗装職人はSNSで「塗装経験10年以上の俺でも、モルタル風塗装でムラになる時がある」とポストしていました。プロでも難しいものを、初心者がキレイに仕上げるのは至難の業なんですね。

モルタル風塗装で絶対に外せない「下地処理」と「メンテナンス」の話

どのサイトも「塗り方」や「商品の良さ」ばかり語りますが、実はモルタル風塗装で最も重要なのは「下地処理」 です。

ユーザーの口コミを見ても「下地処理がめんどくさくて時間がかかった」という声が複数ありました。壁の状態によっては、パテ埋めやサンディング(研磨)に全体の7割以上の時間を取られることも珍しくありません。

また、メンテナンス性についても要注意です。モルタル風の表面はザラっとしていることが多く、フラットな塗装面に比べてホコリが溜まりやすく、汚れも落ちにくい傾向があります。キッチン周りに施工する場合は、特に油汚れが染み込みやすいので、専用の保護コーティングを別途かける必要があるケースも。

これらの「隠れたコスト」や「手間」を事前に把握しておかないと、せっかくおしゃれな壁を手に入れても「掃除が大変…」というストレスを抱えることになります。

ここが盲点!モルタル風塗装で「業者選び」を間違えるとどうなるか

ここまで読んで「じゃあプロに頼もう」と思ったあなた。ここからが本当の正念場です。

塗装業界は今、人手不足が深刻化しています。一般社団法人日本塗装工業会のデータによると、若年層(20〜29歳)の割合は建設業平均の13%に対して塗装業界は約19%と、一見すると若手が頑張っているように見えます。でも、それでも人手が足りていないのが実情です。

つまり、仕事が溢れているのに、それをこなせる職人が足りない。するとどうなるか?

「経験の浅い職人が現場に出てくる」 というリスクが高まります。特にモルタル風塗装やマイクロセメントは、左官的なセンスが求められる高度な技術。経験1〜2年の若手が「なんとなく」施工すると、ムラだらけの仕上がりになる可能性がぐっと上がるんです。

良い施工者を見極める3つのポイント

  1. 施工事例を必ず写真で確認する:自社の施工事例をきちんとポートフォリオとしてまとめている業者は信頼できる証拠です。
  2. 「モルタル風」や「マイクロセメント」の施工実績を直接質問する:塗装全般の経験ではなく、「この工法」の経験年数を尋ねましょう。
  3. 見積もりは3社以上取る:ここで「安い=お得」ではありません。安すぎる見積もりは、手抜き工事のサインかもしれません。

あなたはどれを選ぶべき?3つのパターン別おすすめ

ここまでの情報を踏まえて、あなたの状況に合った選択肢を整理してみましょう。

パターンA:リビングのアクセントウォールだけをモルタル風にしたい(DIY志向)
→ モルタル風塗料がおすすめ。面積が小さければ、失敗してもリカバリーしやすい。どうしても不安なら、端材で練習してから本番に臨んでください。

パターンB:キッチンや洗面所の水回りをモルタル風にしたい
→ マイクロセメント一択。耐水性があり、樹脂入りなのでひび割れにも強い。ただし、施工はプロに依頼するのが無難です。

パターンC:とにかく本物志向で、予算もある程度かけられる
→ 本物モルタル(モールテックス含む)をプロに施工してもらう。仕上がりの重厚感は段違いですが、その分お金も時間もかかります。予算に余裕があるなら、これが一番満足度が高いでしょう。

2026年、モルタル風塗装を成功させるための最終チェックリスト

最後に、モルタル風塗装を検討する際に必ず確認しておきたいポイントをリストアップします。

  • 「どこに使うか」を明確にする(壁なのか床なのか、水回りなのか)
  • 予算の内訳を把握する(材料費+施工費+下地処理費+保護コーティング費)
  • DIYかプロ施工か、自分のスキルと相談する(「なんとかなる」は禁物)
  • 業者に依頼する場合、モルタル風施工の実績を必ず確認する
  • 仕上がりのイメージを具体的に共有する(写真を見せながら打ち合わせするのがベスト)
  • メンテナンス方法も事前に確認する(汚れ落としや再塗装のタイミングなど)

おすすめのモルタル風塗装アイテム

ここからは、実際に購入可能なモルタル風塗装のアイテムをいくつか紹介します。いずれもDIY〜プロ施工まで幅広く使われている信頼性の高い製品です。

VALPAINT メテオレ10 セメント
イタリア生まれの高級感あるモルタル風塗料。色展開が28色と豊富で、インテリアにこだわりたい方におすすめです。水性なので施工時の匂いが気になりにくいのも嬉しいポイント。

モルクラフト
マイクロセメントの代表格。キッチンや浴室などの水回りにも施工可能で、仕上がりの硬さと耐久性に定評があります。プロの施工を前提とした製品ですが、DIY上級者ならチャレンジできるかもしれません。

コンクリートエフェクトペイント
手軽にモルタル風を楽しめる水性塗料。価格も比較的リーズナブルで、初心者が最初に試すには最適な選択肢です。ただし、水回りには不向きなので注意。

モルタル風塗装、成功のカギは「事前のリサーチ」と「自分のスキルの正直な見極め」

モルタル風塗装は、間違いなくおしゃれなインテリア手法の一つです。でも、その裏には「下地処理の大変さ」「プロでも難しい技術」「業界の人手不足による価格高騰」といった、表には出てこない現実があります。

何度も言いますが、この記事で一番伝えたいのは「自分のスキルと予算を過信しないでください」ということです。SNSで「初心者でも簡単!」と言われているからといって、自分の家で同じようにうまくいくとは限りません。

逆に言えば、しっかりと事前リサーチをして、自分の状況に合った方法と業者を選べば、何年経っても満足できる仕上がりになるはずです。この記事が、あなたのモルタル風塗装ライフのちょっとした道しるべになれば嬉しいです。

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