「食洗機の取り外し、自分でできるかな…」そう思ってこの記事にたどり着いたあなた。実は、取り外しの成否を分ける最大のポイントは「蛇口に付いている分岐水栓の型番」なんです。この型番さえわかれば、自分で外せるかどうかがハッキリします。
結論から言うと、ビルトインタイプは原則として業者依頼必須。一方、据え置き型は「分岐水栓のタイプ」によって自分で外せるケースが多いです。そして、2023年以降に登場したタンク式(工事不要タイプ)は、基本的にDIYで取り外し可能ですが、内部の残水処理という落とし穴があります。
この記事では、2026年7月時点の最新情報をもとに、買い替えや引っ越しを見据えた食洗機の取り外し完全ガイドをお届けします。自分でやる場合の具体的な手順はもちろん、業者に頼む場合の相場感や、取り外し後の蛇口処理まで、他の記事にはない実践的な情報を詰め込みました。
食洗機の取り外し、タイプ別に徹底比較
食洗機の取り外し方を考える前に、まずはお使いの食洗機がどのタイプに該当するかを確認しましょう。この見極めを間違えると、水漏れや故障の原因になります。
一口に食洗機と言っても、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴と取り外しのしやすさを、実際のユーザーの声をもとに比較してみます。
ビルトインタイプ(工事レベル:専門業者必須)
キッチンのシステムキッチンに組み込まれているタイプです。見た目はスッキリしていますが、取り外しには給排水管の取り外しに加えて、電気工事やキャビネットの分解が必要になるケースが多いです。
あるリフォーム会社の実施工事ブログ(2025年4月公開)によると、ビルトインタイプの後付け工事には専門的なスキルが必要とされています。実際のユーザーからは「自分で外そうとして壁を傷つけた」「結局業者を呼んで余計なお金がかかった」という声が複数上がっていました。パナソニックのビルトインタイプ「NP-TZ300」などが代表的な機種ですが、これらはプロに任せるのが無難です。
費用の目安:取り外しのみで1.5万円〜3万円程度(※業者や地域によって変動します)
据え置き型(工事ありタイプ)(工事レベル:条件付きでDIY可)
キッチンの蛇口に分岐水栓を取り付けて使うタイプです。ほとんどのご家庭で見られるタイプで、パナソニックの「NP-TA4」などが代表的です。
このタイプの取り外しで最も重要なのが「分岐水栓の型番確認」です。分岐水栓は蛇口のメーカーや形状によって適合するものが異なり、別売りになっているケースがほとんど。ノジマオンラインのスタッフ解説(2023年2月公開)でも、「食洗機本体価格+分岐水栓代+出張工事費」で予算計画を立てるよう注意喚起されています。
実際のユーザーからは、「分岐水栓の型番が分からず、業者に来てもらったら『部品が合わない』と言われて追加費用がかかった」という声が複数上がっていました。この「型番問題」こそが、食洗機取り外しの最大のハードルなんです。
分岐水栓の型番の調べ方
- 蛇口の根本や側面に刻印された型番をメモする
- メーカー(三栄水栓・KVK・TOTOなど)を特定する
- そのメーカーの公式サイトで適合する分岐水栓を検索する
- 現在取り付けられている分岐水栓の型番も確認する(外して持ち込むのが確実)
型番がわかれば、その分岐水栓が「自分で外せるタイプ」か「専用工具が必要なタイプ」かが判断できます。
据え置き型(工事不要・タンク式)(工事レベル:DIY可)
2023年以降に登場した新しいカテゴリーです。パナソニックの「NP-TML1 SOLOTA」などが代表的で、水道工事が不要で給水タンクに水を入れて使うタイプです。
このタイプは配管がないので、取り外し自体は非常に簡単。しかし、ここにも落とし穴があります。それは「内部の残水処理」です。
SNS上では、「タンク式を外したら内部に残っていた水がこぼれて床がビショビショになった」という趣旨の投稿が複数見られました。メーカーの公式説明書にはこの残水処理の詳細が書かれていないケースもあり、ユーザーが独自に対応せざるを得ないのが実情です。
対処法:取り外す前に、数回空運転をして内部を乾燥させるか、タオルを敷いてから慎重に傾けて運びましょう。
食洗機の取り外し、タイプ別比較表
| 比較軸 | ビルトインタイプ | 据え置き型(工事あり) | 据え置き型(工事不要・タンク式) |
|---|---|---|---|
| 代表機種例 | パナソニック NP-TZ300 | パナソニック NP-TA4 | パナソニック NP-TML1 SOLOTA |
| 取り外し難易度 | ★★★★★(専門業者必須) | ★★★☆☆(条件によりDIY可) | ★★☆☆☆(基本はDIY可) |
| 必要な工具 | ドライバー・レンチ類+電気工事知識 | ドライバー・レンチ類 | ドライバーのみ(場合による) |
| 分岐水栓対応 | 必須(専用タイプ) | 必須(汎用タイプが多い) | 不要 |
| 取り外し所要時間(目安) | 1〜3時間(専門業者) | 30分〜1時間(DIY)/30分(業者) | 10〜20分 |
| 水道工事の要不要 | 要(給水・排水の両方) | 要(給水のみの場合が多い) | 不要 |
| 取り外し後の処理 | キャビネットの穴埋め・補修が必要 | 分岐水栓の取り外し or キャップ処理 | そのまま使用可 |
| 失敗リスク | 高(水漏れ・壁損傷) | 中(水漏れ・分岐水栓損傷) | 低(残水こぼれ程度) |
(※この表は筆者調査による総合評価です。2026年7月現在の情報をもとに作成しています)
自分で食洗機を取り外す場合の具体的な手順
ここからは、自分で取り外しが可能な据え置き型(工事ありタイプ)を想定して、実際の手順を解説していきます。
準備するもの
- ドライバー(プラス・マイナス)
- モンキーレンチまたはスパナ
- バケツやタオル(水漏れ対策)
- ゴム手袋
- 分岐水栓の取り外しに必要な専用レンチ(機種による)
ステップ1:安全確認
まずはコンセントを抜き、水栓をしっかり閉めます。これはどのタイプでも共通の基本中の基本。電気と水を扱う作業なので、必ず最初に行ってください。
ステップ2:給水ホースの取り外し
分岐水栓から食洗機本体へつながっている給水ホースを外します。この時、ホース内に残った水が勢いよく出ることがあるので、バケツやタオルを用意しておきましょう。
「ここで水漏れが心配…」という方は、一度水栓を閉めてからホースを少し緩めて水を抜いてから、完全に外すと安心です。
ステップ3:排水ホースの取り外し
排水ホースも同様に取り外します。排水ホースはシンクの縁に引っかけたり、排水口に直接差し込んであるタイプが多いです。こちらも内部に水が残っていることがあるので、慎重に。
ステップ4:本体の移動・運び出し
すべてのホースが外れたら、本体をゆっくりと手前に引き出します。据え置き型の多くは重量が10kg〜20kg程度。パナソニックの「NP-TA4」などの据え置き型は、運ぶ際に腰を痛めないよう注意が必要です。
ステップ5:分岐水栓の取り外し(必要な場合)
引っ越しなどで分岐水栓ごと取り外す必要がある場合は、ここで分岐水栓の取り外し作業に入ります。
ここで注意したいのが、取り外した後の蛇口の処理。分岐水栓を取り外すと、蛇口にネジ穴が露出します。このままでは水漏れの原因になるので、専用のキャップやプラグで塞ぐ必要があります。
実際のユーザーからは、「取り外した後の蛇口に合うキャップがなくて困った」という趣旨の声が複数確認されています。事前にホームセンターやネットで適合するキャップを確認しておくのがおすすめです。
業者に依頼する場合のポイントと費用感
「やっぱりプロに頼もう」という方のために、業者選びのポイントと相場感をお伝えします。
どんな業者に頼むべきか
- 地域の水道工事店(地元密着型で安心)
- 家電量販店の設置サービス(購入とセットで依頼する場合)
- 引っ越し業者のオプションサービス(同時に依頼すると割引になることも)
費用の相場
公式な統計データは見つかりませんでしたが、複数のユーザーレビューやリフォーム会社のブログ記事から推測すると、据え置き型の取り外しのみで5,000円〜1万円程度、ビルトインタイプで1.5万円〜3万円程度が相場のようです。
ただし、これは「取り外しのみ」の料金です。新しい食洗機の設置や、分岐水栓の交換が発生する場合は別途費用がかかることを忘れないでください。
業者に依頼する前にやっておくべきこと
- 現在の分岐水栓の型番を必ず確認して伝える(これだけで追加費用を防げます)
- 複数の業者から見積もりを取る
- 「取り外し+新しい設置」か「取り外しのみ」か明確に伝える
- 見積もりに「出張費」「廃材処分費」が含まれているか確認する
食洗機取り外し後の「次の一手」まで考えよう
食洗機の取り外しで終わりではありません。その先の「次のステップ」によって、やるべきことが変わってきます。
引っ越しの場合
引っ越し先で再び食洗機を使うなら、取り外した分岐水栓やホース類は必ずすべて保管してください。新しい家の蛇口に適合するかは別問題ですが、部品がないと再設置ができません。
また、引っ越し業者に依頼する場合は、「食洗機は自分で梱包します」と伝えておくと、破損リスクを減らせます。
買い替えの場合
新しい食洗機を購入する場合、以下の点をチェックしてください。
- 新しい機種が現在の分岐水栓に対応しているか
- 工事不要タイプ(タンク式)に乗り換える場合、分岐水栓はどうするか
- 新しい機種のサイズが現在の設置スペースに収まるか
特に、2023年以降に登場したタンク式モデルは、従来の据え置き型とは設置条件がまったく異なります。例えばパナソニック「NP-TML1 SOLOTA」のようなタンク式は水道工事が不要なので、分岐水栓の処理をどうするかが新たな課題になります。
食洗機の取り外しでよくある失敗と回避策
口コミ調査で見えてきた、実際によくある失敗パターンとその対策をまとめました。
失敗1:分岐水栓の型番を確認せずに外そうとする
これは最も多い失敗パターンです。型番不明のまま取り外そうとして、合わない工具を使いネジ山を潰したり、最悪の場合、蛇口自体を破損させるケースがあります。
対策:必ず事前に型番を確認。蛇口の刻印が見えない場合は、スマホで写真を撮って拡大するか、メーカーに問い合わせましょう。
失敗2:水の元栓を閉め忘れる
基本中の基本ですが、意外と多いミスです。特に集合住宅では、水の元栓がどこにあるかわからないという声も。
対策:作業前に必ず蛇口から水が出ないことを確認。もし元栓の場所がわからない場合は、管理会社や大家さんに確認を。
失敗3:取り外した後の配管処理を忘れる
分岐水栓を外した後の蛇口の穴を塞がずに放置すると、次に蛇口を使った時に水漏れが発生します。
対策:事前に適合するキャップを購入しておくか、新しい食洗機の設置と同時に業者に処理を依頼しましょう。
おすすめの食洗機とアクセサリー
買い替えを検討されている方に向けて、現在市場で人気の機種を紹介します。
パナソニック NP-TA4 パナソニック NP-TZ300 パナソニック NP-TML1 SOLOTA ライオン CHARMYクリスタまとめ:食洗機の取り外しは「型番確認」が9割
食洗機の取り外しで最も重要なのは、自分の環境を正しく把握することです。特に分岐水栓の型番は、自分でできるか・業者に頼むかの分かれ道になります。
- ビルトインタイプ:必ず業者に依頼。無理なDIYは禁物。
- 据え置き型(工事あり):分岐水栓の型番を確認できれば、DIYの可能性あり。
- 据え置き型(タンク式):基本的にDIY可。ただし残水処理に注意。
そして、取り外しだけでなく、その後の引っ越しや買い替えまで視野に入れて準備を進めることが、失敗しないコツです。
もし不安な場合は、無理せずプロに相談するのが一番。業者選びの際は、必ず複数社から見積もりを取り、分岐水栓の型番を事前に伝えて「追加費用が発生しないか」を確認してください。
この記事が、あなたの食洗機ライフの次のステップの助けになれば嬉しいです。安全でスムーズな取り外しを、心からお祈りしています。


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