「壁に棚をつけたいけど、DIYって難しそう…」「賃貸で壁に穴を開けるのが不安…」
こんな風に思っている人、結構多いんじゃないでしょうか。
実は、壁付け棚のDIYは、コツさえ掴めば意外と簡単にできます。本棚やキッチン収納、おしゃれなインテリアとしても使える壁付け棚。自分好みのサイズやデザインで作れるのがDIYの魅力です。
でも、いざ作ろうと思っても、「何から始めればいいの?」「どんな材料が必要?」「壁に穴を開けても大丈夫?」と疑問は尽きませんよね。
この記事では、壁付け棚DIYの基本的な作り方から、初心者でも失敗しにくい方法、そして安全に取り付けるための注意点までを詳しく解説します。これを読めば、あなたも理想の壁付け棚をDIYできるはずです。
壁付け棚DIYの前に知っておくべきこと
DIYを始める前に、まずは壁の構造を理解することがとても大切です。壁の種類によって、棚の取り付け方法がまったく変わってくるからです。
日本の住宅の壁は、主に「石膏ボード」と「構造用合板(ベニヤ)」、そして「間柱(間柱・芯柱)」と呼ばれる柱で構成されています。
棚を支える金具は、基本的にこの「間柱」と呼ばれる木材の部分にビスで固定するのが最も安全です。なぜなら、間柱は建物の構造を支える骨組みなので、重いものをしっかり支えられるからです。
しかし、間柱の位置がわからずに、薄い石膏ボードの部分に直接ビスを打ってしまうと、棚を支えきれずに落下する危険性があります。特に本棚のように重いものを置く場合は要注意です。
では、どうやって間柱の位置を探せばいいのでしょうか。
間柱の探し方
間柱を探すには、以下のような方法があります。
- 下地探知機(センサー)を使う:ホームセンターで販売されている専用のセンサーを使うと、壁の下地(間柱)の位置を簡単に見つけられます。コンセントの近くやスイッチの近くに間柱があることが多いので、その周辺をセンサーで探すと見つけやすいです。
- コンセントの位置から推測する:コンセントは間柱に固定されていることが多いため、コンセントのすぐ横に間柱がある可能性が高いです。幅が約4cm程度の場所を探してみましょう。
- 壁を軽く叩いてみる:壁をコンコンと叩いてみて、高く響く音がするところは石膏ボードだけの部分、低く響く音がするところが間柱がある部分です。ただし、この方法は経験が必要で、必ずしも正確ではありません。
安全のためにも、まずは下地探知機を使って間柱の位置を確かめてから、作業を始めることをおすすめします。
壁付け棚DIYの基本的な作り方(3つの方法)
壁付け棚の作り方には、大きく分けて3つの方法があります。
1. 棚受け金具(L字金具)を使う方法
最もシンプルで、初心者にもおすすめなのが、このL字金具を使う方法です。
必要なもの
- 棚板(好きなサイズの木材)
- L字型の棚受け金具
- ビス
- 壁に合わせたアンカー(石膏ボード用など)
- 電動ドライバー
- 水平器
- メジャー
手順
- 棚の位置を決める:メジャーで高さを測り、水平器を使って棚を取り付ける位置に水平な線を引きます。
- 棚受けの位置を決める:線に沿って、棚受けを取り付ける位置を決めます。両端と中央(棚が長い場合)に取り付けると安定します。
- 下地を探す:前述の方法で、棚受けを取り付ける位置に間柱があるか確認します。
- 下穴を開ける:間柱がある場合は、その位置にビスを打つための下穴を開けます。石膏ボードだけの場所の場合は、石膏ボード用アンカーを使うための下穴を開けます。
- 棚受けを取り付ける:棚受けを壁に当て、ビスまたはアンカーを使って固定します。このとき、水平器で水平を確認しながら行いましょう。
- 棚板を乗せる:棚受けの上に棚板を乗せ、固定します。棚板を棚受けにビスで固定する方法や、両面テープで固定する方法などがあります。
2. 棚柱(ポール)と棚受けを使う方法
棚柱を使うと、棚の高さを後から自由に変えられるのが魅力です。可動棚システムとも呼ばれます。
必要なもの
- 棚柱(縦に取り付けるレール)
- 専用の棚受け(ブラケット)
- 棚板
- ビス
- 壁に合わせたアンカー
- 電動ドライバー
- 水平器
- メジャー
手順
- 棚柱の位置を決める:棚を取り付けたい範囲の両端に、棚柱を取り付ける位置を決めます。水平器を使って垂直に線を引きます。
- 下地を探す:間柱の位置を確認します。棚柱は複数のビスで固定するため、少なくとも1箇所は間柱にビスを打てるように位置を調整すると安心です。
- 棚柱を取り付ける:ビスまたはアンカーを使って、棚柱を壁に固定します。
- 棚受けを差し込む:棚柱の溝に、専用の棚受けを差し込みます。この棚受けの高さを変えることで、棚板の位置を自由に変えられます。
- 棚板を乗せる:棚受けの上に棚板を乗せて完成です。
この方法は、棚柱が目立つデザインになるため、インテリアのアクセントとしても楽しめます。
3. ラブリコやディアウォールを使う方法
最近注目を集めているのが、ラブリコやディアウォールといった「壁に穴を開けずに棚を作る」方法です。賃貸住宅にお住まいの方にもおすすめです。
ラブリコは、天井と床(または床と天井)の間にパイプを突っ張って固定し、そのパイプに棚板を取り付けるという仕組みです。壁にビスを打たないので、原状回復が簡単なのが特徴です。
ディアウォールも同様に、天井と床の間にポールを挟み込むことで固定する方法です。こちらも壁に傷をつけずに棚を作ることができます。
ただし、突っ張り式はL字金具などに比べると耐荷重が低くなる傾向があるので、重いものを置くのには向いていません。あくまで軽い小物やインテリアを飾る用途として考えておきましょう。
壁付け棚DIYで使えるおすすめアイテム
ここからは、実際にDIYで使えるアイテムをいくつか紹介します。
1. ラブリコ
壁と木材を固定するための金具です。突っ張り式の支柱に、棚板を乗せるためのブラケットが付属しています。壁に傷をつけずに、簡単に壁付け棚を作れるので、賃貸の方やDIY初心者に人気です。アジャスター機能で高さ調整も可能で、1×4材(厚さ約1.8cm、幅約9cmの木材)などの汎用性の高い木材と組み合わせて使うのが一般的です。
2. LAMP棚受金具A
高耐荷重タイプの棚受け金具です。重たい本や工具などを収納する棚を作りたい場合に向いています。しっかりとした造りで、耐久性が高いのが特徴です。デザインもシンプルなので、様々なインテリアに合わせやすいでしょう。
3. ポッシュリビングアイアンブラケット
アンティーク調のデザインがおしゃれな棚受け金具です。見せる収納として棚をDIYする場合に人気があります。鉄製で丈夫なので、ある程度の重さにも耐えられます。おしゃれなインテリアを目指す方におすすめです。
4. 石膏ボード用アンカー(下穴不要)
石膏ボードの壁に棚を取り付ける場合に必須のアイテムです。ドライバーでそのままねじ込めるタイプなら、下穴を開ける手間が省けて便利です。ただし、耐荷重には限界があるので、重いものを載せる棚には向きません。あくまで軽量なものを飾るための補助的な金具として使いましょう。
壁付け棚DIYの注意点と失敗しないコツ
せっかく作った棚が落下してしまっては大変です。安全にDIYを楽しむために、いくつか注意点を押さえておきましょう。
- 耐荷重を計算する:棚に何を載せるのかをあらかじめ考えて、それに見合った強度の金具やアンカーを選びましょう。特に石膏ボード用アンカーは、製品ごとに耐荷重が異なりますので、パッケージをよく確認してください。
- 水平を必ず確認する:棚が傾いていると、見た目が悪いだけでなく、物が滑り落ちる原因にもなります。水平器は必須アイテムです。
- 壁の内部を確認する:水道管や電線が壁の内部を通っている可能性があります。ビスを打つ前に、下地探知機でそれらがないことを確認してから作業を行いましょう。
- 電動ドライバーを使いこなす:手動のドライバーよりも電動ドライバーの方が、作業が格段に楽になります。ビスの頭がなめないように、垂直に当てて回すのがコツです。
よくある質問
Q. 賃貸でも壁付け棚は作れますか?
A. はい、賃貸でも作れます。ただし、壁に穴を開ける場合は、退去時の原状回復義務が発生することに注意が必要です。ラブリコやディアウォールなど、壁に穴を開けない方法を選ぶか、どうしても穴を開ける場合は、補修パテで穴を埋めてから退去するなどの対応が必要になります。
Q. 壁付け棚を作るのに必要な工具は何ですか?
A. 最低限必要なのは、電動ドライバー、メジャー、水平器です。他にも、下地探知機やノコギリ(棚板のサイズ調整用)があると便利です。
まとめ
壁付け棚のDIYは、正しい知識と道具を揃えれば、初心者でも十分にチャレンジできます。
この記事で紹介したポイントをおさらいすると、
- 壁の構造を理解する:間柱にビスを打つことが基本。
- 目的に合った作り方を選ぶ:L字金具、棚柱、ラブリコなど。
- 適切な金具やアンカーを選ぶ:耐荷重を意識する。
- 安全を最優先に作業する:水平確認や下地チェックを怠らない。
これらをしっかり守って、ぜひあなただけの素敵な壁付け棚を作ってみてください。最初は小さな棚から始めて、徐々に大きな作品に挑戦するのもDIYの楽しみ方の一つです。
安全で楽しいDIYライフをお過ごしください!

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