のりなし壁紙の貼り方:両面テープ・のりを使ったDIY施工方法を解説

DIY

壁紙を自分で貼り替えたいけど、「のりなし壁紙ってどうやって貼るの?」と迷っていませんか?

のりなし壁紙は、のり付き壁紙よりも壁紙代が安く、長期間保存できるのが魅力です。でも、自分で糊を塗ったり、両面テープで貼ったりする工程があるため、「失敗しないかな」と不安に思う人も多いでしょう。

この記事では、のりなし壁紙の2つの施工方法(糊を使う方法と両面テープを使う方法)を、初心者にもわかりやすく解説します。それぞれのメリット・デメリットや、きれいに仕上げるコツもお伝えするので、自分に合った貼り方がきっと見つかりますよ。

のりなし壁紙とは?のり付き壁紙との違い

のりなし壁紙は、その名の通り、あらかじめ糊が塗られていない壁紙のことです。購入時に糊が付いていないため、自分で糊を塗ったり、両面テープを使ったりして貼る必要があります。

一方、のり付き壁紙は、工場で糊が塗られた状態で出荷されるため、水で濡らすだけで貼れる手軽さが特徴です。ただ、のり付き壁紙は保存期間が短く(約2〜3週間)、壁紙代がやや高くなる傾向があります。

のりなし壁紙を選ぶメリットは以下の通りです。

  • 壁紙代が比較的安い
  • 長期間保存できる(必要な分だけ買い足せる)
  • 糊やテープなど、自分の好きな方法で施工できる

逆にデメリットは、糊を塗る手間がかかること。でも、両面テープを使えば初心者でも比較的簡単に貼れるので、自分に合った方法を選べるのがのりなし壁紙の良いところです。

のりなし壁紙の貼り方:2つの方法を比較

のりなし壁紙の貼り方には、主に以下の2つの方法があります。

  1. 糊(アミノールなど)を使って貼る方法
  2. 両面テープ(位置調整可能なタイプ)を使って貼る方法

それぞれの特徴をざっくり比較するとこんな感じです。

比較項目糊を使う方法両面テープを使う方法
手間やや手間がかかる比較的簡単
費用糊代が別途必要テープ代が別途必要
強度しっかり接着するやや弱い場合も
貼り直し難しい位置調整しやすい
初心者向け△(慣れが必要)○(やりやすい)

それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

糊を使って貼る方法:しっかり固定したい人向け

糊を使った施工は、のりなし壁紙の伝統的な貼り方です。しっかりと接着したい人や、紙製の壁紙を貼る場合に向いています。

準備するもの

  • のりなし壁紙(貼りたい分)
  • 壁紙用糊(アミノール糊など)
  • 糊を溶くためのバケツ
  • なで刷毛やローラー(糊を塗る用)
  • カッター
  • カット定規(長いもの)
  • ヘラ(地ベラ・竹ベラ)
  • スムーサー(気泡を抜く用)
  • 養生シート(床を保護)
  • マスカー(養生テープ)
  • ジョイントテープ(継ぎ目用)
  • 下敷きテープ(カット時の下地保護用)

下準備の重要性

まずは既存の壁紙を剥がすか、その上から貼るかを決めます。既存の壁紙の上から貼ることも可能ですが、表面の状態(凹凸や撥水加工など)によってはうまく接着しないことも。確実にきれいに仕上げたいなら、既存の壁紙を剥がすのがおすすめです。

次に、貼る壁のサイズを正確に測りましょう。壁紙は縦方向に貼るのが基本で、天井から床までの高さプラス5〜10cm程度の余裕を見てカットします。幅は壁紙の幅(一般的に90cmや100cm)に合わせて、少し重なるように計算します。

糊の準備と塗り方

糊はメーカーの指示通りに水で溶きます。ダマにならないように、少しずつ水を加えながらよく混ぜることがポイント。だいたいの目安として、アミノール糊の場合は水1に対して糊1の割合で混ぜるときれいに溶けます。

糊を塗る方法は2つあります。

  • 壁紙の裏面に塗る方法:床に広げた壁紙の裏面に、なで刷毛やローラーでムラなく糊を塗ります。
  • 壁面に塗る方法:壁に直接糊を塗ってから壁紙を貼ります。

初心者の方は、壁紙の裏面に塗る方法がやりやすいでしょう。糊は端から3〜5cmくらいは多めに塗り、全体に均一に伸ばすのがコツです。

壁紙の貼り付け手順

  1. 垂直線を引く:壁の端から、壁紙の幅より1〜2cm狭い位置に、鉛直線(まっすぐな縦線)を引きます。これが壁紙の貼り始めの目安になります。
  2. 1枚目を貼る:糊を塗った壁紙を、天井に少し余裕を持たせて貼り始めます。上から下に向かって、ヘラやスムーサーで中央から外側に空気を抜きながら貼っていきましょう。気泡が入ったら、スムーサーで外側に押し出すようにして抜きます。
  3. 余分な部分をカット:天井や床、巾木(はばき)の部分で余った壁紙は、カッターでカットします。このとき、下敷きテープを入れてカットすると、下地を傷つけずにきれいに切れます。
  4. コンセントやスイッチ周り:必ずプレートを外してから施工しましょう。コンセントの位置は壁紙を貼った後、カッターで十字に切ってから穴を開けるときれいに仕上がります。
  5. 2枚目以降も同様に:1枚目と2枚目の継ぎ目は、少し重なるように貼ります。重なった部分を2枚一緒にカットする「ジョイントカット」を行うと、継ぎ目が目立ちにくくなります。

糊を使う方法の注意点

  • 糊は乾く前に作業を終わらせる必要があるため、テキパキと進めましょう
  • 特に端の部分は糊が乾きやすいので注意が必要です
  • はみ出た糊はすぐに湿った布で拭き取ってください
  • 乾燥後、気泡や浮きがあったら、注射器で糊を注入して押さえつけると直せます

糊を使う方法は、少し慣れが必要ですが、しっかりと貼れるのが大きなメリットです。

両面テープを使って貼る方法:初心者・賃貸におすすめ

「糊を溶いたり塗ったりするのはちょっと面倒…」という人は、両面テープを使う方法がおすすめです。特に近年は「位置調整可能な両面テープ」が登場し、貼り直しもしやすくなっています。

準備するもの

  • のりなし壁紙
  • 壁紙用両面テープ(位置調整可能タイプがおすすめ)
  • カッター
  • カット定規
  • ヘラ
  • スムーサー
  • 養生シート
  • マスカー

糊を使う方法より道具は少なく、準備も簡単です。

両面テープを使った貼り方の手順

  1. 壁にテープを貼る:壁の上部と下部、あとは30cm間隔くらいで縦方向にもテープを貼っていきます。全面に貼る必要はなく、壁紙がしっかり固定されればOKです。
  2. 壁紙を仮止めする:位置調整可能な両面テープなら、まずは仮止めができます。壁紙をテープの上に軽く乗せ、位置を微調整しながら決めていきましょう。
  3. しっかり圧着する:位置が決まったら、ヘラやスムーサーで上からしっかりと圧着させます。このとき、シワにならないように注意しながら、中央から外側に向かって押さえていきます。
  4. 余分な部分をカット:糊を使う方法と同じく、天井や床、巾木の部分でカットします。継ぎ目はジョイントカットを行うときれいです。
  5. コンセントやスイッチ周りも同様に処理します。

両面テープを使う方法のメリット

  • 糊を溶いたり塗ったりする手間がなく、作業がスピーディー
  • 比較的清潔に施工できる
  • 位置調整ができるタイプなら、初心者でも失敗しにくい
  • 賃貸でも原状回復しやすい(マスキングテープの上から貼るなどの工夫も)

両面テープを使う方法の注意点

  • 糊に比べると接着力がやや劣る場合があるため、重いものの近くや湿気の多い場所では要注意
  • シワができやすいので、柄物の壁紙を選ぶと目立ちにくくなります
  • 施工は湿度の高い日(雨の日など)がおすすめ。乾燥しているとテープの粘着力が落ちることがあります
  • テープ代が別途かかるため、広い面積だとコストがかさむ場合も

きれいに貼るための共通のコツ

どちらの方法でも、以下のポイントを押さえておくと仕上がりがぐっと良くなります。

壁紙を選ぶときのポイント

  • 初心者は柄物の壁紙がおすすめ。シワや継ぎ目が目立ちにくいです
  • 無地やストライプは、施工の精度が仕上がりに直結するので中級者以上向け
  • 壁紙の素材も確認しましょう。ビニール壁紙は丈夫で扱いやすいですが、紙製の壁紙は糊を使う方法が適しています

下地処理はしっかりと

  • 壁のほこりや汚れを落としておくことが、接着力を高める第一歩です
  • ひび割れや段差がある場合は、パテで補修してから貼るときれいに仕上がります
  • 既存の壁紙が撥水加工されている場合は、その上から貼ると剥がれやすくなるため注意が必要です

失敗しやすいポイントと対策

  • 気泡ができる:スムーサーでしっかり空気を抜く。どうしても抜けない場合は、カッターで小さな穴を開けて空気を抜きましょう。
  • シワができる:壁紙を貼るときは、ピンと張りながら貼るのがコツ。両面テープの場合は、少しずつ剥がしながら貼るとシワになりにくいです。
  • 継ぎ目が目立つ:ジョイントカットをしっかり行い、継ぎ目はローラーでしっかり圧着させましょう。

よくある質問とトラブル解決

Q. 既存の壁紙の上から貼れますか?

A. 可能です。ただし、既存の壁紙の表面状態によります。凹凸が激しい場合や撥水加工がされている場合は、うまく接着しないことがあります。また、二重に貼ると重みで剥がれやすくなることも。できれば既存の壁紙を剥がしてから貼るのが理想です。どうしてもその上から貼る場合は、まず一部でテストしてから始めましょう。

Q. 賃貸でも使えますか?

A. 両面テープを使う方法なら、原状回復しやすいので賃貸でも使いやすいでしょう。ただし、壁紙を剥がす際に壁を傷める可能性もあります。施工前に必ず管理会社や大家さんに確認を取ることをおすすめします。また、両面テープを貼る前にマスキングテープを貼ってからその上に貼ると、剥がすときにより安心です。

Q. 壁紙が浮いてきたらどうすれば?

A. 糊を使った場合は、注射器で糊を注入し、上から押さえつけて直す方法があります。両面テープの場合は、浮いた部分を一旦剥がして新しいテープで貼り直すか、部分的に両面テープを足して圧着させましょう。

Q. のりなし壁紙はどれくらい保存できますか?

A. のりなし壁紙は、のり付き壁紙と違って糊が塗られていないため、長期間保存が可能です。直射日光や高温多湿を避け、適切に保管すれば、数年単位で保存することもできます。必要な分だけ買い足せるのもメリットですね。

Q. 糊と両面テープ、どちらがおすすめ?

A. こればかりは、あなたの状況次第です。

  • 糊を使う方法:しっかり固定したい、コストを抑えたい、紙製の壁紙を貼りたい人向け
  • 両面テープを使う方法:DIY初心者、手軽に貼りたい、賃貸に住んでいる人向け

もし迷ったら、最初は両面テープで小面積から試してみて、慣れてきたら糊を使う方法にチャレンジするのも良いでしょう。

まとめ:自分に合った方法でのりなし壁紙を貼ろう

のりなし壁紙の貼り方には、糊を使う方法と両面テープを使う方法の2つがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、あなたのDIY経験や目的に合わせて選ぶのがおすすめです。

糊を使う方法が向いている人

  • しっかりと接着したい
  • コストを抑えたい
  • ある程度DIY経験がある
  • 紙製の壁紙を貼りたい

両面テープを使う方法が向いている人

  • DIY初心者
  • 手軽に貼りたい
  • 賃貸に住んでいる
  • 貼り直しができると安心したい

どちらの方法でも、下準備やコツを押さえれば、きれいに仕上げられます。まずは小さな壁面からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

のりなし壁紙は、長期間保存できるので、少しずつ部屋の雰囲気を変えていくのにもぴったりです。自分のペースで、お気に入りの空間作りを楽しんでくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました