家にある段ボールで、子どもと一緒に安全な剣が作れたら便利ですよね。特別な材料はいらず、工作が初めての人でも挑戦しやすいのが段ボール剣の魅力です。
この記事では、段ボール剣の作り方を中心に、強度を上げるコツや安全に遊ぶためのポイントまで詳しく解説します。
段ボール剣を作る前に知っておきたいこと
段ボール剣を作るときに最初に考えるべきは、「誰が使うのか」「どこで使うのか」 という点です。
小さな子どもと遊ぶのか、コスプレ用に仕上げたいのか。用途によって最適な作り方や材料が変わってきます。
また、作り方には大きく分けて3つのアプローチがあります。
1つ目は板状の段ボールから切り出す本格的な方法。2つ目はトイレットペーパーやラップの芯を使う簡易的な方法。そして3つ目は張り子技法で表面を硬化させる強化タイプの方法です。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分や子どもの年齢、使える時間に合わせて選ぶとよいでしょう。
段ボール剣の材料と道具を準備しよう
段ボール剣を作るのに必要なものは、どれも家庭にあるものばかりです。
基本の材料
- 段ボール(宅配便の箱など、ある程度厚みがあるものがおすすめ)
- ハサミまたはカッター
- 接着剤(木工用ボンドが丈夫です)またはガムテープ・ダクトテープ
- 絵の具やマーカー(装飾用)
あると便利なもの
- 定規
- 鉛筆
- 新聞紙(張り子技法を使う場合)
- アルミホイル(金属風の装飾に)
段ボールは薄すぎると強度が出にくいので、2枚重ねにしたり、通販の箱のような厚めのものを選ぶと安心です。
また、カッターを使う工程は大人が担当し、子どもはハサミや装飾作業を担当するなど、年齢に合わせた作業分担を決めておきましょう。
段ボール剣の基本的な作り方
ここでは、板段ボールを使ったスタンダードな作り方を紹介します。
まずはデザインを決めます
剣の形は自由ですが、初心者は直線的なデザインの方が切り出しやすいです。剣の部位でいうと、刃の部分、鍔(つば)の部分、柄の部分に分かれます。
段ボールに鉛筆で下書きをしてから切り出すと、失敗が少なくなります。
次に段ボールを切り出します
型紙ができたら、ハサミやカッターで切り出します。このとき、刃の部分はあまり尖らせすぎないようにしましょう。安全面を考えると、先端は少し丸みを帯びた形のほうが遊びやすいです。
カッターを使うときは、必ず大人が行い、カッターマットや新聞紙の上で作業してください。
強度を上げるために2枚重ねにします
同じ形の段ボールを2枚切り出し、接着剤やテープで貼り合わせると、ぐっと強度が増します。このとき、中央に厚紙やもう1枚の段ボールを芯として挟むとさらに丈夫になります。
柄の部分を補強します
剣で一番負荷がかかるのは柄の部分です。接着剤を多めに塗ったり、テープをぐるぐる巻きにして補強すると、遊んでいるうちにぐらつくのを防げます。
乾燥させたら完成です
接着剤を使った場合は、完全に乾くまで待ちましょう。急いで使うと、すぐに壊れてしまうことがあります。
もっと簡単に作る方法|芯を使った段ボール剣
時間がないときや、小さな子どもと手軽に楽しみたいときは、トイレットペーパーやラップの芯を使う方法がおすすめです。
作り方はとてもシンプルです。
芯の先端に切り込みを入れて刃の形を作り、別の段ボールで鍔(つば)を切り出して中央に穴を開け、柄の部分に通すだけ。テープで固定すれば、あっという間に剣ができあがります。
この方法のメリットは短時間でできることと幼い子どもでも作りやすいことです。デメリットは強度がそこまで高くないことと、デザインの自由度が低いことです。
芯の太さによって剣のサイズが決まるので、大きめの剣が欲しい場合はラップの芯、小さめならトイレットペーパーの芯を選ぶとよいでしょう。
強度を最優先するなら張り子技法
「せっかく作るなら長く遊びたい」「見た目もかっこよく仕上げたい」という方には、張り子技法を取り入れた作り方がおすすめです。
張り子技法とは、新聞紙を水で溶いた糊に浸し、段ボールの表面に貼り重ねて硬化させる方法です。
作り方は、まず基本の段ボール剣を作ります。その上に、糊に浸した新聞紙を何層か貼っていきます。完全に乾燥させると、表面が木のように硬くなり、非常に高い強度が得られます。
また、表面が滑らかになるので、絵の具のノリも良くなります。
ただし、乾燥に数時間から1日程度かかるため、時間に余裕があるときに挑戦しましょう。手が汚れるのも難点ですが、その分、満足感のある仕上がりになります。
段ボール剣の装飾アイデア
せっかく作った段ボール剣、見た目にもこだわりたいですよね。
塗装する場合
アクリル絵の具を使うと発色が良く、乾燥後も剥がれにくいです。塗装前に新聞紙や養生テープで周囲を養生しておくと、作業がスムーズです。
よりプロっぽい仕上がりを目指すなら、ジェッソや下地塗料を先に塗ってから、本塗りをすると色ムラが少なくなります。
アルミホイルを使った装飾
刃の部分にアルミホイルを巻き付けると、金属的な質感を出せます。糊で固定するか、テープで留めるとズレにくいです。
テープで色付け
カラフルな布テープやダクトテープを巻くだけでも、手軽にデコレーションできます。柄の部分にグリップテープを巻くと、持ちやすさもアップします。
段ボール剣で安全に遊ぶためのポイント
段ボール剣は段ボール製とはいえ、遊び方によっては思わぬケガにつながることがあります。以下のポイントを必ず守って遊びましょう。
完成後の確認を忘れずに
完成したら、必ず全体をチェックしましょう。刃の部分に尖った箇所がないか、テープや接着剤のはみ出しがないかを確認します。気になる部分はテープで補強しておくと安心です。
遊ぶときのルールを決める
「人の顔や頭を打たない」「剣を振り回さない」「投げない」など、簡単なルールを事前に決めてから遊びましょう。
特に目を打つと大変危険です。大人が近くで見守りながら遊ぶのが理想的です。
壊れそうになったらすぐに修理を
遊んでいるうちに剣が折れたり、ぐらついたりしたら、すぐに遊ぶのをやめて修理しましょう。そのまま使い続けると、思わぬケガの原因になります。
段ボール剣に関するよくある疑問
Q. どんな段ボールが一番丈夫ですか?
厚みのある宅配便の箱がおすすめです。薄い段ボールしかない場合は、2枚重ねたり、芯材を挟むことで強度を補えます。
Q. カッターがなくても作れますか?
できます。大人がしっかりしたハサミを使うか、デザインを直線的にして切りやすく工夫しましょう。ただし、厚い段ボールはハサミでは切りにくい場合があるので、その点は注意が必要です。
Q. 柄がぐらつく場合の対処法は?
接着剤を多めに塗って固定するか、テープでがっちり補強してください。芯材を柄の部分まで延長する方法も有効です。
Q. 子どもだけで作ることはできますか?
年齢によりますが、ハサミやカッターを使う工程は大人の監督が必要です。特にカッターは必ず大人が行いましょう。小さな子どもは装飾や塗装を担当するなど、作業を分けると安全です。
段ボール剣を作って楽しい時間を過ごそう
段ボール剣の作り方は、使う材料や工程によってさまざまです。
手軽に楽しみたいなら芯を使った簡易的な方法、強度と見た目にこだわりたいなら板段ボールと張り子技法を組み合わせた方法がおすすめです。
大切なのは、安全に配慮しながら、作る過程も遊ぶ過程も楽しむこと。子どもの年齢に合わせて作業を分担すれば、工作を通じて素敵な思い出も作れます。
材料はどれも家にあるものばかり。今日からすぐにでも始められます。ぜひ、自分だけの段ボール剣を作ってみてください。

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