トイレの床って、意外と傷みやすい場所なんですよね。
水回りだから湿気も多いし、ちょっとした水滴や汚れが気づかないうちにシミになっていたり…。
「そろそろ張り替えたいけど、業者に頼むと費用がかかるし…」
「自分でできるのかな?」
そんな風に考えている人も多いはず。
この記事では、トイレの床張り替えをDIYで行う方法を、費用相場や注意点も含めて詳しく解説していきます。
「失敗したらどうしよう」という不安を解消しながら、実際に作業を進められるように、具体的な手順や判断ポイントを整理しました。
DIYでトイレの床を張り替える前に知っておくべきこと
まず最初に押さえておきたいのが、DIYでどこまでできるのかという点です。
トイレの床張り替えは、業者に依頼すると数万円〜十数万円かかることもありますが、DIYなら材料費だけで済むので、かなりコストを抑えられます。
ただ、水回りならではの注意点があるのも事実。
防水処理や便器周りの施工は、適当にやると後々トラブルになりかねません。
ここでは、DIYを始める前に知っておくべき基本知識をまとめました。
トイレの床材にはどんな種類がある?
トイレの床材としてよく使われるのは、以下のようなものです。
- クッションフロア:塩化ビニルを主成分としたシート状の床材。水に強く、クッション性があるので足音が気になりにくいのが特徴です。価格も手頃で、DIY初心者にも扱いやすい素材です。
- フロアタイル:1枚ずつ貼っていくタイプのタイル状床材。クッションフロアよりも厚みがあり、高級感が出ます。タイルカーペットと違い、表面が硬くて水に強いので、トイレにも適しています。
- 樹脂系タイル:より耐久性が高く、デザイン性にも優れた素材です。ただし価格は高めで、施工にもやや慣れが必要な場合があります。
この中でも、DIYで特におすすめなのはクッションフロアとフロアタイルです。
どちらもホームセンターで手軽に購入でき、カッターナイフや定規などの基本的な工具でカットできるからです。
トイレの床張り替えDIYにかかる費用相場
気になる費用ですが、DIYで張り替える場合の相場は、だいたい1万円〜3万円程度です。
内訳としては、以下のような感じです。
- 床材(クッションフロア):1㎡あたり約1,500円〜3,000円
- 接着剤や両面テープ:1,000円〜2,000円程度
- パテや下地処理材:1,000円前後
- カッターナイフや定規などの工具:すでに持っていなければ別途購入
トイレの広さはだいたい1〜2㎡程度なので、床材自体はそこまで多く必要ありません。
ただ、カットの際に失敗することも考慮して、ロス分として+10%程度多めに買っておくのが安心です。
業者に依頼した場合の費用は5万円〜15万円程度が相場なので、DIYにすればかなり節約できることがわかりますね。
便器を外すか外さないか?2つの施工方法を比較
トイレの床張り替えでは、便器を外すかどうかで工法が大きく分かれます。
ここを最初に決めておかないと、作業の手順がまったく変わってくるので、しっかり比較しておきましょう。
置き工法(既存の床の上に貼る)
既存の床材を剥がさず、その上に新しい床材を直接貼る方法です。
メリット
- 工期が短い(半日〜1日で完了することも)
- 便器を外す必要がほとんどない
- 廃材の処理が不要
デメリット
- 床の高さが増えるので、段差ができる
- 既存の床の凹凸がそのまま表面に出る
- 便器の根元(くぼみ)の処理が難しい
向いている人
- できるだけ手間をかけずに見た目を変えたい人
- 今の床がそれほど傷んでいない人
向いていない人
- 段差をなくしたい人
- 既存の床が浮いたり、著しく傷んでいる人
本格工法(既存の床を剥がす)
既存の床材をすべて撤去し、下地から張り替える方法です。
メリット
- 仕上がりが美しい
- 段差を解消できる
- 下地の状態を確認できるので、腐朽やカビの対策ができる
デメリット
- 工期が長い(2〜3日を見込む)
- 廃材の処理が自分で必要
- 便器の取り外しと再設置が必要な場合が多い
向いている人
- 完全にきれいに仕上げたい人
- 古い家で下地の状態が心配な人
向いていない人
- DIY経験が浅く、配管作業に不安がある人
- トイレを長期間使えないと困る人
便器の取り外しは、給水栓を閉めて行う必要があります。
給排水管の接続に自信がない場合は、無理せずこの部分だけ業者に頼むという選択肢もありますよ。
トイレの床張り替えDIYの具体的な手順
ここからは、実際にDIYで床張り替えをする手順を説明します。
ここでは、比較的初心者でも取り組みやすい置き工法(既存床の上に貼る) を中心に解説しますね。
作業前の準備と安全確認
作業を始める前に、必ず以下の点を確認してください。
- トイレの換気扇を回し、換気を十分に行う
- 電源を落とす必要はありませんが、湿気を伴う作業なのでコンセント周りは養生する
- 給水栓を閉めておく(便器を外す場合や、万が一に備えて)
狭いトイレでの作業になるので、養生テープで床や壁を保護しておくと、傷や汚れを防げます。
既存の床材の状態をチェック
置き工法を選んだ場合でも、既存の床が浮いていたり、大きく傷んでいる場合は、その上から貼ると仕上がりが悪くなります。
- 床全体を手で押して、浮いている箇所がないか確認
- ひび割れや大きなへこみがないかチェック
- カビや湿気がある場合は、しっかり乾燥させてから作業を
もし浮きや大きな凹凸がある場合は、パテで埋めて平らにするか、本格工法に切り替えることを検討してください。
床材のカットと仮置き
新しい床材を、トイレの形状に合わせてカットします。
- 型紙を作る:大きな紙(新聞紙やクラフト紙)を床に広げ、部屋の形を写し取ります。便器の根元や壁の出っ張りも正確に書き写してください。
- 床材に型紙を置いてカット:写し取った型紙を床材の裏面に貼り、カッターナイフで切り抜きます。
- 仮置きをする:カットした床材を実際に床に置いてみて、サイズが合っているか確認します。この時点で調整できるので、焦らずに。
カットする際は、壁際は1〜2mmほど小さめに切ると、壁に沿ってきれいに収まりますよ。
接着剤の塗布と貼り付け
カットができたら、いよいよ貼り付けです。
- 床面をきれいに掃除し、乾燥させる:ほこりやゴミがあると、接着力が落ちます。
- 接着剤を塗る:床材の裏面か、既存の床面に接着剤をムラなく塗ります。両面テープタイプの床材なら、テープを貼ってから位置を決めます。
- 床材を貼る:便器側や入口側など、基準となる場所から貼り始めるとずれにくいです。
- 空気を抜く:全体を押さえながら、しわや気泡が入らないようにていねいに貼っていきます。ローラーがあると便利ですよ。
接着剤には、水性と溶剤系がありますが、水性の接着剤は臭いが少なく、室内でも使いやすいです。
ただ、乾燥に時間がかかることもあるので、説明書をよく読んでから使いましょう。
仕上げと乾燥
貼り終わったら、以下の仕上げをします。
- 床材と壁の隙間をシーリング材で埋める(防水のため)
- 便器の根元をシーリング材でしっかりコーキングする
- 巾木(はばき)を元に戻す、または新しいものに交換する
接着後は最低でも48時間、水を使わないようにしましょう。
トイレの使用も控える必要があるので、作業は連休や週末の前日から始めるのがおすすめです。
トイレの床張り替えDIYでよくある失敗と注意点
ここでは、DIYでよくありがちな失敗と、それを防ぐための注意点をまとめました。
寸法を間違えて床材が足りなくなる
これ、意外と多いんです。
トイレの形は単純な長方形ではなく、便器の根元や壁の段差があるので、測り間違いが起きやすいです。
対策
- 2回以上測ってからカットする
- ロス分として+10%多めに床材を購入する
- カットする前に必ず仮置きをする
防水処理が不十分で床が腐る
水回りなので、防水は本当に重要です。
シーリングを怠ると、隙間から水が入り、下地が腐朽したりカビが生えたりします。
対策
- 便器周りや壁際は必ずシーリング材で処理する
- シーリングはきれいに仕上げようとせず、厚めに塗って確実に防水する
- 施工後は乾燥時間をしっかり守る
古い床材にアスベストが含まれている
築年数が古い家(特に1980年代以前)の場合、床材や接着剤に石綿(アスベスト) が含まれている可能性があります。
本格工法で剥がす場合は特に注意が必要です。
対策
- 築年数が古い場合は、無理に剥がさず、置き工法を選ぶ
- どうしても剥がす必要がある場合は、専門業者に相談する
- 素人判断で剥がさない
アスベストは飛散すると健康被害のリスクがあるので、慎重に対応してくださいね。
トイレの床張り替えDIYに関するよくある疑問
トイレの床は防水性の高いものを選ぶべき?
はい、トイレは水はねや湿気が多いので、防水性は重視したほうがいいです。
クッションフロアや樹脂系タイルは防水性が高いのでおすすめです。
ただ、見た目の好みも大事なので、防水性とデザインのバランスを見て選びましょう。
巾木(はばき)は交換する必要がある?
巾木とは、壁と床の間にある細い部材のことです。
床を張り替えると高さが変わるので、古い巾木はそのまま使えないことが多いです。
交換する場合:新しい巾木をホームセンターで購入し、カットして取り付けます。
再利用する場合:一度外して、床材を貼った後に再取り付けする方法もあります。
ただ、見た目をきれいに仕上げたいなら、交換したほうが無難です。
トイレの床張り替えに必要な道具は?
最低限、以下の道具があるとスムーズです。
- カッターナイフ
- 定規(スケール)
- 両面テープ(床用)
- パテ
- シーリング材(コーキング材)
- ヘラ
- ローラー(あれば便利)
- 養生テープ
カッターナイフは替え刃を多めに用意しておくと、切れ味が落ちずに作業が進みます。
まとめ|トイレの床張り替えDIYは計画的に進めよう
トイレの床張り替えをDIYで行う方法について、費用相場や注意点を含めて解説しました。
ポイントをおさらいします。
- DIY費用の相場は1万円〜3万円程度。業者依頼よりかなり安く済む
- 置き工法(便器を外さない)と本格工法(便器を外す)があり、初心者は置き工法がおすすめ
- 寸法測り間違いに注意し、ロス分+10% の床材を用意する
- 防水処理は徹底する。シーリング材で隙間を埋め、48時間の乾燥時間を守る
- 築年数が古い家はアスベストの可能性を考慮し、無理に剥がさない
「自分でできるかな…」と不安だった人も、手順をしっかり確認すれば、きっと挑戦できるはずです。
もし途中で「これは難しいかも」と感じたら、便器の取り外しや下地処理だけ業者に依頼するというハイブリッドな方法もありますよ。
まずはホームセンターで材料をチェックして、トイレの寸法を測るところから始めてみませんか?
計画をしっかり立てれば、きっと満足のいく仕上がりになります。

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