自分で棚を作ってみたいけど、「難しそう」「工具をそろえるのが大変」と感じていませんか?
実は、DIY初心者でも無理なく挑戦できる棚の作り方がいくつもあります。この記事では、工具を使う方法から工具がほとんどいらない方法まで、レベルや環境に合わせた棚作りのアイデアを紹介します。
これを読めば、あなたに合った棚の作り方が見つかり、実際に材料を買いに行くところまでイメージできるようになります。
DIYで棚を作るメリットとは
市販の棚を買うのと比べて、DIYで棚を作る最大の魅力は「自由さ」にあります。
まず、サイズを自由に決められるのが大きなポイントです。既製品ではピッタリ合わなかった隙間やデッドスペースも、自分で作れば寸法通りに収まります。天井までの高さや壁の幅に合わせられるのはDIYならではの強みです。
また、デザインも自分の好みに合わせられます。塗装の色を変えたり、取っ手を付け替えたり、素材を選んだりと、世界にひとつだけの棚が作れるのも楽しみのひとつです。
費用を抑えられるのも魅力です。材料費だけで済むので、既製品を買うより安く上がることが多いでしょう。ただし、工具を新しく買う場合は初期投資がかかる点には注意が必要です。
棚作りを始める前に知っておきたいこと
いざ棚作りを始める前に、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
まず、どこに棚を設置するかです。壁に固定するのか、床に置くのか、吊り下げるのかで作り方が変わります。特に賃貸住宅の場合は、壁に穴を開けられるかどうかを事前に確認しておきましょう。
次に、何を載せるかも重要です。本や食器など重いものを載せたいのか、軽い小物や観葉植物を飾りたいのかで、必要な強度が変わってきます。載せるものの重さに合わせた構造や材料を選ぶようにしてください。
そして、自分のスキルレベルも考えましょう。初めてDIYに挑戦するなら、まずは簡単な方法から始めるのがおすすめです。慣れてきたら徐々に難易度を上げていくといいでしょう。
初心者におすすめの棚の作り方4選
ここからは、実際にDIYで棚を作る方法を4つ紹介します。それぞれ難易度や必要な工具が異なるので、自分の環境やスキルに合ったものを選んでみてください。
1. 工具がほぼ不要!吊り下げ式ウォールシェルフ
まず紹介するのは、壁に取り付けるタイプの吊り下げ式棚です。この方法なら特別な工具はほとんど必要なく、見た目もおしゃれに仕上がります。
用意するものは、木の天板、革ベルトやロープ、壁に取り付けるフック、そしてカッターとドライバー(または釘を打つためのハンマー)です。革ベルトは通販や手芸店で手に入ります。
作り方はとてもシンプルです。まず、壁にフックを取り付けます。次に、革ベルトを木の天板の両端に通して、ベルトの上部をフックに掛けるだけ。これで完成です。
この棚の魅力は、なんといってもその手軽さにあります。カッターとドライバーさえあれば作れるので、DIYが初めてという方でも挑戦しやすいでしょう。
ただし、フックの耐荷重には注意が必要です。参考までに、一般的なフック1つあたりの耐荷重は約2.7kg程度です。あまり重いものを載せるのには向いていません。
向いている人:見た目をおしゃれに仕上げたい人、軽い小物や観葉植物を飾りたい人
向いていない人:本や食器など重いものを収納したい人
注意点:設置する壁の強度を確認し、フックがしっかり固定されていることを確かめてください
2. 壁に穴を開けない!ウォリスト金具を使ったラック型棚
賃貸住宅にお住まいの方におすすめなのが、ウォリスト金具を使ったラック型棚です。ウォリスト金具は壁に穴を開けずに、床に自立させるタイプの棚システムです。金具を組み合わせて木材を固定する仕組みで、しっかりとした強度を持ちながら賃貸でも使えるのが特徴です。
この方法で使う木材は、ホームセンターで手に入る規格材がそのまま使えます。具体的には、2×4材(ツーバイフォー材、断面サイズは38mm×89mm)や1×4材(ワンバイフォー材、断面サイズは19mm×89mm)と呼ばれる木材が適合します。
作り方の手順は以下の通りです。まず、必要な高さと幅に合わせて木材をカットします。次に、ウォリスト金具を使って木材を組み立てていきます。金具にはさまざまな種類があり、棚板を支えるものや、縦の柱を固定するものなどがあります。これらを組み合わせて自分の欲しい形に仕上げていきます。
この方法のメリットは、壁を傷つけずにしっかりとした棚が作れることです。また、サイズや段数を自由に変えられるので、自分のスペースにぴったり合った収納棚を作れます。
デメリットとしては、専用の金具を購入する必要があることと、木材をカットするためのある程度の工具(ノコギリや電動丸ノコなど)が必要になる点です。
向いている人:壁に穴を開けられない賃貸住まいの人、しっかりした収納力が欲しい人
向いていない人:費用を極力抑えたい人、工具を使うのが面倒だと感じる人
注意点:使用する木材の規格を守らないと金具が合いません。ホームセンターで購入する際はサイズをよく確認してください
3. 100均材料で超低コスト!突っ張り棒を使った簡易棚
「とにかく安く手軽に棚を作りたい」という方には、100円ショップでそろう材料を使った方法がおすすめです。
用意するものは、100円ショップで売っている薄めの木材や角材、突っ張り棒、そしてタッカーと木工用接着剤です。突っ張り棒は棚の幅に合わせたものを選びます。
作り方はこうです。まず、棚板になる木材を用意します。次に、棚板の裏側に角材を接着剤とタッカーで固定して補強します。これで棚板の完成です。あとは、壁と壁の間に突っ張り棒を渡し、その上に作った棚板を載せるだけ。突っ張り棒が棚受けの役割を果たしてくれます。
この方法の最大のメリットは、なんといっても低コストであることです。材料をすべて100円ショップでそろえれば、数百円で棚が作れてしまいます。また、タッカー以外に電動工具が必要ないのも初心者に優しいポイントです。
ただし、強度はそれほど高くないので、重いものを載せるのは避けたほうが無難です。あくまで軽量な小物を置くための簡易的な棚として考えてください。また、突っ張り棒の耐荷重を必ず確認してから使うようにしましょう。
向いている人:とにかく安く棚を増やしたい人、既存の収納の中に仕切りを追加したい人
向いていない人:重いものを載せたい人、長期間使い続ける頑丈な棚が欲しい人
注意点:突っ張り棒の耐荷重を超えないようにしてください。設置後はグラつきがないか必ず確認しましょう
4. 工具不要&5分で完成!ワイヤーネットと結束バンドの折りたたみ棚
最後に紹介するのは、工具が一切いらない超簡単な棚の作り方です。ワイヤーネットと結束バンドがあれば、誰でもすぐに作ることができます。
作り方は、ワイヤーネットを結束バンドで固定するだけ。ネット上で紹介されている方法では、作業時間も5分程度でできるとのことです。
具体的には、ワイヤーネットを何枚か用意し、結束バンドで連結して棚の形を作ります。折りたたみもできるので、使わないときはコンパクトに収納できるのも便利なポイントです。
この方法は、DIYというより工作に近い感覚で楽しめます。工具が一切ない方でもチャレンジできるのが大きな魅力です。
デメリットとしては、やはり強度が低いことが挙げられます。載せられるものは軽量な小物に限られますし、見た目もシンプルなので、おしゃれなインテリアとして考えると物足りなく感じるかもしれません。
向いている人:工具をひとつも持っていない人、とりあえず簡易的な小物置き場が欲しい人
向いていない人:しっかりした収納棚が欲しい人、見た目のデザイン性を重視する人
注意点:結束バンドの強度に注意し、定期的に緩みがないか確認してください
棚作りに必要な工具と材料を選ぶポイント
ここまで4つの作り方を紹介しましたが、共通して言えるのは「自分に合った方法を選ぶ」ことの大切さです。
工具を選ぶときは、これからもDIYを続けたいと思うなら、電動ドライバーやノコギリなどの基本工具をそろえるのもいいでしょう。一方、今回だけ手軽に作りたいという場合は、工具がいらない方法や、タッカー程度で済む方法を選ぶと無駄がありません。
材料はホームセンターや100円ショップで手に入ります。木材を買うときは、カットサービスを利用すれば自宅にノコギリがなくても大丈夫です。ホームセンターによっては無料または有料でカットしてくれるので、事前に確認しておくとスムーズです。
また、塗装を考えているなら、木材の表面を軽く紙ヤスリで研磨してから塗ると仕上がりがきれいになります。塗料は水性のものが初心者には扱いやすくおすすめです。
棚作りでよくある失敗と対策
初心者がやりがちな失敗と、その対策をいくつか紹介します。
失敗1:壁の下地を確認しないで取り付ける
壁に取り付けるタイプの棚の場合、壁の下地(柱や間柱)の位置を確認せずにビスを打ってしまうと、うまく固定できずに棚が落ちてしまうことがあります。壁の下地を探すには、下地探知機を使うか、壁を軽く叩いて音の変化で見極める方法があります。心配な方は、壁に穴を開けない方法を選ぶのが安全です。
失敗2:耐荷重を超えるものを載せる
作った棚の耐荷重を考えずに本や食器を並べてしまうと、棚が歪んだり、最悪の場合落下してしまうことがあります。特に吊り下げ式や突っ張り棒を使った方法は強度が低めなので、載せるものの重さには十分注意してください。
失敗3:木材の反りや歪みを確認しない
ホームセンターで木材を選ぶとき、反りや歪みがないか確認するのを忘れがちです。まっすぐな木材を選ぶことで、仕上がりの美しさが大きく変わります。購入前に必ず目で確認して、まっすぐなものを選ぶようにしましょう。
DIYで棚を作る際の安全上の注意点
最後に、安全に作業をするための注意点をまとめておきます。
工具を使う場合は、必ず取扱説明書を読み、正しい使い方を守ってください。電動工具を使うときは、保護メガネを着用するなどしてケガを防ぎましょう。
また、壁に穴を開けるDIYを行う場合は、壁の中に電線や配管が通っていないかも重要です。感電や水漏れのリスクを避けるため、下地探知機で確認するか、専門業者に相談することをおすすめします。
賃貸住宅の場合は、退去時の原状回復義務があるため、管理会社や大家さんに事前に確認を取ってから作業を始めてください。壁に穴を開けるタイプの棚は契約違反になる可能性もあります。
そして、完成した棚はすぐに使い始めず、一度しっかりと強度を確認してから使用するようにしましょう。特に重いものを載せる場合は、徐々に重量を増やしながら様子を見ると安心です。
DIYで棚を作るなら自分に合った方法を選ぼう
DIYで棚を作ると言っても、その方法は実にさまざまです。今回は4つの方法を紹介しましたが、どれを選ぶかはあなたの環境や目的、スキルレベルによって変わってきます。
- おしゃれな見た目を重視するなら吊り下げ式ウォールシェルフ
- 賃貸でしっかり収納したいならウォリスト金具を使ったラック型棚
- とにかく安く手軽に作りたいなら100均材料と突っ張り棒を使った簡易棚
- 工具がなくて超簡単に作りたいならワイヤーネットと結束バンドの折りたたみ棚
それぞれにメリットとデメリットがあります。自分が何を重視するのかを考えて、最適な方法を選んでみてください。
棚作りは、完成したときの達成感が大きな魅力です。最初から完璧を目指さなくても大丈夫。まずは簡単なものから挑戦して、徐々にスキルアップしていくのがおすすめです。あなただけのオリジナル棚作り、ぜひ楽しんでください。


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