収納スペースが足りない、市販の棚がサイズに合わない――そんな悩みを解決してくれるのが「収納DIY棚」です。自分で作れば、ぴったりのサイズにカスタマイズできて、費用もぐっと抑えられます。
とはいえ、「DIYは難しそう」と感じる方も多いはず。この記事では、初心者でも取り組みやすい収納DIY棚の作り方やアイデアを、材料別・場所別にご紹介します。さらに、失敗しないための基礎知識や注意点もまとめました。
これからDIYを始めたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
収納DIY棚の作り方を始める前に知っておきたい基礎知識
収納DIY棚を成功させるには、まず「何を」「どこに」「どのように」収納したいのかを明確にすることが大切です。いきなり材料を買うのではなく、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
① 何を収納するのか(耐荷重の目安を考える)
収納したいものが軽い衣類やおもちゃなのか、それとも重い本や家電なのかで、選ぶ材料や構造が変わります。耐荷重を超えるものを載せると、棚が壊れたり転倒したりする危険性があります。
② どこに置くのか(採寸と設置場所の条件を確認)
設置する場所の幅・奥行き・高さを正確に測りましょう。また、壁に取り付けるタイプの場合は、壁の素材(石膏ボードかコンクリートか)や下地の位置を確認する必要があります。賃貸の場合は、壁に穴を開けてもよいか管理会社に確認することも忘れずに。
③ どのくらいのスキルがあるのか(初心者向けかどうか)
はじめてのDIYなら、のこぎりや電動ドリルを使わずに組める材料を選ぶのがおすすめです。経験に応じて、使う工具や材料のグレードを変えていくとよいでしょう。
収納DIY棚の作り方のアイデアを材料別に紹介
ここからは、実際にDIYで収納棚を作るアイデアを、材料のタイプ別にご紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しながら、自分に合った方法を選んでみてください。
100均材料で作る収納DIY棚のアイデア
100円ショップの材料だけで作れる収納DIY棚は、とにかく手軽で低コストなのが魅力です。特にダイソーの「桐すのこ」は、DIY初心者の間で定番アイテムとなっています。
ダイソーの「桐すのこ」で作るおもちゃ収納棚
100均の「桐すのこ」を使えば、子ども部屋のおもちゃ収納棚が約330円で作れてしまいます。すのこ3枚と収納ボックス2つを組み合わせ、接着剤や釘でコの字に組むだけのシンプルな構造です。
特徴
軽くて扱いやすく、加工も簡単。ナチュラルな見た目でインテリアに馴染みやすいのもポイントです。
メリット
・材料費が非常に安い(すのこ1枚110円(2026年6月時点))
・のこぎりや電動ドリルがなくても作れる
・完成までにかかる時間が短い
デメリット
・耐荷重は高くない(軽いおもちゃや小物向け)
・製品によっては板材に歪みがある場合がある
・長期間の使用には向かない
向いている人
DIYがはじめての方、とにかく低予算で収納棚を作りたい方、おもちゃや雑貨など軽いものを収納したい方。
向いていない人
重量のある本や家電を収納したい方、長く使い続けられる耐久性を求める方。
購入前の注意点
すのこを購入する際は、複数枚を重ねて歪みがないか確認すると安心です。また、重いものを載せる場合は、補強材を追加するなどの工夫が必要です。
ホームセンター材料で作る収納DIY棚のアイデア
もう少し丈夫で長持ちする収納棚を作りたい場合は、ホームセンターで購入できる業務用ラックやパーツを使うのがおすすめです。重量物にも対応できる強度が魅力です。
業務用ラックと無印良品コンテナを組み合わせたガジェット収納棚
シーエスラックなどの業務用ラックと、無印良品の折りたたみコンテナを組み合わせると、デスク周りのガジェット収納にぴったりの棚が完成します。ラックの耐荷重は1段あたり200kgという強度なので、大型のプリンターや工具類も安心して収納できます。
特徴
高い耐荷重と安定性を持ちながら、見た目はスタイリッシュでインダストリアルな雰囲気。カスタマイズ性も高く、サイズやレイアウトを自由に変えられます。
メリット
・重量物を収納できる
・長期間使い続けられる耐久性がある
・おしゃれなデザインで部屋の雰囲気を損なわない
デメリット
・100均DIYに比べると初期費用がかかる
・組み立てにやや手間がかかる場合がある
・設置スペースの採寸が重要
向いている人
ガジェットや工具など重量物を収納したい方、長く使い続ける収納を求めている方、インダストリアルデザインが好きな方。
向いていない人
とにかく費用を最優先に抑えたい方、非常に狭いスペースに設置したい方。
購入前の注意点
設置前にしっかり採寸し、3Dシミュレーションなどでレイアウトをイメージしておくと失敗が少なくなります。また、ラックの耐荷重は製品ごとに異なるため、仕様を必ず確認しましょう。
可動棚システム(ガチャ柱)で作る収納DIY棚のアイデア
「ガチャ柱」と呼ばれる可動棚用の支柱を使えば、棚板の高さを自由に変えられるフレキシブルな収納棚が作れます。洗濯機上のデッドスペースやキッチン、ベランダなど、多様な場所で活用されている人気のDIY手法です。
特徴
支柱(縦のポール)に棚板を差し込むだけで、収納するものに合わせて高さを調整できます。100均のガチャ柱セットもあるので、手軽に始められるのも魅力です。
メリット
・収納するもののサイズに合わせて高さを変えられる
・洗濯機上やキッチンなど、さまざまなデッドスペースを有効活用できる
・100均のセット商品もあり手軽
デメリット
・壁に固定する場合は下地を確認する必要がある
・床置き型の場合は自立させるための工夫(アジャスターなど)がいる
・強度は使用する金具の耐荷重に依存する
向いている人
収納するもののサイズが変わる可能性がある方、レイアウト変更の自由度を重視する方。
向いていない人
完全に固定された頑丈な棚を求めている方。
購入前の注意点
壁に取り付ける場合は、石膏ボードではなく間柱などの下地がある場所に金具を設置しましょう。耐荷重は使用する金具1つの耐荷重×使用数から棚板の重さを差し引いて計算します。目安として計算したうえで、安全な範囲で使用してください。
収納DIY棚で失敗しないためのポイントと注意点
せっかくDIYで収納棚を作るなら、安全に長く使いたいですよね。ここでは、収納DIY棚を作るうえで押さえておきたい注意点をまとめました。
耐荷重を正しく見積もる
収納DIY棚で最も気をつけたいのが「耐荷重」です。耐荷重を超えるものを載せると、棚板がたわんだり、金具が外れたりして、思わぬ事故につながる可能性があります。
可動棚の場合は、「金具1つの耐荷重×使用数」から棚板の重さを差し引いた数値が、実際に載せられる目安の重さになります。あくまで目安として計算し、余裕を持った設計を心がけましょう。
正確な採寸をする
「なんとなく」でサイズを決めてしまうと、設置場所に合わずに作り直しになることも。幅・奥行き・高さをメジャーで正確に測り、設置する場所の凹凸や柱の位置なども確認しておきましょう。
賃貸の場合は壁に穴を開ける前に確認を
壁に棚を取り付けるタイプのDIYは、賃貸物件では制限がある場合があります。壁にビスや釘を打つ前に、必ず管理会社や大家さんに確認を取りましょう。
どうしても壁に穴を開けられない場合は、床置き型の収納DIY棚を選ぶか、突っ張り式の棚を検討するのがおすすめです。
収納DIY棚の作り方に関するよくある疑問
ここでは、収納DIY棚を検討する方がよく抱く疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. DIYは初心者でもできますか?
はい。100均のすのことかガチャ柱を使えば、のこぎりや電動ドリルがなくても作れます。はじめは簡単なものから挑戦して、徐々にステップアップしていくとよいでしょう。
Q. 強度は大丈夫ですか?
材料と作り方によります。軽いものを収納するなら100均材料でも十分ですが、重量物を載せるなら業務用ラックなど強度のある材料を選びましょう。耐荷重を計算したうえで、余裕を持った設計を心がけてください。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
100均材料だけを使えば数百円で作れます。一方、業務用ラックを使う場合は数千円〜1万円以上かかることもあります。予算と用途に合わせて選びましょう。
Q. 賃貸でもDIYできますか?
壁に穴を開ける必要がなければ、賃貸でも問題なくDIYできます。床置き型の棚や突っ張り式の棚なら、壁を傷つけずに収納スペースを増やせます。
収納DIY棚の作り方まとめ|あなたにぴったりの方法を見つけよう
収納DIY棚の作り方は、使う材料や設置場所によってさまざまな選択肢があります。ここまでご紹介した内容を踏まえて、もう一度あなたの目的に合った方法を考えてみましょう。
軽いものを低コストで収納したい方
→ ダイソーの「桐すのこ」を使ったDIYがおすすめです。手軽に始められて、費用も数百円に抑えられます。
重量物をしっかり収納したい方
→ 業務用ラックと無印良品コンテナを組み合わせる方法がおすすめです。耐荷重が高く、長期間使い続けられます。
高さを自由に変えられる収納が欲しい方
→ ガチャ柱(可動棚システム)がおすすめです。収納するものに合わせてレイアウトを変えられるので、汎用性が高いのが魅力です。
収納DIY棚は、自分の生活スタイルやスペースに合わせて自由にカスタマイズできるのが最大の魅力です。はじめから完璧を目指さず、まずは小さな棚から挑戦してみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介したアイデアや基礎知識が、あなたの収納DIY棚作りのお役に立てば幸いです。材料を選ぶ際は、耐荷重や設置場所をしっかり確認し、安全で満足のいくDIYを楽しんでください。


コメント