部屋の印象をガラッと変えたい。でも、家具を全部買い替えるのは予算がきついし、大掛かりなリフォームはハードルが高い。
そんなときにぴったりなのが、壁紙DIYです。壁の一面を変えるだけで、驚くほど部屋がオシャレになりますよ。しかも、最近の壁紙は初心者でも扱いやすい商品がたくさん揃っているんです。
「不器用だから失敗しそう」「賃貸だから原状回復が心配」という声もよく聞きます。大丈夫です。コツさえつかめば、誰でもサンゲツやリリカラのカタログで見るようなお手本の部屋に近づけられます。
この記事では、実際に私が試して良かったアイデアや、よくある失敗を防ぐポイントをたっぷりご紹介しますね。
なぜ壁紙DIYが初心者におすすめなのか
まず、壁紙DIYの魅力をざっくりお伝えします。
コストが圧倒的に抑えられるのが最大のメリットです。プロに依頼すると、6畳間の一面で2~3万円はかかります。でも、DIYなら材料費だけで5千円~1万円程度。浮いたお金でクッションやラグを新調すれば、部屋全体の統一感も出せます。
しかも、最近は道具が進化しているんです。昔は「生のり」を壁に塗って、重たい壁紙を二人がかりで貼るのが常識でした。今は裏面にのりが付いていて、水につけるだけで貼れる「のり付き壁紙」が主流。一人でも十分施工できます。
そして、はがせる壁紙の登場で、賃貸でも気軽に挑戦できるようになりました。のり付き壁紙を選べば、退去時にきれいにはがせて原状回復もラクちんです。
壁紙DIYで失敗しないための道具選び
いきなり壁紙を買う前に、必要な道具を揃えましょう。ホームセンターや壁紙DIYセットで一式買うのが早いです。
最低限必要なものはこの5つ。
- カッター(刃が大きめのものが切りやすい)
- 定規(1m程度のステンレス製がおすすめ)
- へら(空気を抜いて壁紙を密着させる)
- スポンジまたはローラー(のり付き壁紙を水で濡らす用)
- 養生テープ(床やコンセントを保護)
あると便利なのが「ジョイントローラー」。壁紙と壁紙の継ぎ目を押さえて、隙間や浮きを防ぎます。100円ショップでも手に入るので、一つ持っておくと作業が格段にスムーズですよ。
カッターの刃は迷わず新品を使ってください。切れ味が悪いと壁紙がギザギザになり、仕上がりが一気に素人っぽくなります。こまめに折って、常に鋭い刃先で作業するのがきれいに貼るコツです。
オシャレな壁紙の選び方【テイスト別おすすめ】
さて、いよいよ壁紙選びです。ここでセンスが試されるわけですが、ポイントを押さえれば大丈夫。
部屋のスタイル別・壁紙の組み合わせ方
北欧風を目指すなら、ベースは白かライトグレーの無地。アクセントに、幾何学模様やボタニカル柄を一面だけ貼るのが鉄板です。リリカラの「スカンジナビアン」シリーズがイメージにぴったり。リビングには木目調壁紙を腰壁風に貼ると、温かみのある北欧スタイルが完成します。
カフェ風なら、レンガ調やタイル調の壁紙が即戦力。サンゲツのエンボス加工されたレンガ調のり付き壁紙は、凹凸がリアルで本物感があります。全部屋に貼ると重たいので、キッチンのカウンター周りや、デスクまわりの背面だけに使うのがおしゃれです。
モダンで落ち着いた空間にしたいなら、くすみカラーが強い味方。セージグリーンやダスティブルーの無地クロスを選ぶだけで、一気にホテルライクな雰囲気になります。くすみカラー壁紙は単色でも存在感があるので、柄物と組み合わせず単独で使うのがむしろ正解です。
機能性で選ぶなら「塗り壁調」がトレンド
最近は漆喰調や珪藻土調の壁紙も人気です。見た目がオシャレなだけでなく、調湿や消臭の機能がついているものもあります。部屋干しのにおいが気になる脱衣所や、湿気がこもりやすい寝室にぴったり。壁紙屋本舗で扱っている「ケイソウ土入り壁紙」などは、DIYでも扱いやすいように作られています。
壁紙DIYの基本手順と時短テクニック
ここからは実際の貼り方を説明します。のり付き壁紙を前提にしています。
1. 壁の下準備
まず壁の汚れやホコリを拭き取ります。コンセントやスイッチプレートは外しておきましょう。外せない場合は、その部分をくり抜くことになるので、カッターの刃は常に新品をキープです。
2. 壁紙をカット
壁の高さ+10cm程度の長さに切ります。柄合わせが必要な壁紙は、ここでしっかりパターンを確認してください。柄を合わせずに貼ると、継ぎ目で模様がズレてとても目立ちます。ロスが出るのを覚悟で、余裕をもってカットするのが失敗しないコツです。
3. 水につけて養生
のり付き壁紙を、ぬるま湯にさっとくぐらせます。じゃばら折りにして、付属の養生シートかビニール袋に入れ、5~10分ほど置きます。のりが均一に水分を含み、粘着力が出てきます。待ち時間が短すぎると剥がれの原因に。でも長すぎるとベタベタになりすぎて貼りにくいので、10分を目安にしてください。
4. 貼り付け
壁の上部から貼り始め、へらで中心から外側に向かって空気を押し出します。このとき、一気に全部を貼ろうとせず、上から30cmずつくらいのペースで慎重に進めるのがきれいに仕上げる秘訣です。
5. 余分な部分をカット
最後に、天井との境目やコンセント部分をカッターで切り取ります。定規をしっかり当てて、一気に刃を走らせると断面が美しくなります。ためらって何度も切るとギザギザになるので、思い切りが肝心です。
あるある失敗とそのリカバリー術
どんなに慎重にやっても、失敗はつきものです。でも、たいていのミスはリカバリーできます。
空気が入って膨らんだ場合
一番多いトラブルです。こんなときは、縫い針で小さな穴を開け、へらで空気を押し出します。針穴はまず目立たないので、見栄えの低下も最小限です。気泡が大きい場合は、カッターで切れ目を入れて空気を抜き、上から専用の補修のりを注入しましょう。
継ぎ目に隙間ができた
壁紙が乾いて収縮すると、継ぎ目が開いてしまうことがあります。白い壁紙なら、隙間に白いコーキング剤を薄く埋め込んで指でならすとほとんどわからなくなります。色柄物の場合は、補修用のクレヨンやタッチアップペンで色を乗せてごまかしましょう。壁紙補修キットを一つ持っておくと、こういうときに慌てずにすみます。
柄がどうしても合わない
無理に合わせようとすると、変なところでシワになったり、壁紙が足りなくなったりします。思い切って、柄合わせをあきらめて「わざと段差をつける」という手もあります。縦のラインがランダムに入るように見せかければ、それもデザインです。
壁紙を貼れない場所のオシャレな代替アイデア
「賃貸契約で壁紙が貼れない」「どうしてもハードルが高い」という方に、代わりの壁面DIYもご紹介します。
ウォールステッカー
ウォールステッカー オシャレなら、壁紙よりずっと手軽です。しかも、水で濡らして貼るタイプや、静電気で吸着するタイプなら跡も残りません。植物柄や世界地図のデザインが人気で、子供部屋にもおすすめです。
ファブリックパネル
キャンバスに布を貼るだけの簡単DIY。壁に画鋲やピンで留めるので、壁を傷つける心配がほぼゼロ。季節や気分で布を張り替えられるのも楽しいですよ。北欧風のテキスタイルや、帯地を使った和モダンなパネルが、壁紙とは違う立体感のあるオシャレを演出します。
マスキングテープアート
壁一面をマスキングテープで模様を描くアートです。三角形や幾何学模様を作るのが簡単で、こちらも跡が残らず賃貸向き。100円ショップのマスキングテープを組み合わせて、世界に一つだけの壁面をつくれます。
壁紙DIYを成功させる3つの心構え
最後に、実際にやってみて感じた大切なポイントを共有します。
完璧を求めすぎない
プロのような仕上がりを目指すと、小さなズレや気泡がすごく気になります。でも、少し離れて見ると意外とわからないものです。むしろ、手作り感こそがDIYの味。失敗も含めて楽しむくらいの気持ちで挑戦してください。
まずは狭い場所で練習する
いきなりリビングの一面に挑むより、トイレや洗面所、クローゼットの中など、目立たない場所で腕試しするのがおすすめです。1~2時間もあれば終わるので、成功体験を積んでから本命の部屋に取りかかりましょう。
照明の効果を忘れない
壁紙を変えたら、照明も見直してみてください。せっかくのレンガ調や木目調の壁紙も、暗いと魅力半減です。スポットライトを当てたり、間接照明を足したりするだけで、壁紙の質感がグッと引き立ち、ワンランク上のオシャレな部屋に見えますよ。
壁紙DIYは、やればやるほどコツがつかめる楽しい作業です。最初の一歩は小さくて大丈夫。気になるのり付き壁紙 はがせるを一枚、思い切って注文してみることから、あなたのオシャレな部屋づくりは始まります。

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