「畳が古くなってきたし、この際だから和室を洋室に変えたい」
「でもリフォーム業者に頼むと高いし、自分でできないかな…」
そう思ってこの記事にたどり着いた方、多いんじゃないでしょうか。実際、和室のまま使うより洋室に変えたほうが家具の配置も自由になるし、掃除もラクになりますよね。
とはいえ、いきなり「床を全部剥がしてフローリングに!」なんて聞くと、ちょっとハードルが高いですよね。
ご安心ください。この記事では、賃貸でもできる簡単な方法から、ガッツリDIYする本格的な方法まで、あなたの状況や予算に合わせて選べるようにまとめています。
一緒に、理想の洋室を手に入れましょう。
なぜ和室を洋室にDIYしたいのか?まずは目的を整理しよう
「和室を洋室に変えたい」と一口に言っても、その理由は人それぞれです。
- 畳が傷んでカビやダニが気になるから、清潔で掃除しやすい床にしたい
- ベッドやソファを置きたいけど、畳だと沈み込みやヘコミが心配
- 単純に、インテリアの好みが変わって洋風の部屋に住みたい
大事なのは、「どこまで変えたいのか」「いくらまでかけられるのか」 を最初に決めること。
これが曖昧なままだと、DIYを始めてから「思ったより大変…」「費用がかさむ…」と挫折する原因になります。
特に賃貸にお住まいの方は、原状回復できるかどうかが絶対条件。このあと詳しく解説していきますね。
自分の部屋に最適な方法がわかる!DIYレベル別・選択肢一覧
いきなり「床を貼ろう!」と意気込む前に、まずは全体像を把握しておきましょう。DIYの難易度は、大きく3つのレベルに分けられます。
レベル1:超初心者向け「置くだけ・貼るだけ」のプチリフォーム
これはもう、本当に誰でも今日からできます。工具もほとんど不要なのが嬉しいポイント。
- 床:畳の上にウッドカーペットやクッションフロアを敷くだけ。賃貸でも全く問題ありません。
- 壁:砂壁や和紙の壁に、貼ってはがせる壁紙を貼る。
- 襖・障子:専用のリメイクシートを貼って、洋風のドアや窓のように見せる。
「まずは雰囲気だけでも変えてみたい」という方にピッタリです。
レベル2:中級者向け「一部の材料を交換する」DIY
少しだけ手間と工具をかけて、より本格的な仕上がりを目指します。賃貸の場合は、大家さんや管理会社への確認が必要になるケースも。
- 床:畳を撤去して、下地を調整した上にフロアタイルや置くだけフローリングを敷き詰める。
- 押入れ:襖を外して、中段を取り除き、つっぱり棒とハンガーラックでクローゼットに改造する。
このあたりから「自分で部屋を作ってる!」という実感が湧いてきて、楽しくなってくる工程です。
レベル3:上級者向け「本格的な洋室リフォーム」
ここまでくると、もうプロの領域。戸建ての持ち家で、腰を据えて取り組める方の選択肢です。
- 床:根太(ねだ)から組んで断熱材を入れ、合板を張り、その上にフローリング材を貼る本格的な工事。
- 壁と天井:真壁(柱が見える和室の壁)の上から石膏ボードを貼って、大壁(洋室に多いフラットな壁)に作り変える。
正直、電気系統や構造に関わる部分は、DIYといえど専門業者に依頼するのが無難です。今回は、このレベル3の本格工事よりも、レベル1と2を中心に誰でも挑戦しやすい方法をくわしく解説していきます。
これで失敗しない!部位別・和室を洋室にDIYする手順とコツ
さて、ここからが本題です。具体的に部位ごとのDIY方法を見ていきましょう。
床のDIY:和室の印象を決める最重要ポイント
部屋の広い面積を占める床。ここが変わると、印象はガラリと変わります。
【賃貸OK】畳の上に敷くだけ!ウッドカーペット&クッションフロア
これが一番簡単で、一番失敗がありません。
ウッドカーペットは、1辺が30cm〜45cmくらいのパネルを組み合わせていくだけ。カッターでカットできるので、部屋の隅の微妙なサイズにも合わせやすいです。6畳間なら、安いものだと1万円台から手に入ります。
クッションフロアは、さらに水に強く、汚れをサッと拭けるのが魅力。シート状になっていて、裏面がシールになった「置くだけ」タイプを選べば、のりも不要です。
ただ、どちらも畳の上に直接敷くと、ヘリ(縁)の部分が微妙に凸凹することも。この点だけは、敷く前に覚悟しておくか、薄い下地シートを一枚かませると改善されることがあります。
畳を撤去してフロアタイルを敷く方法
「畳はもう絶対に使わない!」という方は、いっそ撤去してしまいましょう。粗大ゴミに出せる場合が多いですが、お住まいの自治体のルールを確認してくださいね。
畳を剥がすと、下からはたいていベニヤ板などの下地が出てきます。問題は段差です。畳の厚みがなくなるので、隣の部屋より床が数センチ低くなってしまう。
この段差を解消するために、ゆか上げくんのような専用の調整キットが便利です。これを下地の上に並べて、その上にフロアタイルを貼っていきます。はめ込み式のタイルなら、これも接着剤不要で、電動ドライバーがあれば一日で終わる作業です。
壁のDIY:砂壁や和紙の壁をオシャレに変身させる
和室の壁は、砂壁や繊維壁などザラザラした素材が多いですよね。これが結構クセ者で、普通の壁紙シールは接着力が弱くて剥がれやすいんです。
そこでおすすめなのが、「生のり付き壁紙」。水に濡らして貼るタイプで、ザラザラした壁にも比較的よく密着します。おしゃれな輸入物みたいなデザインもたくさんあります。
もし「原状回復が絶対条件」なら、貼ってはがせる壁紙を選びましょう。ただし、砂壁には弱いので、裾(すそ)の部分を和室用の壁下地処理剤で固めてから貼ると、グッと剥がれにくくなりますよ。
襖・障子のDIY:一番簡単に「洋風」を演出できる
これ、本当におすすめです。襖(ふすま)が1枚洋風になるだけで、部屋の空気が驚くほど変わります。
襖用のリメイクシートは、フローリング調の木目や、ホテルライクな無地など種類が豊富。貼り方は、襖の桟(さん)の上からアイロンやヘラで空気を抜きつつ貼るだけ。
2枚セットで2,000円〜3,000円ほどで手に入るので、まず試してみてほしい箇所です。
押入れのDIY:デッドスペースを収納力抜群のクローゼットに
和室の押入れって、奥行きがありすぎて、手前のものしか取れなかったり、布団もマットレスに変わって出番がなかったり…。
ここはぜひ、思い切ってクローゼットに変身させましょう。襖を外して、代わりにロールスクリーンを付ければ、もう見た目は立派な洋室収納です。中にはつっぱり棒を渡して、ハンガーをかけるポールを作るだけでも、コートやスーツがたっぷり収納できます。
ケース別にかかる費用を大公開!予算から逆算して計画を
「で、結局いくらかかるの?」というのが一番気になりますよね。6畳間を想定した、材料費の大まかな目安です。
- とにかく安く、簡単に済ませたい場合:
- 見た目にもこだわり、しっかり作り込みたい場合:
- 段差解消の下地キット(5.5万円) + フロアタイル(2万円) + 生のり付き壁紙(1万円) + クローゼット化資材(1万円) = 合計約9.5万円〜
「あれ?意外と高いかも?」と思った方もいるかもしれません。でも、業者にフローリング張り替えを頼むと6畳で15万円〜30万円はかかることを考えると、かなり費用を抑えられているのが分かります。
「思ってたんと違う…」を防ぐためのリアルな注意点
ここは、やってみた人にしか分からない、正直なところをお伝えしますね。
- 完璧主義は禁物:DIYは、近くで見るとどうしても粗が出ます。「賃貸のあの部屋みたいにピシッと」は、正直難しいと思っておいたほうがいいです。でも、インテリアやラグで隠せる部分は意外と多いもの。
- 巾木(はばき)との隙間:床をかさ上げした場合、壁の一番下についている木材(巾木)との間に隙間ができてしまいます。気になる場合は、見切り材やコーキングで埋めるといい感じになります。
- 重い家具の搬入:畳の上に敷くタイプのウッドカーペットは、重い本棚などを置くと少し波打つことがあります。どうしても気になる方は、キャスター付きの台座を使うか、フロアタイルまでステップアップしたほうがいいかもしれません。
まとめ:和室を洋室にDIYする第一歩を踏み出そう
さて、ここまで「和室を洋室にDIY」する方法について、レベル別に、部位別に、かなりリアルなところまでお伝えしてきました。
「思ったより簡単そう」と感じた方もいれば、「ちょっと自分には難しいかも…」と思った方もいるかもしれません。それで全然いいんです。大事なのは、自分のスキルと予算に合ったやり方を選ぶこと。
まずは、今回の記事でいちばん簡単だった「襖のリメイクシート」や「ウッドカーペット」から試してみませんか? 部屋のほんの一部分が変わるだけで、きっと「次はここを変えてみよう」というワクワクが生まれてくるはずです。
あなたの和室が、居心地の良い理想の洋室に生まれ変わることを願っています。

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