トイレの壁紙、なんとなく古びてきたなあ。でも業者に頼むと数万円はかかるし、自分でなんとかできないかな。
そう思ってこの記事を読み始めたあなた、まさに正解です。トイレの壁紙DIYは、初心者でもちゃんとコツを押さえれば想像以上にきれいに仕上がります。材料費も3,000円から8,000円程度と、業者に頼むよりずっとお手頃。なにより、自分で貼った壁を見るたびにちょっとした達成感を味わえるのが最高なんですよ。
ただ、いきあたりばったりで始めると、空気が入ってしわしわになったり、柄がずれて台無しになったり。そうならないために、この記事では「失敗しないための具体的な手順」と「トイレという場所ならではの注意点」を、会話するような感覚でお伝えしていきますね。
なぜトイレの壁紙DIYが人気なのか
最近、トイレの壁紙をDIYする人がぐっと増えています。理由は大きく三つ。
まず、コストの安さ。トイレの壁面積は1坪程度と狭いので、必要な壁紙も道具も少なく済むんです。思い切ったデザインに挑戦しても、材料費が数千円なら気軽にトライできますよね。
次に、精神的なハードルの低さ。トイレは個室なので、多少失敗しても人目につきにくい。DIY初心者の練習場所としてもぴったりなんです。
そして、プライベート空間の満足度。トイレって意外と一日に何度も入る場所ですよね。そんな小さな空間が自分好みの壁紙に変わると、それだけで気分が上がるんですよ。
トイレだからこそ気をつけたい素材選び
さて、ここからが本題です。トイレの壁紙選びで一番大事なのは、デザインよりも「機能」。トイレは家の中で一番湿気がこもりやすく、カビのリスクが高い場所だからです。素材選びを間違えると、せっかく貼った壁紙がカビだらけになって泣くことになります。
防水・防カビ性能は絶対条件
まず外せないのが、防水性と防カビ加工。具体的な素材としては以下の三つが定番です。
ビニールクロスは、表面が塩化ビニールで覆われていて水を弾きます。汚れてもサッと拭けるので、トイレ掃除のついでに壁もメンテナンスできるのが便利。価格も手頃で、ホームセンターで手に入りやすい。防カビ加工済みの商品を選べばさらに安心です。
不織布クロスは、輸入壁紙に多いタイプ。破れにくくて扱いやすいのが特徴で、女性ひとりでも施工しやすいと人気があります。幅が53センチ前後と狭めなので、狭いトイレでの作業がとても楽。ただし、ビニールクロスに比べると防水性はやや落ちるので、水はねが多い場所には注意が必要です。
リメイクシートは、貼って剥がせるタイプ。賃貸で原状回復が必要な方の強い味方です。貼ってはがせる壁紙シール や ハッテミー 壁紙シール といった商品が代表的。ただし、下地の壁紙の状態によっては剥がすときに一緒に剥がれてしまうこともあるので、目立たない場所でテストしてからが鉄則です。
調湿・消臭機能でさらにもう一段階上の快適さを
防カビ性能に加えて、調湿性や消臭性がある壁紙を選ぶと、トイレの快適さが格段に上がります。
珪藻土を含んだ壁紙や、エコカラット のような調湿建材をアクセント的に使うのもおすすめ。湿気を吸って乾燥時に放出してくれるので、カビ予防に効果的ですし、嫌なにおいの吸着効果も期待できます。ただ、施工の難易度はやや上がるので、初心者は調湿機能つきのビニールクロスを選ぶのが無難ですよ。
デザイン選びで失敗しないコツ
デザインについても、トイレならではのコツがあります。柄物に挑戦したい気持ちはわかりますが、狭い空間に大きな柄を一面に貼ると、圧迫感で閉塞感がすごいことになります。
初心者には、無地や中間色が断然おすすめ。ベージュやライトグレーなら、汚れが目立ちにくくて、飽きもきません。アクセントがほしいときは、便器の背面の壁だけ違う色や柄にする「アクセントクロス」が効果的。狭いトイレでもうまく個性を出せますよ。
DIYを始める前に揃えるべき道具たち
壁紙と並んで大切なのが、道具の準備。これが揃っていないと、作業中に「あれがない!」と慌てることになります。
これだけは必須!基本7点セット
壁紙DIYを快適に進めるために、必ず揃えてほしいものはこちらです。
まず壁紙用のカッターと定規。普通のカッターでも切れますが、壁紙用は刃が薄くて長いので、まっすぐ切りやすいんです。定規は滑り止めつきのステンレス製がおすすめ。
壁紙用のりは、選び方が重要です。普通の生のりでも貼れますが、賃貸で原状回復を考えているなら「フレスコのり」一択。水で剥がせるタイプで、賃貸DIYの救世主みたいな存在です。フレスコのり 壁紙用 で検索すればすぐ見つかります。のりを均一に塗るための刷毛、壁紙を密着させるゴムローラー、そして空気を抜くためのヘラも忘れずに。
あとは、端を押さえるコテと、糊しろを拭き取る雑巾。これで準備は完了です。
あると便利なプラスアルファの道具
時間に余裕があるなら、のり付き壁紙を選ぶという手もあります。のりを塗る手間が省けるので作業時間が大幅に短縮できますが、その分価格は少し高め。
古い壁紙を剥がす場合は、壁紙剥がし剤やスチーマーがあると格段に楽になります。これらはレンタルできるホームセンターもあるので、まずは調べてみてくださいね。
後悔しないためのDIY手順をステップごとに解説
道具と材料が揃ったら、いよいよ実践です。ここでは、壁紙を上から重ね貼りする方法を基本に説明します。下地の壁紙を剥がさないので、作業が圧倒的にラクで、賃貸にも対応できます。
ステップ1:養生と古い壁紙の状態チェック
作業を始める前に、トイレ内の物をすべて出します。便器や手洗い器、棚などは養生テープとビニールでしっかり保護してください。のりがつくと掃除が大変ですからね。それから壁面の凸凹や剥がれをチェック。浮いている部分はカッターで切り取り、凹みはパテで埋めておくと仕上がりがきれいです。
ステップ2:壁紙の採寸とカット
壁の高さを測ったら、上下に5センチずつ余裕を持たせてカットします。柄物の場合は柄合わせが必要なので、次の壁紙と並べて柄がずれていないか必ず確認してください。ここで焦ると後悔します。あと、コンセントやスイッチプレートの位置も忘れずにメモしておきましょう。
ステップ3:のり付けと養生時間の確保
壁紙の裏面に、刷毛で均一にのりを塗ります。四隅や端っこは特に念入りに。のりを塗ったら、壁紙を半分に折って10分ほど置く「養生」をします。これを怠ると、貼った後に壁紙が伸び縮みして継ぎ目が開いてしまう最大の失敗原因になるんです。この待ち時間がDIYの肝。心に余裕を持って待ちましょう。
ステップ4:壁面に貼り付け
養生が終わったら、壁の上部から貼り始めます。天井との境目に少し余裕を持たせて貼り、ゴムローラーで中央から外側に向かって空気を押し出しながら密着させてください。空気が入ってしまったら、ヘラで優しく出口まで誘導するイメージ。それでもダメなら、針で小さな穴を開けて空気を抜くという裏技もあります。
ステップ5:はみ出し部分のカットと仕上げ
のりがある程度乾いたら、天井や巾木に沿って余分な壁紙をカットします。ここで使うのが壁紙用カッターと定規。カッターの刃はこまめに折って、常に切れ味のいい状態で作業すると断面がきれいになります。継ぎ目が浮いている場合は、専用のジョイントコークボンドを少し塗ってローラーで押さえてください。
やってしまいがちな失敗とリカバリー方法
正直なところ、初めてのDIYで完璧に仕上げるのは難しいものです。でも、たいていの失敗はリカバリーできるので安心してください。
空気が入ってしまったら
しわになる前に針で小さな穴を開け、指でゆっくり空気を押し出します。小さな気泡なら、乾燥とともに自然と消えることも多いです。貼ってすぐは多少の凹凸があっても、翌日見たらきれいになっていた、なんてこともよくありますよ。
壁紙を破ってしまったら
小さな破れなら、同じ壁紙の端切れを破れた部分より少し大きく切り取り、柄を合わせて重ね貼りすれば目立ちません。無地の壁紙を選んでいた場合、こういうリカバリーがめちゃくちゃ効くんです。柄物だとどうしても継ぎ目がわかりやすいので、初心者は無地を選ぶ安心感はここにあります。
便器の裏側がうまく貼れない
トイレDIYの最大の難所が、便器周りです。便器を完全に外せればベストですが、素人にはハードルが高い。無理せず、壁紙を便器の形に合わせて切り込みを入れながら貼る方法を選びましょう。隙間はコーキング剤で埋めれば水の侵入を防げます。
賃貸でも安心して楽しむための注意点
賃貸物件でDIYをするなら、原状回復が絶対条件です。貼ってはがせるリメイクシートか、水で剥がせるフレスコのりを使った施工に限定しましょう。
大家さんや管理会社によっては、壁紙の貼り替えそのものを禁止している場合もあります。必ず事前に確認してくださいね。無断でやってしまい、退去時に高額な修繕費を請求されたという話は珍しくありません。
また、剥がすときに下地の壁紙まで一緒に剥がれてしまうケースもあります。目立たない場所で事前にテストして、問題ないことを確認してから全体に取りかかると安心ですよ。
トイレ壁紙DIYを成功させるために最後に伝えたいこと
ここまで読んで、「ちょっとやってみようかな」と思えていたら嬉しいです。
トイレの壁紙DIYは、コストを抑えながら、自分の好きな空間を作れる最高の週末プロジェクトです。ただし、素材選びと下準備、そして便器周りの処理への配慮が成功の鍵。最初は無地のビニールクロスで練習して、慣れてきたらアクセントクロスや調湿機能つきの壁紙に挑戦する、というステップを踏むのがおすすめです。
狭い空間だからこそ、ちょっとの工夫で家の中のお気に入りスポットに変わります。ぜひ、あなただけのトイレ空間を作り上げてくださいね。

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