「マキタの営業って、やっぱりきついのかな…」
転職サイトや口コミを見ていると、そんな言葉がやたらと目につきますよね。電動工具のトップメーカーで、安定しているイメージもあるぶん、この「きつい」の実態ってすごく気になるはず。
実はぼくも知り合いから話を聞いたことがあって、給料は悪くないけど「とにかくやることが多すぎる」と苦笑いしていたのが印象的でした。
この記事では、現役社員や元社員の口コミ、企業が公開している公式データなどをもとに、マキタ営業の「きつい」と言われる理由から、それでも働き続ける人がいるメリットまで、包み隠さず話していきます。転職や就職を真剣に考えている方に、少しでもリアルな判断材料を届けられたらうれしいです。
なぜ「マキタ営業 きつい」と言われるのか
ネット上の口コミを大きく占めているのは、「営業なのに営業以外の仕事が多すぎる」という声です。具体的にどんな業務が負担になっているのか、一つずつ見ていきましょう。
新製品の完売ノルマがとにかく重い
マキタの営業で最もプレッシャーになるのが、毎月のように発売される新製品の「完売ノルマ」です。
電動工具本体やアクセサリーだけでなく、園芸用品や清掃機器などもラインナップしているため、担当エリアによってはまったく見込み客がいない製品を売り切らなければならないことも。ある口コミでは「除草作業用のバリカンを真冬に売り切れと言われても…」といった切実な声もありました。
売れ行きが悪いからといってノルマが下がるわけではなく、上司からの「なんで売れてないんだ」というプレッシャーが続くのが、精神的な「きつさ」につながっているようです。
配達からクレーム処理まで、営業以外の業務が膨大
マキタの営業マンは、商品を売るだけが仕事ではありません。
日々のルート配送から始まり、展示会や販売会の設営・準備・片付け、さらにはお客様から持ち込まれる修理品の受付や一次対応まで、その業務範囲は驚くほど広いんです。
「営業なのに配達ばかりで、肝心の提案活動をする時間が取れない」という声や、「イベントの設営で朝6時に家を出て、片付けが終わるのが夜10時」というような、完全に体力勝負な一日を語る口コミもありました。
もちろん、故障対応やクレーム処理といった仕事も、基本的には営業担当が窓口になります。顧客と顔を合わせる機会が多いぶん、トラブルが起きたときの矢面に立つのは自分です。こうした精神的な負担も、「きつい」と感じる大きな要因のひとつです。
休日出勤と休みづらい雰囲気
土日や祝日は、ホームセンターなどでの展示即売会や、新製品のデモンストレーションイベントが組まれるのが一般的です。ここでしっかり販売実績を作ることも営業の評価に直結するため、休日出勤は当たり前の文化になっていると言われています。
「代休は制度上あるけど、平日の業務が詰まっていて結局取れない」「有給休暇の申請をすると、なんでそのタイミングで休むのかと嫌味を言われた」といった口コミもあり、プライベートを大事にしたい人にとっては、かなり厳しい環境かもしれません。
営業所ガチャとパワハラ気質の上司問題
これも口コミで頻出するワードですが、マキタの働きやすさは配属先の営業所によって天と地ほどの差があると言われています。
一昔前の体育会系ノリが残っている営業所では、数字が達成できていないと人格否定に近い叱咤を受けるケースもあるようで、パワハラ気質の上司に当たってしまうと、若手社員が次々と辞めていくという悪循環も起きているようです。
反対に、所長がホワイトな考え方の人であれば、しっかり休みも取れて人間関係のストレスも少ないとのこと。完全に運任せな部分があるのは、安定企業を望む人にとってはリスクですよね。
それでもマキタ営業が「選ばれる」確かなメリット
ここまで読むと、「やっぱりやめておこうかな…」と思う方もいるかもしれません。ただ、どれだけ「きつい」と言われても、マキタで長く働き続ける人がいるのは事実です。その理由を、ポジティブな口コミから探っていきましょう。
ブランド力は最大の武器。営業は「意外とやりやすい」
マキタというブランドは、プロの現場はもちろん、DIYユーザーからの信頼も圧倒的です。リチウムイオンバッテリーの性能ひとつとっても、「マキタ以外は考えられない」という職人さんは多いですし、ホームセンターの売り場でも常に主役級の扱いを受けています。
つまり、飛び込み営業で「どこのメーカー?」と一から説明する必要がなく、最初からお客様に「マキタさんね」と興味を持ってもらえるんです。このブランド力に助けられている部分は間違いなく大きく、「きつい業務を除けば、純粋な営業活動そのものは楽しい」と語る社員もいます。
年収1000万円も夢じゃない高水準のボーナス
「仕事はきついけど、給料明細を見ると頑張ろうと思える」という口コミは象徴的です。
マキタ営業の基本給は、同業他社と比べて特に高いわけではありません。しかし、賞与が驚くほど手厚いことで知られています。夏と冬のボーナスは業績連動でありながら、年間で基本給の6〜7ヶ月分が支給されることも珍しくなく、これは大企業ならではの安定感です。
さらに、「G職」と呼ばれる管理職クラスに昇格すれば、年収1000万円も十分射程圏内に入ってきます。激務でも家族を養うために割り切って働く、という選択肢が現実味を帯びる給与水準なんです。
安定した経営基盤と明確なキャリアパス
電動工具の世界的リーディングカンパニーとして、マキタの財務体質は驚くほど強固です。景気に左右されにくい業種であることも含め、「潰れる心配がない」というのは、長い職業人生を考えるうえで、何にも代えがたい安心材料になります。
また、年功序列の側面は残るものの、実績を積み上げて社内試験に合格すれば着実にステップアップできるキャリアパスも明確です。「きつい下積みを乗り越えれば、高収入と安定が待っている」という見通しがあるからこそ、踏ん張れるという人も多いのでしょう。
データが語る「若手の退職」の実態
実はマキタは公式サイトで、サステナビリティに関する人事データを公開しています。これを見ると、新卒で入社した社員の「3年以内離職率」が数年分まとめて掲載されているんです。
直近のデータでは、年度によって9%から14%の間で推移しています。
大卒の平均離職率が約30%と言われる現代において、この数字だけ見れば「低い」と感じるかもしれません。しかし、マキタのような超優良・高待遇のメーカー企業としては決して低くない数字であり、「なぜ初任給もボーナスもいい会社で、約1割が3年以内に辞めてしまうのか」を考えたときに、「きつい」と言われる所以が見えてくる気がします。
この離職率の数字は、ネット上の「辞めたい」「若手がすぐ辞める」という口コミと完全に矛盾するものではなく、むしろそうした現場のリアルを客観的に裏付けているデータと言えるでしょう。
向いている人、向いていない人
結局のところ、「きつい」と感じるかどうかは、その人の価値観や働く上での優先順位によって変わります。
こんな人はマキタ営業に「向いている」と言えそうです。
- 体力仕事や長時間労働も「給料に跳ね返るなら」と割り切れる人
- 誰もが知るブランドを背負って働くことに誇りを持てる人
- プライベートより、とにかく高収入と安定を優先したい人
- 上下関係がはっきりした体育会系のノリに抵抗がない人
逆に、こんな人は入社後に「思っていたのと違う」となりやすいでしょう。
- 決められた時間で効率よく働き、趣味や家庭の時間を大切にしたい人
- 営業活動に専念して、自分の提案力を純粋に磨きたい人
- パワハラまがいの指導や昭和的な価値観がどうしても受け入れられない人
まとめ:マキタ営業の「きつい」は、高収入と引き換えの激務である
もう一度、正直にお伝えしますね。マキタ営業職の「きつい」は、ガセでもなんでもなく、確かに存在する現実です。新製品の完売ノルマ、営業以外の膨大な業務、休日出勤、営業所による当たり外れ…これらは入社を考える上で、絶対に無視できないポイントです。
けれど一方で、マキタでなければ得られないものも、同じくらい確かにあるんです。圧倒的なブランド力、業界トップクラスのボーナス、そして盤石の経営安定性。これらは、一朝一夕で真似できるものではありません。
「多少きつくても、しっかり稼いで家族を守りたい」
「辞めていく奴も多いけど、自分はここで上を目指したい」
そう腹をくくれる人にとって、マキタの営業はこれ以上ない舞台になる可能性を秘めています。この記事が、あなたらしいキャリアを選ぶための、少しでもリアルな手がかりになれば心からうれしいです。

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