DIYを始めようと思ってホームセンターに行くと、木材のコーナーに「1×4」「1×6」といった表示が並んでいますよね。
「これって、実際にはどのくらいのサイズなんだろう?」「1×4って書いてあるけど、測ったら全然違うんだけど…」そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、ワンバイ材のサイズ表記にはちょっとしたルールがあって、表示されている数字と実際の寸法が異なるんです。
この記事では、ワンバイ材のサイズ感をはじめ、種類やツーバイ材との違い、購入時にチェックすべきポイントまでわかりやすく解説していきます。
ワンバイ材とはどんな木材?
ワンバイ材とは、厚みが約1インチ(約2.54cm)の規格材の総称です。
「1×4」のような表記は「1インチ×4インチ」を意味しています。ただし、ここで注意したいのが、この数字はあくまで「呼び寸法」と呼ばれるもので、実際のサイズとは異なるということ。
ワンバイ材の場合、厚みは約19mm(約0.75インチ)に仕上げられています。これは、木材を乾燥させる過程で収縮することや、表面を平滑に加工するために面取りされることが理由です。
材質としては、主にSPF材(スプルース、パイン、ファーの総称)が使われています。SPF材は、軽くて加工しやすく、価格も比較的安定しているため、DIY用途に広く採用されているんです。
ワンバイ材のサイズ一覧
ワンバイ材でよく見かけるサイズと、その実寸をまとめました。
1×2(ワンバイツー)
実寸:厚み19mm × 幅38mm
細い角材のような形状で、補強材や細かいパーツ作りに適しています。
1×4(ワンバイフォー)
実寸:厚み19mm × 幅89mm
最もスタンダードなサイズ。棚板や箱ものの側板など、汎用性が非常に高いです。
1×6(ワンバイシックス)
実寸:厚み19mm × 幅140mm
1×4より広い板材で、天板や背面パネルなど広い面が必要な場面で活躍します。
1×8(ワンバイエイト)
実寸:厚み19mm × 幅184mm
1×10(ワンバイテン)
実寸:厚み19mm × 幅235mm
1×12(ワンバイトゥエルブ)
実寸:厚み19mm × 幅280mm
幅が広くなるほど1本あたりの価格は上がり、取り扱っているホームセンターも限られてくる傾向があります。また、幅が広いものほど反りやねじれが起きやすいので、購入時は実物をしっかり確認することが大切です。
長さの単位はフィート
ワンバイ材の長さは、フィート(ft)で表記されるのが一般的です。1フィートは約304.8mm(30.48cm)です。
ホームセンターでよく見かける長さと、ミリ換算は以下の通りです。
- 3ft → 約910mm
- 4ft → 約1,220mm
- 6ft → 約1,820mm
- 8ft → 約2,440mm
- 10ft → 約3,050mm
- 12ft → 約3,660mm
DIYで使いやすいのは6ft(約1,820mm)や8ft(約2,440mm)あたり。車に積めるサイズかどうかも、購入前に確認しておくと安心です。
ワンバイ材とツーバイ材の違い
ワンバイ材とよく比較されるのが、ツーバイ材(2×4など)です。最大の違いは、厚みにあります。
ワンバイ材は厚みが約19mmであるのに対し、ツーバイ材は厚みが約38mm。つまり、ツーバイ材はワンバイ材の約2倍の厚みがあるんです。
この厚みの違いが、強度や用途に大きく影響します。
ツーバイ材は厚みがある分、強度が高く、重い荷物を支える構造材やフレームに適しています。一方、ワンバイ材は軽量で加工がしやすいため、棚板や小物作りなどのDIYに使いやすいのが特徴です。
どちらを選ぶかは、作ろうとしているものの強度やデザインによって判断するとよいでしょう。
ワンバイ材を購入するときにチェックすべきポイント
反りやねじれがないか
木材を選ぶときに最も気をつけたいのが、反りやねじれです。特に幅広のサイズは反りやすい傾向があります。
木材の端から端までを水平に見渡して、反っていないか確認しましょう。また、ねじれているものは、地面に置いたときに浮きが出るので見分けられます。
割れや欠けがないか
乾燥による割れや、運搬時の欠けもチェックポイントです。小さな割れは気にしなくてもよい場合もありますが、構造に影響しそうな大きな割れがあるものは避けたほうが無難です。
節の位置と大きさ
節自体は木材の自然な特徴ですが、大きすぎる節や、縁に近いところにある節は強度に影響することがあります。DIY作品の見た目を気にする場合は、節の位置や大きさも確認しておきましょう。
よくある疑問
Q. 1×4と書いてあるのに、なぜ19mm×89mmなんですか?
A. 先述の通り、1×4は「1インチ×4インチ」という呼び寸法です。乾燥収縮や表面加工によって、実際のサイズは小さくなります。これは木材業界の共通ルールで、ワンバイ材に限らず規格材すべてに当てはまります。
Q. ワンバイ材とツーバイ材、どちらを選べばいいですか?
A. 作るものによって判断が分かれます。軽量な棚や飾り物、箱ものなどを作るならワンバイ材。本棚やベンチ、ワークテーブルなど強度が求められるものならツーバイ材が向いています。
ワンバイ材のサイズ選びで迷ったときは
ワンバイ材のサイズは、呼び寸法と実寸法の違いを理解しておけば、あとは作りたいものに合わせて選ぶだけです。
初めてのDIYなら、まずは汎用性の高い1×4(ワンバイフォー)から試してみるのがおすすめです。サイズ感をつかみやすく、さまざまな作品に使えます。
また、実際にホームセンターで手に取ってみると、思っていたより軽い、思っていたより幅が広いなど、新しい発見があるはずです。
木材選びはDIYの楽しいポイントのひとつ。サイズの仕組みを知ったうえで、じっくり選んでみてくださいね。

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