DIYでウッドデッキを作りたいとか、自宅の床板を張り替えたいとか。そう思ったときにまず悩むのが「道具選び」ですよね。特に丸ノコは切れ味が悪いと作業が一気にストレスになるから、最初の一台で失敗したくない。そんな声をよく聞きます。
そこで今回スポットを当てるのが、マキタ M585です。プロ用の「M583」と比べて「ちょっと安いけど大丈夫なの?」「DIYで使うにはオーバースペックじゃない?」といった疑問を、実際の口コミや評判を交えながら解消していきましょう。
「マキタ M585」ってどんなモデル?スペックをざっくり解説
まず基本情報を押さえておきましょう。M585は、マキタのAC100V(コンセント式)電気丸ノコのスタンダードモデルです。
- 刃のサイズ:165mm(これはホームセンターで替刃が一番手に入りやすいサイズ)
- 最大切込深さ:90度で56mm、45度で37mm
- 回転数:5,000回転/分
- 重さ:約3.4kg
数字だけ見ると「ふーん」で終わってしまいますが、注目すべきは切込深さ56mmです。よく使う2×4材(厚さ約38mm)や1×4材を余裕で切れるのはもちろん、2×4材を45度に傾けて斜め切りした場合でも約37mmまで切れるという点。DIYで「ちょっと角度をつけてカットしたい」という時に、これができるかできないかで作業の幅が全然違います。
実際どうなの?マキタ M585の「良い評判」と「気になる評判」
ネット上のレビューをざっと見てみると、評価はかなり二極化しています。良いところは素直に評価しつつ、ちょっとネガティブな声にも正直に向き合ってみましょう。
「買ってよかった」と言われるポイント
- コスパ最強説:「M583(上位機種)と何が違うの?」という質問に対して、DIY用途なら正直違いがわからないという意見が多数。M583は主に連続運転での耐久性が高いだけで、週末DIYで使う分にはM585で十分すぎるパワーと精度です。
- マキタらしい剛性感:樹脂部分は多いものの、ベース(定規の部分)はアルミダイカスト製。ホームセンターで売っている安価なプレスベースのノコとは比べ物にならない剛性があります。これが「まっすぐ切れる」理由です。
- 集じん機能が想像以上に便利:後ろに集じん機や掃除機をつなぐだけで、作業場の粉じんが激減します。家の中で作業するDIYerにとっては地味に神機能。
「ちょっとここは…」という率直な口コミ
- 斜め切り時の切り粉飛散:45度に傾けて切ると、集じんノズルが効きにくくなり、切り粉が手前に飛んでくるという声。これは上位機種でも起こる構造上の問題なので、M585だけの欠点ではありません。
- 重さは人による:3.4kgを「軽い」と感じるか「重い」と感じるか。女性や力に自信がない方には、長時間の作業は少し腕が疲れるかもしれません。
絶対に知っておきたい「M585」と「M583」の決定的な違い
これが一番検索されている疑問です。結論から言うと、DIYで年に数回使うならM585、毎日現場で使うならM583です。
違うのは電源コードと内部の耐久設計です。M583は現場での引っ掛けや引っ張りに強い「特殊ゴムシースケーブル」を採用しています。M585は一般的なビニールキャブタイヤコードです。また、モーター内部の防じん設計もM583の方がシビアです。
ただ、これが家庭用で問題になるかというと、ほとんどなりません。「M583のほうが長持ちする」のは事実ですが、M585がすぐ壊れるわけではないのです。その価格差で替え刃や平行定規を買ったほうが、DIY生活は確実に充実します。
マキタ M585を「より快適に」使うためのおすすめ周辺アイテム
本体だけ買っても、実はまだ「本領発揮」とはいきません。このノコの実力を120%引き出すためのアイテムをリストアップします。
- マキタ純正 超仕上げ刃:最初から付いている刃は「全目」と呼ばれる汎用刃です。これを「超仕上げ刃」に変えるだけで、断面がツルツルになってヤスリがけの手間が激減します。マキタ A-67433 のようなタイプですね。
- 平行定規(純正品番:164580-1):長い板を同じ幅で切り続けるなら必須。フリーハンドで真っ直ぐ切るのはプロでも難しいです。
- 集じんホースと掃除機:前述の通り、室内作業の救世主です。
よくある質問:マキタ M585は2×4材を45度で切れる?
切れます。これがM585の隠れた一番の強みです。先ほどスペックでお伝えした通り、45度傾斜時の最大切込深さは37mm。2×4材の実際の厚みは約38mmです。ギリギリ1mm届かない計算になりますが、実際の作業では刃の厚みやわずかな切り込みの加減で綺麗に切れてしまうケースがほとんどです。どうしても不安なら、少し手前で止めて残りをノコギリで切ればOK。これができるのは、165mmクラスのノコならではの芸当です。
まとめ:マキタ M585は「初めての青いマキタ」に最適な理由
値段も機能も「ちょうどいい」って、実は一番難しいバランスです。高すぎると趣味で使うのに気が引けるし、安すぎると精度が出なくてDIYが嫌いになる。
マキタ M585 電気マルノコは、まさにその「ちょうどいい」を体現した一台です。プロが使うM583の血を引きながら、価格をぐっと抑えている。これからDIYを本格的に始めたい人や、今まで安いノコで泣きを見てきた人にとって、間違いなく満足度の高い相棒になってくれるでしょう。音はそれなりに大きいですけどね、それはご愛嬌ということで。

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