DIYを始めたばかりの頃、木材のサイズ表記に戸惑ったことはありませんか?
「1×4材」と書いてあるのに、実際に測ってみると「1インチ×4インチ」じゃない……。そんな経験がある方も多いはずです。
実はこれ、木材の世界ではごく普通のことで、1×4材は「呼び寸法」と「実寸法」が異なるという特徴を持っています。
この記事では、1×4材の正確なサイズ(厚み・幅・長さ)をはじめ、購入時に知っておきたいポイントやDIYでの使い方をわかりやすく解説していきます。
1×4材のサイズは?厚み・幅・長さを詳しく解説
早速、1×4材のサイズを確認していきましょう。ホームセンターや通販で販売されている一般的な1×4材の寸法は、以下の通りです。
- 厚み:約19mm
- 幅:約89mm
このサイズは、コメリやカインズなどの大手ホームセンターの商品スペックでも「約19×89mm」と明記されており、現在の日本で販売されている1×4材の標準的な実寸法です。
なぜ「1×4」なのに「19×89mm」なの?
ここで疑問になるのが、「1×4」という名前の由来です。
「1×4」という表記は、製材後の乾燥や加工(カンナ掛け)をする前の状態を示した「呼び寸法(ノミナルサイズ)」に過ぎません。
- 呼び寸法(ノミナルサイズ):1インチ × 4インチ
- 実寸法:約19mm × 約89mm
木材は乾燥させる過程で収縮し、さらに表面を平滑にするためにカンナをかけることで、さらに数mmほど削られます。その結果、呼び寸法よりも一回り小さなサイズが「実寸法」として製品化されるのです。
これは1×4材に限った話ではなく、2×4材(ツーバイフォー材)など、すべての「寸法材」に共通するルールです。
長さのバリエーション
1×4材の長さは、用途に応じて複数のバリエーションが用意されています。代表的な長さは以下の通りです。
- 6フィート(約1820mm)
- 8フィート(約2435mm)
- 12フィート(約3650mm)
特に6フィート(約1820mm) は、棚やラック、小さな家具を作る際に扱いやすい長さとして、DIY初心者に人気です。コメリの商品ページでは、長さ3650mmのものが「12F」として販売されていることも確認できます。
1×4材の特徴とメリット・デメリット
1×4材がDIYでよく使われるのには、いくつかの理由があります。ここでは、その特徴やメリット・デメリットを整理してみましょう。
特徴とメリット
- 軽量で扱いやすい:厚みが約19mmと薄いため、女性やDIY初心者でも持ち運びやカットがしやすいです。
- 加工がしやすい:軟木(SPF材やホワイトウッドなど)が主流で、のこぎりや電動工具での切断、釘打ち、ネジ止めがスムーズに行えます。
- 価格が手頃:汎用的な素材のため、ホームセンターで非常に手頃な価格で販売されています。6フィート(約1820mm)のもので200円台後半から購入できることが多く、気軽に試せるのも魅力です。
- 入手しやすい:全国のホームセンターやネット通販で常時取り扱いがあり、いつでも手に入る点も大きなメリットです。
デメリットと注意点
- 天然木のため個体差がある:反りやねじれ、節(ふし)がある場合があります。特に安価なものは反りが強いものもあるため、購入時は目視でチェックしましょう。
- 屋外使用には不向き:無加工のSPF材などは、水分に弱く腐食しやすいです。屋外で使う場合は、防腐処理が施された製品や、人工木材を選ぶ必要があります。
- 強度はそこまで高くない:1×4材はあくまで「非構造材」です。重い物を支えるような構造部分には向かないため、用途を見極めることが大切です。
1×4材で何が作れる?DIYでの使い方
軽くて加工しやすい1×4材は、DIY作品の素材として非常に汎用性が高いです。
- 本棚やCDラック:奥行きのある幅89mmは、文庫本やCDを置くのにちょうど良いサイズです。
- ディスプレイ棚:壁に取り付ける浮かせ棚としても人気です。軽量なので壁への負担も少なめです。
- イスやベンチ:複数枚を組み合わせることで、座面や背もたれを作ることができます。
- 小物トレー:カットして接着するだけで、おしゃれなトレーやキッチンボードが作れます。
口コミでも「DIY初心者に優しいサイズ」「カットしやすい」という評価が多く見られ、初めてのDIY作品に選ばれることの多い素材です。
ほかの木材とのサイズ比較
1×4材を検討する際、ほかの「ワンバイ」シリーズと迷うこともあるでしょう。代表的なサイズとの違いを確認しておきましょう。
| 名称 | 呼び寸法 | 実寸法(厚み×幅)の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 1×4材 | 1インチ×4インチ | 約19mm × 約89mm | 棚板、ラック、小物家具 |
| 1×2材 | 1インチ×2インチ | 約19mm × 約38mm | フレーム、補強材、小さなインテリア |
| 1×6材 | 1インチ×6インチ | 約19mm × 約140mm | 幅広の棚板、テーブル天板 |
| 2×4材 | 2インチ×4インチ | 約38mm × 約89mm | 構造材、柱、頑丈なワークベンチ |
1×4材は、「厚みはツーバイフォーと同じくらいで、幅はスリム」 というイメージです。強度が求められる部分には2×4材を、広い面積をカバーしたい場合は1×6材を選ぶとよいでしょう。
1×4材を購入する前に知っておきたい注意点
実際に購入する際に、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
実寸法で設計する
1×4材で設計図を書くときは、必ず「約19×89mm」を基準に寸法を決めてください。「1インチ×4インチ」で設計すると、実際の製品にズレが生じてしまいます。
材質をチェックする
ホームセンターで売られている1×4材の多くは、SPF材(スプルース・パイン・ファー) やホワイトウッドと呼ばれる樹種です。いずれも加工性に優れていますが、強度や木目に違いがあります。用途に合わせて選びましょう。
反りや節を確認する
実店舗で購入する場合は、実際に手に取ってまっすぐなものを選ぶのが鉄則です。特に長いものほど反りが目立ちやすいため、地面に置いて確認すると安心です。
価格は変動する
木材の価格は市場の変動に左右されるため、ここで紹介した価格はあくまで目安です。正確な価格は各ホームセンターや通販サイトの商品ページで最新情報を確認してください。
よくある質問(Q&A)
Q. 1×4材は何センチですか?
A. 実寸法は「厚み約1.9cm、幅約8.9cm」です。長さは182cm(6フィート)のものが一般的です。
Q. 1×4材はどこで買えますか?
A. カインズ、コメリ、DCMなどのホームセンターや、モノタロウなどのネット通販で購入できます。
Q. カットはできますか?
A. はい。ホームセンターでは購入時に有料(または無料)でカットしてくれるサービスがあります。自宅でカットする場合は、のこぎりや丸ノコを使用します。
まとめ:1×4材のサイズを理解してDIYを楽しもう
1×4材のサイズについて、改めておさらいしましょう。
- 実寸法:厚み約19mm、幅約89mm
- 呼び寸法(ノミナルサイズ) :1インチ×4インチ(25.4mm×101.6mm)
- 長さ:6フィート(約1820mm)が標準的
- 特徴:軽量で加工がしやすく、DIY初心者にぴったり
名前と実サイズが違うので最初は戸惑うかもしれませんが、この仕組みを理解すれば、木材選びがぐっと楽しくなります。
ぜひこの記事で紹介したサイズ感や注意点を参考にして、あなたにぴったりの1×4材を見つけてみてください。

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