壁に棚を取り付ける方法とは?種類・注意点・おすすめ商品を紹介

壁に棚を取り付けたいけど、「自分でできるかな」「壁を傷つけたらどうしよう」「どんな商品を選べばいいの?」——そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、壁に棚を取り付ける前に知っておきたい壁の種類や選び方、おすすめの壁棚商品、そして安全に取り付けるための注意点をわかりやすく紹介します。これを読めば、自分に合った壁棚の選び方と取り付け方がきっと見えてきます。

壁に棚を取り付ける前に知っておくべきこと

壁に棚を取り付けるとき、まず最初に確認すべきは「おうちの壁は何でできているか」です。壁の材質によって、使える金具や取り付け方法がまったく違ってきます。

壁の種類は大きく分けて2つ

日本の住宅の壁は、大きく分けて「石膏ボード壁」と「コンクリート壁(コンクリートやモルタル壁)」の2種類があります。

石膏ボード壁は、多くの戸建て住宅やマンションの内壁に使われている材料です。見た目は普通の壁ですが、実は石膏の板でできていて、表面は薄い紙で覆われています。そのため、普通のネジや釘ではしっかり固定できず、専用の金具が必要になります。

コンクリート壁は、マンションの外壁や鉄筋コンクリート造の建物で見られます。石膏ボード壁に比べて非常に丈夫で、重いものも安定して支えられますが、穴を開けるのに専用のドリル(ハンマードリル)が必要です。

自分の家の壁がどちらかわからない場合は、コンセントの周りやスイッチプレートを外して壁の断面を確認したり、管理会社や施工会社に問い合わせたりすると確実です。

石膏ボード壁の取り付けには専用金具が必要

石膏ボード壁に棚を取り付ける場合、必ず「石膏ボード用の専用金具」を使う必要があります。

なぜなら、石膏ボードは脆い素材なので、普通のネジや釘では壁材が砕けて抜け落ちてしまうからです。専用のプラスチック製アンカーや金属製のアンカーを使うことで、壁材にしっかりと固定力を発揮します。

今回紹介するおすすめ商品の多くは、石膏ボード壁に対応した専用金具が付属しているので、別途金具を用意する必要がなく便利です。

壁棚を選ぶ前に確認したい4つのポイント

いざ壁棚を選ぼうと思っても、種類が多くて迷ってしまいますよね。ここでは、自分に合った壁棚を選ぶための4つの判断軸を紹介します。

耐荷重

壁棚を選ぶうえで、もっとも重要なのが「どれくらいの重さまで載せられるか」という耐荷重です。

軽い小物や写真立てを飾るだけなら耐荷重はあまり気にしなくても大丈夫ですが、本や食器、観葉植物などを載せたい場合は、必ずメーカーが公表する耐荷重をチェックしましょう。

耐荷重を超えるものを載せると、棚が落下してケガや物損の原因になります。公式の耐荷重はあくまで目安として、実際にはそれより余裕をもって使うのがおすすめです。

設置場所

設置したい場所の壁が石膏ボードかコンクリートか、また壁の状態に凹凸がないかも重要な確認ポイントです。

壁面がゆがんでいたり、凹凸があったりすると、棚がきちんと固定できず不安定になることがあります。製品によっては、取り付け前に壁面の状態を確認するための専用ゲージが付属しているものもあります。

デザインと素材

壁棚はインテリアの一部になるので、デザインや素材も大切な選び方のポイントです。

木製の棚は温かみがあってナチュラルな雰囲気に、アルミなどの金属製の棚はスッキリとしたモダンな印象になります。コーナーにピッタリ収まるコーナー棚タイプや、壁に沿って設置するオープン棚タイプなど、形状もさまざまです。

難易度(DIY初心者でもできるか)

「DIYはあまりやったことがない」という方は、工具が不要または最小限で取り付けられる製品を選ぶと安心です。

今回紹介するおすすめ商品は、どちらも専用の固定ピンを使うタイプで、特別な工具がなくても取り付けられるように設計されています。ただし、水平を取るためのレベル(水準器)があると、よりきれいに取り付けられます。

壁棚のおすすめ商品2選

ここからは、石膏ボード壁に対応したおすすめの壁棚を2つ紹介します。どちらもメーカー公式の情報に基づいて、特徴や向き不向きをわかりやすくまとめました。

1. 壁に付けられる家具 コーナー棚

特徴
無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズのひとつで、部屋のコーナーにピッタリ収まる三角形状の棚です。石膏ボード壁専用の固定ピンを使い、工具なしで簡単に取り付けられるのが特徴です。

メリット

  • 付属の脱着工具だけで取り付けられるので、DIY初心者でも安心
  • コーナーに設置することで、デッドスペースを有効活用できる
  • スッキリとしたデザインで、インテリアを選ばない

デメリット

  • 石膏ボード壁専用で、コンクリート壁には使えない
  • 耐荷重は全体で約3kgと、あまり重いものは載せられない

向いている人

  • 賃貸住宅など、壁をできるだけ傷つけたくない人
  • 軽い小物や観葉植物、写真立てなどを飾りたい人
  • コーナー空間を有効活用したい人

向いていない人

  • 本や食器など、重いものを収納したい人
  • コンクリート壁に取り付けたい人

購入前の注意点
取り付ける壁面にゆがみや凹凸があると、正しく固定できない場合があります。製品に付属する隙間ゲージで壁面の状態を必ず確認してから取り付けましょう。耐荷重は全体で約3kgとされているので、これを超える重量物は載せないようにしてください。

2. 壁に付けられる家具 アルミ棚

特徴
同じく無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズで、スリムなデザインのオープン棚です。石膏ボード壁に専用の樹脂製固定ピンを斜め下方向に刺すことで、しっかりと固定する構造になっています。

メリット

  • 軽量でコンパクトなので、ちょっとしたスペースに設置しやすい
  • アルミ素材で、モダンなインテリアに馴染む
  • 取り付けが簡単で、女性やDIY初心者でも扱いやすい

デメリット

  • 耐荷重が約2kgと、コーナー棚よりもさらに小さい
  • 石膏ボード壁専用のため、コンクリート壁には使用できない

向いている人

  • 軽い小物や芳香剤、写真立てなどを飾りたい人
  • スリムなデザインの棚を探している人
  • 取り付けの手間をかけずに、ちょっとした収納スペースが欲しい人

向いていない人

  • 実用的な収納として使いたい人(重さに制限があるため)
  • コンクリート壁に取り付けたい人

購入前の注意点
固定ピンは樹脂製で、斜め下方向に差し込むことで固定力を得る特殊な構造です。説明書の手順をよく読んで、正しい向きで取り付けてください。耐荷重は約2kgと非常に小さいので、載せるものの重さには十分注意しましょう。

壁棚取り付けのよくある疑問

Q. 賃貸住宅でも壁に穴を開けていいの?

賃貸住宅では、通常の使用による経年劣化以外の傷や穴は原状回復義務の対象になることが多いです。壁に穴を開ける場合は、事前に管理会社や大家さんに確認することをおすすめします。

ただし、今回紹介した無印良品の壁棚は、石膏ボード壁に専用ピンを刺すタイプのため、穴は非常に小さいです。退去時にパテなどで穴を埋めて補修すれば、ある程度目立たなくなる場合もありますが、必ず管理会社の基準に従ってください。

Q. 石膏ボード壁以外の壁にも取り付けられますか?

今回紹介した2つの商品は、どちらも石膏ボード壁専用として設計されています。コンクリート壁やモルタル壁、木造の下地がある壁などには使用できません。

ほかの壁材に対応した棚をお探しの場合は、各メーカーの公式サイトで対応壁材を確認するか、ホームセンターで壁材に合った金具を別途購入する方法もあります。

Q. 取り付けに必要な工具は何ですか?

今回紹介した商品には、取り付けに必要な固定ピンや脱着工具が付属しています。そのため、基本的には追加の工具は不要です。

ただし、水平を正確に取るための「水準器(レベル)」があると、よりきれいに取り付けられます。水準器は100円ショップでも購入できるので、持っていない方は用意しておくと便利です。

安全に壁棚を取り付けるための注意点

最後に、壁棚を安全に取り付けるための注意点をまとめます。

メーカー公表の耐荷重を守る

これは最も重要なポイントです。メーカーが公表している耐荷重は、安全に使用できる上限の目安です。耐荷重を超えるものを載せると、棚が落下する危険性があります。

特に、時間の経過とともに固定力が弱まることもあるため、余裕をもった使い方を心がけましょう。

壁の状態を事前に確認する

取り付け前に、壁面にひび割れやゆがみ、凹凸がないかを確認してください。壁の状態が悪いと、固定ピンが正しく刺さらず、十分な強度が得られません。

また、壁の中には電気配線や給排水管が通っている場合があります。配線や配管の位置が不明な場合は、専門業者に確認してもらうのが安全です。

説明書の手順を守る

当たり前のことですが、製品に同梱されている取扱説明書は必ず読み、記載された手順を守って取り付けてください。

特に、固定ピンの刺し方や位置決めの方法は、製品ごとに最適な方法が設計されています。「なんとなく」で取り付けると、強度不足や壁の損傷につながる可能性があります。

定期的に点検する

取り付けたら終わり、ではなく、定期的に棚のぐらつきやネジの緩みがないかをチェックしましょう。特に地震が多い日本では、経年による固定力の低下が起こりえます。

異変を感じたら、すぐに使用を中止し、再取り付けや補強を検討してください。

まとめ

壁に棚を取り付ける際は、まず壁の種類(石膏ボードかコンクリートか)を確認することが大切です。石膏ボード壁には専用の金具を使い、メーカーが公表する耐荷重を必ず守りましょう。

今回紹介した無印良品の壁棚は、どちらも石膏ボード壁に対応し、工具不要で取り付けられる手軽さが魅力です。ただし、耐荷重にはそれぞれ制限があるので、載せたいものの重さに合わせて選ぶようにしてください。

壁棚は正しく取り付ければ、お部屋の収納力アップとインテリア性の向上に役立ちます。この記事で紹介したポイントを参考に、自分に合った壁棚を見つけて、安全に取り付けにチャレンジしてみてくださいね。

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