ビルトイン食洗機が古くなってきた、調子がよくない、そろそろ交換したい――そう思ったときに最初に気になるのが、やっぱり費用ですよね。それから、「自分で交換できるの?」「業者はどう選べばいいの?」といった不安もあるでしょう。
この記事では、ビルトイン食洗機の交換にかかる費用の目安から、機種の選び方、業者に依頼する場合のポイント、DIYのリスクまで、交換を検討する方が知りたい情報をまとめました。
ビルトイン食洗機の交換費用はどのくらい?
まずは気になる費用から見ていきましょう。
ビルトイン食洗機の交換にかかる総額は、本体価格+工事費込みでおおむね10万円台後半から20万円台前半が相場です。
ただし、機種のタイプやメーカー、工事の内容によって金額は大きく変わります。具体的な内訳を見ていきましょう。
タイプ別の価格相場
ビルトイン食洗機の交換費用は、選ぶ機種のタイプによって異なります。
- ミドルタイプ(浅型):工事費込みで 105,920円~ 程度
- フロントオープンタイプ(縦開き式):工事費込みで 161,184円~ 程度
- ディープタイプ(深型):工事費込みで 188,706円~ 程度
ミドルタイプが最も手頃な価格帯で、ディープタイプやフロントオープンタイプは機能や容量が大きくなる分、費用も上がる傾向があります。
工事費の内訳
交換工事費には、以下のような項目が含まれます。
- 基本工事費:既存機の取り外し、新しい機種の設置、給排水管の接続など
- オプション工事費:分岐水栓の交換や追加工事が必要な場合に発生
交換(買い替え)は、新しく設置する「後付け」と比べると工事がシンプルな分、費用を抑えやすい傾向があります。
交換前に絶対に確認すべき3つのポイント
ビルトイン食洗機を交換するとき、一番多い失敗は「サイズが合わなかった」というケースです。業者に依頼する場合でも、事前に確認しておくことでスムーズに進みます。
1. キッチンの「タイプ」を確認する
現在の食洗機がキッチンのどの位置に設置されているかで、選べる機種が変わります。
- シンク下タイプ:最も一般的な設置場所
- レンジ下タイプ:コンロの下に設置されている場合
2. 設置スペースの「幅」を測る
ビルトイン食洗機の標準的な幅は約45cmです。ただし、古い機種や一部のモデルでは異なる場合もあるため、必ず実測しましょう。
3. キッチン天板の「奥行き」を測る
ここが最も見落とされがちなポイントです。
- 奥行きが63cm以上あるキッチン:ほとんどのディープタイプ(深型)が設置可能
- 奥行きが60cm程度のキッチン:標準的なディープタイプは入らない場合があり、専用の買い替えモデルを選ぶ必要があります
奥行きが60cmのキッチンでも交換できる機種としては、パナソニック NP-45MC6Tのような買い替え専用モデルが用意されています。
業者に依頼する場合の選び方
「DIYはちょっと不安」「確実にプロに任せたい」という方は、業者選びが重要になります。
主な依頼先と特徴
| 依頼先 | 特徴 |
|---|---|
| 量販店の取付サービス | 家電量販店で購入と同時に依頼。価格が明確で安心感がある |
| リフォーム会社 | キッチン全体のリフォームと合わせて依頼できる |
| 交換専門業者 | ビルトイン食洗機の交換に特化。知識や事例が豊富 |
業者選びのチェックポイント
信頼できる業者を選ぶために、以下の点を確認しましょう。
- 商品の品揃えが豊富か:複数のメーカー・機種を扱っているか
- 費用が明確に公開されているか:見積もり時に内訳を説明してくれるか
- 施工者の身元がはっきりしているか:自社施工か、外注か
- 施工事例が公開されているか:実績を確認できるか
複数の業者から見積もりを取り、費用や対応を比較することをおすすめします。同じ工事でも業者によって価格が異なることがあります。
DIYで交換する場合のリスクと注意点
「費用を抑えたいから自分でやろう」と考える方もいるでしょう。確かにDIYは安く済む可能性がありますが、いくつかの重大なリスクがあります。
リスク1:重量がある
ビルトイン食洗機の重さは20kg~25kg程度。一人で持ち上げて設置するのはかなり大変で、腰を痛める原因にもなります。基本的には2名以上での作業が推奨されています。
リスク2:水漏れのリスク
給水管や排水管の接続を誤ると、水漏れが発生します。水漏れは自分だけでなく、階下の住人にも迷惑をかけ、高額な修繕費が発生する可能性があります。
リスク3:電気工事が必要な場合がある
電源の接続に電気工事が伴うケースでは、電気工事士の資格が必要になることがあります。無資格での電気工事は法律違反となる場合があるため、注意が必要です。
DIYで交換する場合の準備
それでもDIYに挑戦する場合は、以下の準備をしっかり行いましょう。
- 作業手順を事前に確認する:給水・排水ホースの外し方、新しい機種の固定方法など
- 必要な工具を揃える:プラスドライバー、モンキーレンチ、水平器など
- 作業エリアを養生する:床やキッチン周辺を傷つけないように保護する
- 止水栓を閉める:作業前に必ず水を止める
また、給水装置に関する資格(給水装置設置技術主任者など)の知識があると、より安心して作業できます。
交換する機種の選び方
ビルトイン食洗機を選ぶときは、以下のポイントを押さえておきましょう。
タイプで選ぶ
- スライドオープン(引き出し式):引き出しを開けて食器をセットするタイプ。現在の主流で、ミドルタイプとディープタイプがある
- フロントオープン(縦開き式):ドアを前に倒して開けるタイプ。大型食器が洗いやすく、大容量モデルが多い
容量で選ぶ
- ミドルタイプ:コンパクトで設置しやすい。食洗機下の収納を維持できる可能性が高い
- ディープタイプ:大容量で一度に多くの食器を洗える。家族が多い家庭に向く
メーカー別の特徴
主要メーカーの特徴を簡単にまとめました。
- パナソニック:国内シェアが高く、スライドオープンタイプが充実。最新モデルのパナソニック NP-45BD1Sはエコナビや液体洗剤自動投入などの高機能を搭載
- 三菱電機:ミドルタイプのラインナップが豊富でコストパフォーマンスに優れる。三菱電機 EW-45R3Sは静音性も評価されている
- リンナイ:国内メーカー唯一のフロントオープンタイプを展開。リンナイ RSW-F403C-SVは約8人分(56点)の大容量で鍋やフライパンも洗える
よくある疑問
Q. 今の食洗機が壊れていなくても交換したほうがいい?
A. ビルトイン食洗機の寿命の目安は約10年とされています。故障していなくても、新しい機種は省エネ性能が向上していたり、洗浄力や静音性が改善されていたりするため、交換を検討する価値はあります。
Q. メーカーが違う機種に交換できる?
A. 設置スペースのサイズが合えば、メーカーが異なる機種でも交換は可能です。ただし、給排水の配管位置や電源の仕様が異なる場合があるため、事前に確認が必要です。
Q. 交換作業にかかる時間はどのくらい?
A. プロに依頼した場合、おおむね2時間前後が目安です。DIYの場合は、経験や状況によって大きく変わります。
ビルトイン食洗機交換のまとめ
ビルトイン食洗機の交換は、以下の流れで進めるとスムーズです。
- 現在のキッチンのサイズを測る(タイプ、幅、奥行き)
- 予算に合った機種のタイプを決める(ミドル/ディープ/フロントオープン)
- 業者に依頼するかDIYか判断する
- 業者に依頼する場合は複数社から見積もりを取る
交換にかかる費用は機種や工事内容によって変わりますが、10万円台後半から20万円台前半が相場です。最新モデルへの交換で、光熱費の節約や使い勝手の向上が期待できるでしょう。
まずは現在のキッチンのサイズを確認し、どの機種が設置できるか調べてみてください。ご自身の状況に合った方法で、快適な食器洗い環境を手に入れましょう。


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