「DIYを始めてみたいけど、何から揃えればいいかわからない」
そう思ってこの記事にたどり着いたあなた、まさにその悩み、よくわかります。ホームセンターに行けば道具も材料も山ほどあるし、ネットで調べれば情報が多すぎて、結局何を買えばいいのか迷いますよね。
でも安心してください。最初から全部を完璧に揃える必要はまったくありません。むしろ、いきなり高価な工具をセットで買って「やっぱり使わなかった……」となったら悲しいですからね。
この記事では、DIY歴10年以上の僕が「これだけあれば本当に困らない」と思える道具と材料を、失敗しない買い方と合わせて紹介します。100均で代用できる裏技から、絶対にケチってはいけない安全具まで、正直ベースでお伝えしますね。
まずはこれだけ!基本の手動工具5点セット
DIYの基本は、なんといっても手作業。電動工具がなくても作れる作品はたくさんあるので、まずは以下の5点を揃えましょう。
1. 両刃ノコギリ
ノコギリは、縦引きと横引きの両方に対応した両刃タイプが初心者におすすめです。ゼットソー 265のような替え刃式なら、切れ味が落ちても刃だけ交換できるので長く使えます。軽い力でスパスパ切れるから、女性の方でも安心ですよ。
2. 金槌
釘打ちやちょっとした解体に必須。最初は重すぎない300g前後のものが扱いやすいです。TONE コンビハンマーのように、釘抜きと打面が一体になったコンビタイプなら、これ一本で作業が完結します。
3. プラスドライバー2番
DIYで使うビスの約8割は「プラス2番」です。まずはこのサイズのドライバーを一本、グリップが太めで握りやすいものを選んでください。ベッセル メガドラは、先端がビスにしっかり食いついてナメにくいので、ストレスが違います。
4. 差し金(スケール)
木工で直角を出すなら、絶対に差し金です。普通のメジャーより正確なケガキができます。シンワ測定 快段目盛 差し金は目盛りが非常に見やすく、老眼が気になる方にも優しい設計。30cmと50cmがあれば、ほとんどの作品に対応できます。
5. ペンチ
針金の切断や、曲がった釘を抜くのに使います。先端が細めのラジオペンチタイプだと、細かい作業にも対応できて便利ですよ。フジ矢 ラジオペンチは国産メーカーで品質が高く、ホームセンターでも手に入りやすいです。
あると作業が激変する厳選電動工具
「手動で頑張るぞ!」という気概も素晴らしいですが、ある程度大きな作品に挑戦したくなったら、この2つだけは電動化をおすすめします。時間と体力の節約が段違いですから。
電動ドリルドライバー
DIY電動工具の入門機にして、最も長く使える相棒です。ビス打ちと穴あけが驚くほど楽になります。マキタ M-607DZは10.8Vのコンパクトボディで、重さ約1kg。非力な方でも片手で楽に扱えます。充電器とバッテリーがセットになったモデルを選び、予備バッテリーがあると作業が止まらず快適ですよ。予算を抑えたいならアイリスオーヤマ JCD26もコスパ抜群です。
ランダムサンダー
塗装前のヤスリがけ、あの地味で疲れる作業を劇的に短縮してくれる救世主です。リョービ MBS-800Vは、ホームセンターでも売れ筋の定番品。紙ヤスリだと30分かかる面が、これなら5分で終わります。仕上がりの美しさも全然違うので、作品のクオリティを上げたいなら早めに投資しても後悔しません。
作品の完成度が決まる材料と塗料の選び方
道具が揃ったら、いよいよ材料選びです。ここでのポイントは「最初から難しいものに手を出さない」こと。
木材はSPF材一択
ホームセンターで「ワンバイフォー(1×4)」や「ツーバイフォー(2×4)」と呼ばれるSPF材が、加工しやすく値段も手頃で、DIY初心者の強い味方です。最初から長い板を買って自分で切るのもいいですが、お店のカットサービス(1カット数十円程度)を使えば、自宅にノコギリがなくても設計図通りにカットしてもらえます。コメリやカインズ、コーナンなど、ほとんどの大型店で対応していますよ。
端材コーナーを制する者はDIYを制す
どのホームセンターにも、正規の寸法から外れた「端材」を格安で売っているコーナーがあります。ちょっとした棚受けや、小物作りにはこれで十分。運が良ければ、定価の半額以下で立派な木材が手に入ります。DIY上級者ほど、まず端材コーナーをチェックする習慣がありますよ。
塗料は水性から始めよう
油性は臭いがきつく、道具の手入れも面倒。まずは無臭に近い水性塗料を使いましょう。オイルフィニッシュのワトコオイルなら、塗るだけで木目がグッと際立ち、信じられないくらいオシャレな風合いになります。アンティーク調にしたいならターナー色彩 ミルクペイントがおすすめです。どちらも刷毛ではなく、いらないTシャツを切った布で塗ると、ムラになりにくく初心者でもプロっぽく仕上がります。
絶対にケチらないで!安全・養生グッズ
DIYで一番大切なのは、自分の体を守ること。これは「めんどくさい」と思わずに、必ず習慣にしてください。
- 保護メガネ:ミドリ安全 保護メガネのような、くもり止め加工付きがストレスフリー。釘打ちやノコギリ切断の際に、思わぬ破片が目に飛んできた……なんてことが本当にあるので、絶対に着用を。
- 防塵マスク:サンディングや塗装時に、微細な粉塵を吸い込まないために必須です。3M 防塵マスクのDS2規格のものを選べば、しっかりガードできます。
- 軍手よりゴム手袋:ショーワグローブ フィット手袋のような滑り止め付きゴム手袋のほうが、細かい作業がしやすく、素手感覚で扱えます。塗装の時は、軍手より使い捨てのゴム手袋が便利です。
賢く収納してDIYをもっと快適に
道具が増えてくると、次に困るのが「あれ、どこにやったっけ?」問題です。
おすすめは有孔ボード(ペグボード)を使った壁面収納。ダイソーでもボードと専用フックが手に入ります。壁一面に道具を引っかければ、どこに何があるか一目瞭然。作業効率が上がるだけでなく、道具を大事にしようという気持ちも湧いてきます。
床に工具箱を置くスペースすらない! という方は、リングスター スチール工具箱のような頑丈な箱にジャンル別でまとめ、押し入れや机の下に収納すると無駄がありません。
「まずはこれを作ろう」DIY初心者におすすめの最初の作品
道具と材料が揃ったら、いよいよ実践です。最初から大きな家具に挑戦すると、途中で心が折れがち。小さな成功体験を積むのが上達の近道です。
おすすめは「スパイスラック」。100均の木材や端材で作れて、設計図もネットに豊富。1時間もあれば完成するので「私にもできた!」という達成感をすぐに味わえます。次は「プランター台」、その次は「ちょっとした本棚」と、少しずつステップアップしていけば、気づけば立派な家具まで作れるようになっていますよ。
これを読んだあなたへ:DIY用品は「少しずつ」がちょうどいい
どうしても人は「よし、やるぞ!」と気合を入れると、最初にあれこれ買い揃えたくなります。でも、DIY用品は、作りたい作品に合わせて少しずつ増やしていくのが、結果的に無駄がなくてお金もかからないベストな道です。
まずは100均の道具で小さなものを作ってみる。続けたくなったら電動ドリルを買う。さらに塗装の幅を広げたくなったらサンダーを買う。このステップアップの過程そのものが、DIYの楽しいストーリーになっていきます。
さあ、まずは近所のホームセンターの端材コーナーを覗きに行くところから始めてみませんか。あなたのDIYライフが、素敵なものになりますように。

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