愛猫のために「猫ドア」をつけてあげたい。
でも、市販品はサイズが合わなかったり、意外と高かったり。それに「賃貸だから穴を開けられない…」という悩みを抱えている人、多いですよね。
実は、猫ドアってDIYで意外と簡単に作れるんです。しかも、自分の家のドアや猫のサイズにぴったり合わせられるから、猫にとってもストレスフリー。今回は、実際にDIYするときに「本当に知りたいこと」をまとめました。失敗しないコツもたっぷりお伝えします。
なぜ猫ドアをDIYするのがアリなのか
市販の猫ドアを調べると、だいたい5,000円から高いものだと2万円以上します。しかも、取り付けられるドアの厚みや材質に制限があって、「うちのドアにはつけられない」というケースも少なくありません。
DIYなら材料費は1,000円台から。何より、愛猫の体格や性格、家の間取りに合わせてカスタマイズできるのが最大の魅力です。工作が苦手な人でも、100均アイテムを組み合わせれば立派な猫ドアが完成します。
猫ドアDIYでまず知っておきたい基本の考え方
猫ドアを作るとき、いちばん大事なのは「猫目線」です。せっかく作っても、猫が怖がって使ってくれなければ意味がありません。
猫が安心して通れるドアの条件は、以下の3つです。
- 猫のヒゲが両側に触れない横幅(成猫なら15〜18cmが目安)
- 猫の肩がつかえない高さ(成猫なら20〜25cm程度)
- 向こう側の様子がうっすら見えること
この3つを押さえておけば、「作ったのに使ってくれない」という失敗を防げます。猫のヒゲはとても敏感なので、狭い入口はストレスになります。必ず愛猫のサイズを測ってから作り始めましょう。
穴を開けずにできる!賃貸向け猫ドアDIYのアイデア3選
「賃貸だから無理」と諦めている人にこそ試してほしいのが、穴を開けない猫ドアDIYです。原状回復できる方法を3つ紹介します。
1. 突っ張り棒でつくる簡易カーテン式
引き戸や間仕切りにぴったり。突っ張り棒に遮光カーテンやタオルを半分に切った布を取り付けるだけ。布は下部を10cmほど残してカットしておくと、猫がくぐりやすくなります。夜は閉めておきたいときも、布を下ろすだけで簡単にロックできます。
2. 段ボール製の仮設猫ドア
開き戸の下部に、段ボールで作った「コの字型」のフレームを両面テープで仮止めする方法です。フラップ部分はクリアファイルをカットして蝶番代わりの布テープで固定します。扉の開閉に支障がないか確認してから設置しましょう。撤去も簡単なので、猫が本当に使うか試すトライアルにもおすすめです。
3. すき間家具を利用したウォークスルー式
キッチンや洗面所の入口が狭い場合、突っ張り棒とすのこを組み合わせて、猫専用の通り道を家具のすき間に作る方法もあります。既存の建具に一切手を加えないので、退去時の心配はゼロです。
がっつり作る!木材を使った本格猫ドアの作り方
一戸建てや持ち家で、しっかりした猫ドアを作りたい人向けの手順です。ここでは、よくある室内の開き戸に取り付けるケースで説明します。
必要な材料と道具
- 木材(厚さ1cm程度の板が扱いやすい)
- 透明の塩ビシート(ホームセンターのカーテン売り場で購入可)
- 蝶番(小型のもの2個)
- マジックテープまたはマグネットキャッチ
- ノコギリ、ドリルドライバー、紙やすり、メジャー
大まかな手順
まず、ドアの下部に開ける穴の位置を決めます。床から猫の肩の高さ+5cmが開け始めの位置の目安。穴のサイズは横幅18cm×高さ25cm程度が標準的です。
くり抜いたドアの断面に木材でフレームを作り、内側にはめ込みます。このフレームがあることで見た目がきれいになるだけでなく、冬場の隙間風も防げます。
フラップになる塩ビシートは、穴より上下左右とも1cmずつ大きめにカット。上部だけを蝶番で固定し、下部にはマグネットキャッチをつけると、猫が通ったあとに自然に閉まります。
やすりがけは念入りに。猫が触れる部分にささくれがあると怪我の原因になります。
100均グッズで完成!コスパ最強の猫ドアDIY
「いきなり本格的なのはハードルが高い」という人に。実は100円ショップのアイテムだけで猫ドアは作れます。
用意するのは、プラスチックの書類ケース、クリアファイル2枚、布テープ、強力マグネットです。
書類ケースのふたを外して、ドアに開けた穴に合わせてフレームとして取り付けます。フラップはクリアファイル2枚を重ねて少し重みを出し、上部を布テープで固定。下部にマグネットを貼れば開閉の動きもスムーズです。
材料費は500円程度。工具もカッターとハサミだけで済むので、工作初心者にもおすすめです。クリアファイルは透明なので、猫が向こう側を確認できて心理的にも安心。実際にSNSでも「100均猫ドア」の成功例が多く報告されています。
「作ったのに使ってくれない」を防ぐ猫ドアトレーニング
猫ドアDIY最大の失敗原因が、ここです。猫は新しいものに慎重な動物。いきなり「通ってね」と言っても無理なんです。
トレーニングは3ステップで進めます。
ステップ1:フラップを外して慣れさせる
最初の数日はフラップを外し、ただの「通り抜け穴」の状態に。猫が自然に通りたくなるよう、向こう側にお気に入りのおもちゃやおやつを置いて誘導します。
ステップ2:布でゆるくふさぐ
穴に慣れたら、軽い布をかけて「くぐる」感覚を教えます。最初は布をめくって見せながら誘導し、徐々に自力でくぐるのを待ちます。
ステップ3:本物のフラップを取り付ける
いよいよフラップを設置。最初はフラップを半分開けた状態で固定し、押し開ける感覚を覚えさせます。ここで大事なのは「無理に通そうとしない」こと。猫が自分から興味を持つまで気長に待ちましょう。
このトレーニング期間は個体差がありますが、1週間から10日ほど見ておくと安心です。おやつをうまく使って、「このドアを通るといいことがある」と学習させてあげてください。
猫ドアDIYでありがちなトラブルと対策
実際に使っていると、いくつか気になるポイントが出てきます。よくある悩みと解決策をまとめました。
隙間風が気になる
フラップのまわりに隙間テープを貼ると、冷暖房の効率がぐっと上がります。フラップ素材も、薄すぎる布やビニールではなく、ある程度重みのある塩ビシートを選ぶのがポイント。冬場は二重フラップにする人もいます。
夜中に勝手に出ていくのを防ぎたい
簡単なのは、夜だけフラップの外側に板を差し込んでロックする方法。もしくはフラップ下部に取り付けたマグネットキャッチの代わりに、スライド式の簡易ロックを作るDIYも人気です。スライドボルトをホームセンターで購入してフレームに取り付ければ、人間だけが操作できるロック機能が完成します。
他の猫や虫が侵入する
外部に面した猫ドアの場合、これは深刻な問題です。DIYでの完全な対策は難しいですが、フラップに重みを持たせることで風や小さな虫の侵入は軽減できます。また、外側に網戸用のネットを二重に垂らしておくと虫除けになります。
うちの子にぴったりの猫ドアを、自分の手で
猫ドアDIYの魅力は、なんといっても「愛猫に合わせて自由に作れること」。既製品では得られないサイズ感やデザインが実現できるから、猫も飼い主もうれしい結果につながります。
最初は賃貸OKのカーテン式から試して、慣れてきたら木材を使った本格派にステップアップするのもいいですね。材料はすべてホームセンターや100円ショップで揃うので、週末の工作としても気軽に楽しめます。
何より、あなたが作った猫ドアを愛猫が気に入ってくれたときの喜びは格別です。ぜひ今日、愛猫のサイズを測るところから始めてみませんか。

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