「部屋の壁紙、なんとかしたいけど業者に頼むと高いしなあ」
そう思ってこのページにたどり着いたあなたは、きっと賢い人です。クロスの張替えは、実はDIYの中でも「やればできた!」という達成感がとびきり大きい部類の作業。ただし、ちょっとしたコツを知らないと、仕上がりにガッカリすることになるのも事実です。
この記事では、初めてのクロス張替えDIYに挑戦するあなたに向けて、本当に必要な道具と材料、失敗しない手順のポイント、そしてプロっぽく仕上げる秘密までを会話するようにお伝えしていきます。
クロス張替えDIYにかかる費用のリアルな内訳
最初に気になるのは、やっぱりお金の話ですよね。
DIYの最大の魅力は、なんといっても業者に頼むより圧倒的に費用を抑えられること。6畳間の壁4面すべてを張り替える場合で、材料費の目安は次のような感じです。
- 壁紙本体:1㎡あたり500円〜1,000円。6畳間の壁面積(約30㎡)なら、おおよそ15,000円〜30,000円で収まります。業者に依頼すると同じ部屋で3万円〜5万円はかかるので、その差は歴然。
- 必要な道具一式:ヘラ、カッター、ローラー、のり、養生テープなど。まとめて揃えても1万円前後。ホームセンターやネットのスターターキットを利用すれば、さらに手軽です。
「でも、高い壁紙を買わないとすぐ剥がれたりしない?」と心配になるかもしれませんが、そのあたりはのちほど詳しく触れますね。まずは手順の基本から押さえていきましょう。
初心者が知っておくべきクロス張替えDIYの基本手順
クロス張替えDIYは「準備8割」と言われる作業です。手順を大きくわけるとこうなります。
- 養生(フローリングや家具をシートで保護)
- 古い壁紙の撤去(または既存壁紙の上から貼るかの判断)
- 下地のパテ処理(穴埋め程度でOKな場合も)
- 壁紙の採寸とカット(上下に5cmほど余裕を持たせる)
- のり付け(壁紙に塗るか、壁に直接塗るかの選択)
- 壁に貼り付け、空気を抜きながら密着
- 余分な端をカッターで切り落とす
ここで大事なのが、のりのタイプ選びです。
DIY初心者に圧倒的におすすめなのは「生のり付き壁紙」。その名の通り、壁紙の裏にあらかじめのりが塗られていて、水をつけるだけで粘着性が発揮されるタイプです。のりを別に買って均一に塗るという、あの面倒で失敗しやすい工程をすっ飛ばせます。生のり付き壁紙を選ぶかどうかで、作業時間も仕上がりの美しさも大きく変わってきます。
失敗しないための壁紙選び|最初は絶対「無地」一択です
「せっかく自分で貼るなら、かわいい柄物に挑戦したい!」
その気持ち、めちゃくちゃわかります。でも、初めてのクロス張替えDIYで柄物に手を出すのは、かなり勇気がいる選択です。理由はシンプルで、柄合わせが必要になるから。
柄合わせとは、隣り合う壁紙の絵柄をピッタリ揃える作業のこと。これがプロでも神経を使う工程で、少しズレるだけで全体がチグハグな印象に。最悪、貼り直しになります。
ですから、最初の一枚は無地、もしくはランダムな凹凸模様の壁紙を選んでください。それだけで失敗のリスクがぐっと減ります。
メーカーでいうと、国内シェアトップのサンゲツ 壁紙は生のり付きの種類がとても豊富です。色や質感のバリエーションが多いので、無地でも十分におしゃれな空間が作れます。一方、リリカラ 壁紙は防汚・撥水といった機能性が高いのに比較的リーズナブル。コスパと実用性を重視したい方におすすめです。
作業を成功に導く必須アイテムたち
道具は「これがなくてもなんとかなる」とケチらず、きちんと揃えるのがきれいに仕上げる近道です。最低限、以下のものは用意しましょう。
- カッター:刃の切れ味が命。1〜2枚貼るごとに折って、常に鋭い状態で使うのがコツです。切れ味が落ちると壁紙の端がギザギザになり、仕上がりに直結します。
- ヘラ:壁紙を壁に密着させ、空気を抜くための道具。樹脂製のしなやかなものが扱いやすいです。
- ローラー:継ぎ目や端部をしっかり圧着させるために使います。
- のり:生のり付き壁紙を使わない場合は、でんぷん系の壁紙用のりを用意してください。
そして、道具以上に重要なのが人です。
クロス張替えDIYは、はっきり言って一人より二人でやるべき作業。長さ2m以上ある壁紙を一人で持って、のりが乾かないうちに真っ直ぐ貼るのは、想像以上に大変です。二人なら一人が上を持って支え、もう一人が下で位置を合わせ空気を抜く、という理想的な流れが作れます。一人だと壁紙が途中で床についてしまい、そこにゴミが付着してアウト…なんて悲劇も起こりがち。家族や友人を巻き込んで、一緒にやってください。
プロの仕上がりに近づける「下地処理」と「裏ワザ」
ここからは、ちょっとマニアックだけど知っておくと差がつく話を。
壁紙を貼る前の下地処理。本当はパテで壁の凹凸を完全になくすのが理想です。でも、DIYでそこまでやるのは正直ハードルが高いですよね。そんなときの現実解が「厚手クロスを選ぶ」こと。厚みのある壁紙なら、小さな穴や凹凸なら覆い隠してくれます。下地に自信がない時は、壁紙選びの段階で厚手タイプを意識してみてください。
もう一つの裏ワザは「既存壁紙の上から貼る」こと。最近は剥がさずに貼れるタイプのクロスも増えています。剥がす手間と、剥がした後の下地処理が一気に不要になるので、作業時間は大幅に短縮。ただし、賃貸の場合は原状回復義務に影響する可能性があるので、事前に管理会社への確認をお忘れなく。原状回復が心配な方には、はがせる壁紙という、退去時にきれいに剥がせる専用クロスも選択肢になります。
クロス張替えDIYで部屋をもっと好きになる
どうでしょう、クロス張替えDIYの全体像が見えてきましたか。
費用を抑えられるのはもちろんですが、自分で選んだ壁紙に囲まれた部屋で過ごす時間は、きっと今よりずっと愛着のわくものになるはず。一人で頑張りすぎず、誰かと一緒に、そして最初は無地の生のり付き壁紙から。その一歩が、あなたの部屋をがらりと変える第一歩です。
準備さえしっかりすれば、必ずできます。ぜひ、週末にでもチャレンジしてみてくださいね。

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