庭木の手入れって、脚立に登ってのこぎりを引くだけでも結構な重労働ですよね。特に高い場所の太い枝なんて、腕はパンパン、切り口はガタガタ…なんて経験、ありませんか?
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、マキタの高枝チェーンソーです。エンジンみたいにうるさくないし、排ガスの匂いもない。しかもスイッチひとつで「ブイーン」と気持ちいいくらいに枝を切断してくれます。
ただ、マキタの高枝チェーンソーって「18V」と「40Vmax」の2種類があって、どっちを選べばいいのか迷いますよね。重さも値段も全然違うから、間違えると「重くて使えない…」なんてことにもなりかねません。
そこで今回は、実際の使用感や「チェーン外れ」といった現場あるあるな悩みへの対処法も交えながら、あなたにぴったりの一台を探していきましょう。
「軽さ」か「パワー」か?マキタ高枝チェーンソーの選び方
マキタの高枝チェーンソーを選ぶ上で、一番大事なポイントは「自分が切る枝の高さと太さ」です。スペック表の数字だけ見ていると、ついパワーのある高いモデルを選びたくなりますが、高所作業で一番大切なのは安全性と取り回しの良さ。ここを間違えると、せっかくの電動工具がお蔵入りになってしまいます。
女性や高齢の方こそ「軽さ」重視で選ぶべき理由
「どうせ買うなら高い枝も切れるやつがいい」と思って、40Vmaxの最上位モデルを選ぶのは少し待ってください。
マキタ MUA002GZは確かにパワーがあって頼もしいのですが、バッテリーを装着すると総重量は約8kgになります。これを2m以上先の空中で支え続けるのは、日頃から力仕事をしている人でも結構しんどい作業です。
実際に使った方の声でも「切れ味は最高だが、先端が重く感じるので肩掛けベルトがないと10分も持たない」といったコメントが目立ちます。もしあなたが「脚立に乗っての作業は危ないから避けたい」「年に数回、庭木の形を整える程度」という方なら、18Vシリーズの軽量モデルで十分満足できるはずです。
バッテリー互換性は必ずチェック!「本体のみ」に要注意
これは本当に多い失敗談なのですが、マキタの高枝チェーンソーは「本体のみ(バッテリー・充電器別売)」のモデルがほとんどです。
「よし、買ったぞ!」と思って箱を開けたら、手持ちのバッテリーが使えなかった…なんてことにならないように、今お持ちのマキタ製品のバッテリーを確認しておきましょう。草刈機やインパクトドライバーでよく使われている「18V」と、最新の高負荷工具向け「40Vmax」は互換性がありません。
マキタ高枝チェーンソーおすすめ2選を徹底比較
ここからは、マキタの高枝チェーンソーの中でも特に評価の高い2モデルに絞って、その特徴を詳しく見ていきます。
1. 家庭用のベストバイ:マキタ MUA200DZ(18V)
「脚立なしでサッと手入れしたい」という家庭ユーザーのために生まれたようなモデルです。
最大の魅力はなんといっても重量約3.4kgという軽さ。女性の方でも「これなら私にも扱える」と感じる重さです。ヘッド部分の角度が9段階に変えられるので、上から切り込んだり、枝の股の部分に斜めに入れたりと、細かい作業がとてもやりやすいんです。
注意点としては、ポールを伸ばした状態での最大作業高さが約2.7mであること。一般的な一戸建ての庭木なら問題ない高さですが、シンボルツリーのように大きく育った木の上部を剪定するには少し物足りないかもしれません。
2. パワーと高さを求めるなら:マキタ MUA002GZ(40Vmax)
「太い枝も一発で切りたい」「高さ5mクラスの木を本格的にメンテナンスしたい」という方には、この40Vmaxモデル一択です。
このモデルのすごいところは、後端にモーターがある設計。これによって先端が軽く感じられ、狙った枝にピタッと刃を当てやすいんです。チェーンスピードも20m/sと速く、直径10cmを超えるような太枝もストレスなく切断できます。防滴・防じん設計なので、小雨がパラつく日でも作業を続けられるのは大きなアドバンテージです。
ただ、やはり重さは覚悟が必要です。長時間の作業には、別売りの肩掛けベルトを併用することを強くおすすめします。
マキタ高枝チェーンソーでありがちな「チェーン外れ」対処法
さて、ここからがこの記事の本題かもしれません。マキタの高枝チェーンソーに限らず、こういった小型チェーンソー全般に言えることですが、「細い枝や斜めの枝を切るときにチェーンが外れやすい」という声をよく聞きます。
「せっかく高い道具を買ったのに、すぐチェーンが外れてイライラする…」というのは、もうお決まりのパターンです。
なぜチェーンは外れるのか?原因は「枝の当て方」
チェーンが外れる原因のほとんどは、枝に対してガイドバー(刃の部分)の先端だけで切ろうとしたり、切っている最中に無理にひねったりすることにあります。
特にマキタの高枝チェーンソーはパワーがあるので、抵抗があると「ガクン」と衝撃が加わり、チェーンがスプロケットから飛び出してしまうんですね。
工具不要でできる簡単な張り直し手順
ここで朗報です。マキタの高枝チェーンソーは、工具なしでチェーンの張り直しができるダイヤル式を採用しています。
- まず安全のためにバッテリーを外します。
- ヘッド側面にある大きな黒いダイヤルを「カチッ」と音がするまで緩めます。
- 外れたチェーンをガイドバーの溝にきちんとはめ込みます。このとき、刃の向きに注意してください。
- チェーンがガイドバーの中央で少し垂れ下がる程度になったら、ダイヤルを締め込んで固定します。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば1分もかからずに復帰できます。
チェーン外れを防ぐ「切り方」のコツ
一番の予防策は、切るときにガイドバーの根元(本体に近い部分)を枝に当てることです。先端で切ろうとすると、反動(キックバック)も大きくなり危険ですし、チェーンも外れやすくなります。
また、細い枝や生木は、一気に引き切ろうとせず、アクセルを全開にした状態でゆっくりと刃を当てていくのがコツです。これだけでチェーン外れの頻度はグッと減りますよ。
購入時に気をつけたい「互換バッテリー品」のワナ
最後に、これだけは絶対に気をつけてほしい注意点をお伝えします。
ネット通販で「マキタ 高枝チェーンソー」と検索すると、正規品と並んで「マキタ互換バッテリー対応」と書かれた格安の商品がたくさん出てきます。見た目はそっくりですが、これらはマキタが製造したものではありません。
価格の安さに惹かれて購入したものの、「パワーが全然違う」「すぐにバッテリーが切れる」「壊れても修理を受け付けてもらえない」といったトラブルが後を絶ちません。安全に関わる電動工具ですから、多少値が張ってもマキタ純正品を選ぶようにしてください。商品ページで型番(MUAで始まる番号)が明記されているかを必ず確認しましょう。
まとめ:マキタの高枝チェーンソーで庭仕事を快適に
マキタの高枝チェーンソーは、使い方を間違えなければ本当に頼りになる相棒です。
- 庭木の高さが3m以下で、とにかく軽さ重視なら → マキタ MUA200DZ
- 高さ5m以上の本格剪定や太枝切断をしたいなら → マキタ MUA002GZ
この2つのどちらかを選べば、まず後悔することはありません。
あとは、今回お伝えした「チェーン外れ対処法」と「根元で切るコツ」を頭の片隅に置いておいてください。これだけで、脚立に乗って汗だくになっていた休日が、もっとスマートで気持ちのいい時間に変わりますよ。

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