小上がりDIY完全ガイド!自作で叶える収納付き和モダン空間

DIY

こんにちは。リビングの一角に、ちょっとした“居場所”がほしいと思ったことはありませんか。ソファでもない、床に直接座るのでもない。畳の上でゴロンとできて、しかも収納もたっぷりある小上がり。いいですよね。

でも、いざ作ろうとすると「業者に頼むと結構高いしなあ」「自分でできるのかな」と悩んでしまうもの。大丈夫です。DIYなら費用をグッと抑えられますし、何より部屋にピッタリのサイズで作れるのが最大の魅力です。

この記事では、カラーボックスを使った初心者向けの方法から、本格的な木工まで、小上がりDIYのすべてをまるっと解説します。一緒に理想の空間を手に入れましょう。

なぜ今、小上がりをDIYするのがアツいのか

「リビングに畳コーナーがほしい」。そう思ってリフォーム会社に相談すると、見積もりは平気で20万円を超えてきます。構造を組んで、畳を敷いて…、職人さんの技術が詰まっているとはいえ、なかなか手が出ない金額ですよね。

でも、DIYならどうでしょう。材料費だけで済むので、うまくいけば総工費3万円から5万円程度でも実現可能なんです。しかも驚くほど自由度が高い。

既製品の小上がりユニットもありますが、部屋の寸法に合わせるのは至難の業。その点DIYなら、階段横のデッドスペースや変形した部屋の隅っこも無駄にしません。部屋にピタリとはまる小上がりを作れるのは、自作する人の特権です。

そして何より、自分で作った場所で飲むコーヒーは格別ですよ。家族に「ここ、いいね」って言われたときの達成感は、DIYでしか味わえません。

小上がりDIYで一番大事なのは土台選び

小上がりを作る上で、見た目の主役は畳ですが、命綱は土台です。なぜなら、土台が小上がりの強度と収納力を決めるからです。

土台選びのポイントは、あなたのDIYスキルと求める機能によって変わります。大きく分けて2つの方法があります。自分に合うのはどちらか、見ていきましょう。

カラーボックス土台:初心者でも絶対に失敗しない最強の選択肢

「木工なんて無理でしょ」と思っている人にこそ試してほしいのが、カラーボックスを土台にする方法です。

カラーボックス 2段

用意するのは、ホームセンターで売っているカラーボックス数個と、上に乗せる天板だけ。カラーボックスを床に並べて固定し、その上に天板を乗せて畳を敷けば、もう小上がりの完成です。

この方法の何がすごいか。まず、カラーボックスそのものが収納になることです。本やおもちゃ、シーズンオフの家電まで、小上がりの下が丸ごと物入れに早変わりします。押し入れが一つ増えたようなものです。

さらに、接着剤や釘を使わなければ、賃貸でも原状回復がしやすいというメリットも。天板を置いて畳を敷いているだけの状態なら、次の引っ越しのときも安心です。

ただ、いくつか気をつけたい点があります。

カラーボックスで作る小上がりの耐荷重について、誤解している人も多いのですが、一般的なカラーボックス1つの上板耐荷重は意外と低く、10kg程度のものが多いです。しかし、小上がりは点ではなく面で支える構造です。3つ、4つと並べてその上に厚さ15mm以上の合板を天板として置けば、荷重は分散されます。大人が普通に座ったり寝転んだりする分には、まったく問題ありません。

軋みやズレが気になる場合は、カラーボックス同士を連結金具でつないでしまうのが効果的です。これだけで安定感が格段に上がります。

もう一つ、湿気対策も忘れたくないところ。カラーボックスを床に直置きすると、空気がこもってカビの原因になります。底にスノコを敷いたり、100均のすのこマットをかませたりして、床との間に少し隙間を作ってあげてください。これだけでも風通しが良くなり、カラッとした状態を保てます。

2×4材で組む木工土台:強度にこだわるあなたへ

「イベントで大人数が集まる家だから、とにかく頑丈に作りたい」「見えないところにも木のぬくもりを感じたい」。そんな方は、2×4材を使った本格的な木工に挑戦してみませんか。

2×4材

必要なものは、2×4材、コーススレッド(木工用のネジ)、電動ドリルです。のこぎりでのカットはホームセンターのカットサービスを利用すれば、自宅での作業は組み立てだけになります。

2×4材最大の利点は、その耐荷重性能の高さ。框組工法という、家の基礎にも使われる構造で作れば、10人が乗ってもビクともしない強靭な土台が完成します。小さなお子さんが飛び跳ねても、何の不安もありません。

ただし、賃貸の場合は注意が必要です。重量があるので、階下への遮音対策として、土台の下に防振ゴムを敷くなどの配慮をしておくと安心です。

畳の選び方。和室じゃないからこそ、選びたい素材がある

土台ができたら、次はいよいよ畳です。畳と一口に言っても、今は本当に色々な種類があります。機能や見た目、予算に合わせて選んでいきましょう。

天然い草の畳

い草の香りはやっぱり格別です。調湿効果も高く、日本の気候に合っています。しかし、直射日光で色あせしやすく、ダニやカビのリスクもあります。特にリビングのような場所で使うなら、こまめな掃除と風通しが必須です。価格は比較的お手頃なものが多く、本物志向の方に向いています。

和紙畳

最近よく聞くようになった和紙畳は、伝統的な見た目を保ちつつ現代の生活に馴染む優れものです。天然い草に比べて日焼けしにくく、ダニやカビが発生しにくいのが特徴。表面がツルッとしているので、掃除機がかけやすいのも嬉しいポイントです。小さなお子さんやペットがいる家庭では、このお手軽さが大きなメリットになります。

樹脂製の畳(美草)

手入れの手軽さを極めたいなら、セキスイの「美草」に代表される樹脂製の畳が一押しです。これはもう、従来の畳の概念を覆します。水拭きOKで、色あせに極めて強く、もちろんダニもカビも寄せ付けません。驚くのがそのデザイン性で、ベージュだけでなくグレーやブラウンなど、洋室に溶け込む色展開が豊富です。和モダンな空間を目指すなら、この美草のような樹脂製畳は、外せない選択肢になるでしょう。

セキスイ 美草

どの素材を選ぶにしても、ピッタリサイズに仕上げたいのが本音です。ホームセンターで売っている既製品の置き畳は規格サイズが決まっているので、DIYした土台に合わせようとすると中途半端な隙間が生まれがちです。そんな時は、ネットでサイズオーダーを受け付けている業者に1枚から発注するのがおすすめです。これで、プロが作ったような一体感を演出できます。

仕上げ作業で見違える。小上がりの安全性と美観

土台と畳が揃ったら、あとは仕上げです。ここでの一手間が、見た目と安全性を大きく左右します。

角や段差の安全対策

小上がりの高さは、だいたい30cmから45cmが一般的です。座るのにちょうど良い高さですが、つまずいたり、小さな子どもが落ちたりしないか心配ですよね。特に角は危険です。

解決策は、コーナークッションを取り付けること。透明なものや、木目調のものなど、インテリアに馴染む製品を選んで貼りましょう。

コーナーガード 透明

また、小上がり全体の縁に手すりを設置する家庭も増えています。立ち座りの補助にもなり、お年寄りのいる家庭にも優しい設計になります。

突っ張り式 手すり

畳とフローリングの隙間処理

一番気になるのが、畳とフローリングの間の微妙な隙間。ここをそのままにしておくと、どうしても“素人感”が出てしまいます。

そんな時は、アルミや木製の見切り材を使うのがプロの技です。土台の側面に貼るだけで、フローリングから畳への移行がスッキリと洗練されます。これをやるだけで、ぐっと完成度が上がりますよ。

見切り材 床

小上がりDIYで失敗しないためのチェックポイント

ここまで材料や手順を説明してきましたが、最後にやってしまいがちな失敗とその回避策をまとめておきます。知っているだけで結果が変わってきますからね。

1. 「収納できる!」と喜んでモノを詰め込みすぎる

カラーボックス土台は確かに便利ですが、パンパンに物を入れると空気の流れが悪くなり、湿気がこもる原因になります。収納は容量の7割を目安にし、時々は扉を開けて換気する習慣をつけましょう。

2. コンセントやスマホの充電場所を考えていなかった

いざ小上がりが完成して「さあ、ここでゴロゴロしよう」と思ったら、近くに電源がなくて不便…。これはよくある話です。設計段階で、小上がりの近くに延長コードを這わせておくか、USB充電ポート付きのコンセントカバーに交換しておくのが賢いやり方です。

3. 圧迫感が出てしまった

リビングに大きな箱を置くと、思った以上に部屋が狭く感じることがあります。対策は、小上がりの側面の色を床や壁に近い色にする「同化テクニック」です。例えば、土台の枠をフローリングと同じ色のシートで覆うだけで、圧迫感が驚くほど軽減されます。また、あえて高さを20cm程度の一段に抑え、床と連続しているように見せる設計も効果的です。

まとめ:DIYでしかたどり着けない、愛着あふれる場所がある

小上がりをDIYすることは、ただ費用を節約するということ以上に、家族の暮らしに深く関わることだと感じます。

「ここで子どもたちが宿題を広げる」「休日はここでお昼寝しよう」「収納からお気に入りの本を取り出す」。DIYで作った場所には、そういう何気ないけれど豊かな記憶が、これから積み重なっていくでしょう。既製品や業者さんにお願いした空間も素敵ですが、自分たちの手で組み上げた場所には、また別の愛着が生まれるものです。

さて、部屋のどこに作りましょうか。まずは妄想を膨らませるために、家のあちこちをメジャーで測ってみるところから始めてみませんか。理想の小上がりDIYを、心から応援しています。

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