部屋のサイズにぴったり合うテレビ台がほしい。でも、お店で探してもなかなか見つからない。そもそも既製品って、なんであんなに高いんだろう。
そう思ったことがある人、きっと多いはずです。
実は、テレビ台DIYって意外と簡単なんです。工具にあまり慣れていない初心者でも、ポイントさえ押さえればおしゃれで実用的なテレビ台が作れます。
この記事では、具体的な作り方の手順から材料の選び方、実際にDIYに成功した人の実例まで、まるっとお伝えしていきます。図面の無料ダウンロードリンクも用意したので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜテレビ台をDIYする人が増えているのか
まず最初に知っておきたいのが、テレビ台DIYの魅力です。単に「安く済むから」という理由だけじゃないんです。
ぴったりサイズを実現できるのが、DIY最大のメリット。賃貸住宅の微妙な壁面の長さや、ローボードにしたいけど高さをあと5センチ低くしたい、といった細かい要望に応えられます。
AV機器やゲーム機の数に合わせて、配線穴の位置を自由に決められるのもDIYの特権。市販品だと配線がごちゃつきがちですが、自分で設計すれば背面にコードを通すための穴を必要な場所だけ開けることができます。
さらに、無垢材の風合いを楽しみたい人にもDIYはおすすめ。既製の無垢家具は10万円を超えることも珍しくありませんが、自分で作れば材料費だけで済みます。集成材を使えば、1万円台で十分おしゃれなテレビ台が完成します。
テレビ台DIYに必要な材料と工具
「DIYって何から揃えればいいの?」という声をよく聞きます。全部を一度に揃える必要はなく、まずは最低限のものから始めてみましょう。
木材の選び方
テレビ台に使う木材は、大きく分けて3つの選択肢があります。
パイン集成材は、初心者に最もおすすめできる材料です。ホームセンターで手軽に買えて、価格も手頃。柔らかい木材なので、のこぎりでも比較的楽にカットできます。ナチュラルで明るい色味が特徴で、北欧風のインテリアにもよく合います。
タモやウォールナットといった広葉樹は、より高級感のある仕上がりを求める人向け。木目が美しく、重厚感があります。ただしその分、価格は高めで、木材自体も硬いため加工には少しコツが必要です。
古材や足場板を使えば、ヴィンテージ風の味わい深いテレビ台に。傷や節がむしろデザインの一部になるので、失敗を気にせず作れます。最近では、こうした古材を使ったテレビボードDIYキットも販売されています。
必要な工具リスト
最低限、次の3つがあれば作業を始められます。
電動ドライバーはネジ締めや穴あけに必須。手動のドライバーでも不可能ではありませんが、作業時間が大幅に変わるので、できれば購入しておきたいアイテムです。マキタ 電動ドライバーやブラックアンドデッカー 電動ドライバーが定番です。
のこぎりは、両刃タイプが便利。片面は粗いカット用、もう片面は仕上げ用になっています。木材カットをホームセンターで済ませるなら、のこぎりは不要です。
サンドペーパー(紙やすり)は、木材の表面を滑らかに整えるために使います。番手の異なるものを数種類用意し、粗いものから細かいものへと段階的にかけていくのがコツです。
テレビ台DIYの設計・サイズの決め方
作り始める前に、しっかり設計しておくことが失敗しない秘訣です。
高さの目安
テレビの中心が、座ったときの目線よりやや下に来るのがベスト。具体的には、床に直接座るスタイルなら35~40cm程度、ソファに座るなら45~60cmが目安です。
画面を見上げる姿勢が続くと、首や肩がこりやすくなります。少し見下ろすくらいの高さが、実は一番楽なんです。
幅と奥行きの考え方
横幅はテレビ本体より片側15~30cmずつ広く取るのが基本。余裕を持たせることで、見た目のバランスが安定しますし、将来的にテレビを買い替えたときにも対応しやすくなります。
奥行きは、設置するAV機器の中で一番大きいものに合わせましょう。さらに背面の配線スペースとしてプラス5cmほど見ておくと、後々快適です。
無料図面の活用
「一から寸法を考えるのは難しい」という方のために、サイズ別の無料図面をいくつか公開しています。幅90cm、120cm、150cmの3タイプを用意したので、好みに合わせて選んでみてください。この図面はこの記事の最後でダウンロードできます。
初心者でもできるテレビ台DIYの作り方手順
ここからは、実際の制作手順をステップごとに解説します。今回は、パイン集成材を使ったシンプルなローボードタイプを例に説明していきます。
STEP1:木材をカットする
設計図に従って、木材を必要なサイズに切り出します。最初からホームセンターのカットサービスを利用するのも賢い選択。1カット数十円程度で、プロの正確なカットが手に入ります。寸法を間違える心配もありません。
自分で切る場合は、線を引いたらその線の上を切るのではなく、線のすぐ外側を切るのがポイント。切りすぎた部分は、あとからサンドペーパーで調整できます。
STEP2:塗装する
組み立て前に塗装を済ませておくと、仕上がりが格段にきれいになります。
ワトコオイルは、木材に塗り込むだけでプロのような仕上がりになるオイルステイン。初心者でもムラになりにくく、木目を活かした自然な風合いに仕上がります。色のバリエーションも豊富で、ウォールナット色やオーク色などが人気です。
水性ニスは扱いやすく、乾燥も早いので時間がないときにおすすめ。ムラなく塗るには、一度に厚塗りせず、薄く2~3回に分けて塗るのがコツです。
STEP3:組み立てる
塗装が完全に乾いたら、いよいよ組み立てです。
まず側板と棚板の位置を決め、下穴をあけてからネジで固定していきます。このとき、木工用ボンドも併用すると強度が格段に上がります。ネジだけで固定するよりも、ボンドを塗ってからネジを打つほうが、長年の使用でもグラつきにくくなるんです。
最後に背面板を取り付けます。背面に配線用の穴をあけるなら、この段階で作業しておきましょう。AV機器の熱がこもらないよう、直径3cm程度の穴を数カ所あけておくことをおすすめします。
簡単すぎる裏技!既製品をリメイクしたテレビ台DIY
「やっぱり木材を切るのはハードルが高い…」という人にもできる方法があります。
カラーボックスを横に倒して、複数つなげるだけでテレビ台になります。天板に好みの板を乗せれば、カラーボックス感はほとんど消えます。総額3,000円以下で完成した例もあるんです。
無印良品のスタッキングボックスを組み合わせる方法も人気。サイズ展開が豊富で、モジュールの組み合わせを変えれば部屋にぴったり収まります。
パレットを使う方法も、工具いらずでできるDIYの定番。そのまま置くだけでも十分おしゃれですが、キャスターを取り付ければ掃除のときもラクに動かせます。
上級者の実例に学ぶ、クオリティを上げる工夫
実際にDIYでテレビ台を作った人たちの事例をいくつか紹介します。細かな工夫が参考になるはずです。
あるDIY経験者は、幅3mに及ぶ巨大テレビボードを自作しました。AVアンプやセンタースピーカー、ゲーム機をすべて収納しつつ、配線は一切見えない設計。背面パネルにコードを通すための穴を計算して配置し、さらに機器の発熱を逃がす通気口も確保しています。材料費は約13万円で、同サイズをオーダーするよりもはるかに安く仕上がったそうです。
別の事例では、天板に無垢のタモ材、脚にアイアンレッグを使って、ミッドセンチュリースタイルのテレビ台を作った人も。アイアンレッグは通販で簡単に手に入るので、天板の加工だけで完成する手軽さが魅力です。
引き出し付きで収納力を高めた例や、背面をあえてオープンにして配線の自由度を上げた例など、工夫の方向性はさまざま。自分の使い方に合わせてアレンジできるのがDIYの醍醐味と言えます。
テレビ台DIYでありがちな失敗と対策
先に知っておけば防げる、よくある失敗例をまとめておきます。
「ネジを打ったら木材が割れた」というトラブルは、適切な下穴をあけていれば防げます。ネジの太さより一回り細いドリルビットで、あらかじめ穴をあけておくのが基本。特に硬い木材では必須の工程です。
「完成してからグラつく」のは、組み立て時に直角が出ていないのが原因。作業中に何度も直角を確認しながら進めること、そして木工用ボンドの併用で解決できます。
「オイルステインの色が想像と違った」というケースも多いです。必ず目立たない場所や端材で試し塗りをしてから本番に入りましょう。同じ色名でも木材の種類によって発色が変わります。
テレビ台DIYをもっと楽しむためのアイデア集
最後に、さらにクオリティを高めるアイデアをいくつか。
配線を隠す工夫としては、背面に配線トレーを取り付ける方法がおすすめ。100円ショップのケーブルモールや配線カバーを使えば、正面からは配線がまったく見えないテレビ台が作れます。
ロボット掃除機を使っている家庭では、床から10cm以上の高さを確保しておくと、掃除機がスムーズに通って便利です。
キャスターを取り付けるアイデアは、掃除のしやすさだけでなく、模様替えのときにも重宝します。耐荷重を確認して、テレビや機器の重さに耐えられるものを選んでください。
壁面収納と組み合わせて、テレビ周りをまるごとDIYするのも壮大で楽しい計画です。まずは小さなテレビ台から始めて、少しずつスキルを上げていくのがおすすめです。
さて、ここまで読んで「自分にもできそう」と思えたでしょうか。
テレビ台DIYは、最初の一歩さえ踏み出せば、あとは意外とスムーズに進みます。ホームセンターで材料を見ているだけでもワクワクしてきますし、完成したときの達成感は格別です。
この記事で紹介した無料図面は、以下のリンクからダウンロードできます。サイズを参考にしながら、まずは設計図を書いてみることから始めてみてください。
自分だけのテレビ台を作る楽しさを、ぜひ味わってみてくださいね。

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