「部屋の雰囲気を一新したいけど、畳の張り替えってなんだか大変そう」
「ダニやカビが心配だし、掃除もしやすい床に変えたい」
そんな気持ちを抱えながら、賃貸だから諦めている人も多いんじゃないでしょうか。でも、実は畳の上からそのままフローリングにする方法があるんです。しかもDIYで。
今回は、畳をフローリングにDIYするための具体的な方法から、やってみて初めてわかる「後悔しないコツ」まで、リアルな視点でお伝えしていきます。
なぜ畳からフローリングにDIYする人が増えているのか
まず、多くの人が感じている畳の悩みってこういうものです。
- ダニやカビが気になる
- 掃除機がかけづらい
- 家具を置くとへこみができる
- 和室が生活スタイルに合わなくなった
一方で、本格的なリフォームを業者に頼むと6畳で10万円以上は当たり前。賃貸ならそもそも工事自体がNGなケースがほとんどです。
そこで注目されているのが、「敷くだけ」「置くだけ」でできるDIYフローリング。費用を大幅に抑えられて、しかも原状回復も可能。検索数が伸びているのもうなずけます。
畳をフローリングにDIYする3つの方法
大きく分けると次の3つです。それぞれ道具や手間、費用感が違うので、自分の部屋や暮らし方に合わせて選んでください。
1. ウッドカーペット
木の板を布テープでつないだ、カーペット状の床材です。ロール状で届くので、広げて畳の上に置くだけで完成します。
- 費用の目安:6畳で1.5万円〜4万円程度
- 作業時間:30分〜1時間
- おすすめポイント:原状回復が最も簡単。賃貸でも安心して使える
商品例としては、サンゲツ ウッドカーペットや東リ ウッドカーペットが人気です。防ダニ・抗菌加工されているものを選ぶとより安心です。
カットできるタイプなら、部屋の隅や出っ張り部分にもフィットさせやすいですよ。
2. フロアタイル
塩化ビニル製の硬質タイルで、パズルのようにはめ込んでいくタイプです。
- 費用の目安:6畳で2万円〜8万円程度
- 作業時間:2〜4時間
- おすすめポイント:デザインの種類が豊富で、見た目が本格的
東リ フロアタイルやサンゲツ フロアタイルなど、木目調から石目調まで選択肢が豊富です。カッターで切れるので、細かな調整もしやすいのが魅力。
表面が硬いので、キャスター付きの椅子を使ってもへこみにくいというメリットもあります。ただ、畳の凹凸が気になる場合は、下地シートを敷いてから施工するのがおすすめです。
3. クッションフロア
塩化ビニルのシート状床材。価格が最も安く、水にも強いのが特徴です。
- 費用の目安:6畳で1万円〜3万円程度
- 作業時間:1〜2時間
- おすすめポイント:防水性が高く、食べこぼしやペットの粗相にも強い
東リ クッションフロアやサンゲツ クッションフロアが定番です。ただし、重い家具の跡が残りやすいので、デスクやソファの下には保護プレートを敷くといいでしょう。
また、シート状なのでシワを作らずに敷くには少しコツがいります。常温で半日ほど広げておき、クセをとってから施工するとうまくいきますよ。
絶対にやっておきたい下準備と必須アイテム
ここ、本当に大事です。ここを省いてDIYを始めると、半年後に「畳にカビが…」なんて悲鳴をあげることになります。
防虫・防カビシートは必須
畳は湿気を吸収しやすい素材です。その上にフローリング材を敷くと、通気が遮断されて結露やカビの温床になります。施工前に防カビシートや防虫シートを畳全面に敷きましょう。両方の機能が一体になった商品もあって便利です。
簡易的な断熱対策
畳にはもともと断熱性がありますが、その上に薄いフローリング材を敷くと、冬場に底冷えを感じることがあります。特にウッドカーペットやクッションフロアはその傾向が強いです。
対策としては、防カビシートの下にスタイロフォームなどの薄い断熱ボードを敷く方法があります。5mm程度の厚みでも体感温度はかなり変わりますので、気になる方は検討してみてください。
隙間・段差を埋めるアイテム
施工後に壁際に隙間ができたり、隣の部屋との間に段差ができたりすることがあります。見た目以上に、ここでつまずいたり埃が溜まったりと実害が出る部分です。
段差スロープや見切り材を活用して、できるだけフラットに仕上げるのが快適さのコツです。
よくある後悔とその防ぎ方
SNSやレビューを見ていると、DIY後に「ああしておけばよかった」という声がいくつも見つかります。代表的なものを先に知っておけば、あなたは同じ失敗をしなくて済みます。
後悔その1:「寒くなった」
畳の断熱性を過小評価していたケースです。さきほどお伝えしたように、薄手のフローリング材だけだと底冷えを感じやすくなります。特に冬場はスリッパ必須になる可能性も。寒がりの方は、最初から断熱対策を組み込んでおくのが正解です。
後悔その2:「音が響くようになった」
畳は吸音性が高い素材です。フローリングに変えると、足音や物を落とした音が下の階に響きやすくなります。特に集合住宅で気をつけたいポイントです。
対策としては、防音性のあるウッドカーペットを選んだり、タイルの下に防音シートを敷いたりする方法があります。賃貸の管理規約も事前に確認しておきましょう。
後悔その3:「思ったよりチープに見える」
実物を見ずにネットで購入すると、質感や色味が想像と違ったという声も多いです。フロアタイルは1枚あたりの厚みが1.8mm以上のものを選ぶと、歩いた時のしっかり感が違います。また、可能であればホームセンターで現物を見てから購入するのがおすすめです。
賃貸と持ち家で選び方は変わる
このDIY、賃貸か持ち家かで考えるべきポイントがけっこう違います。
賃貸の場合
何より「原状回復できること」が絶対条件です。ウッドカーペットや置くだけのフロアタイルが鉄板の選択になります。退去時に剥がす手間も考えて、粘着力が強すぎない商品を選ぶのが無難です。
持ち家の場合
原状回復の縛りがない分、選択肢は広がります。とはいえ、あくまで今回のテーマは「畳の上に敷くDIY」。本格的にリフォームするなら畳を撤去して合板を張る方法もありますが、それはまた別の話です。DIYでも、防音や断熱といった性能面をしっかり考えて材料を選ぶといいでしょう。
畳をフローリングにDIYする手順のおおまかな流れ
最後に、全体の流れをざっくりおさらいしておきます。
- 畳の表面を掃除機でしっかり吸い、乾拭きする
- 防虫・防カビシートを畳全面に敷く(必要に応じて断熱ボードも)
- 選んだフローリング材を敷いていく
- 壁際の隙間や段差に見切り材を設置する
- 換気をしっかりしながら、仕上がりを確認する
所要時間は半日あれば十分な場合がほとんどです。週末のチャレンジにぴったりですよね。
まとめ:畳からフローリングにDIYして、部屋をもっと好きになろう
畳をフローリングにDIYするのは、思っているよりずっと手軽で、費用もリーズナブル。でも、「ついでにやっておけばよかった」ポイントを押さえておかないと、せっかくの快適さが半減してしまいます。
防カビ対策と、できれば断熱対策を最初に組み込むこと。そして賃貸の人は原状回復のことまで考えて商品を選ぶこと。この2つを守れば、失敗する確率はグッと下がります。
畳の上からでも、あなたの部屋は驚くほど変わります。休日のDIYで、毎日が気持ちよく過ごせる床に生まれ変わらせてみませんか。

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