草刈りの季節になると、毎回悩むのがナイロンコードの交換ですよね。特にマキタの草刈機を使っている方なら「巻き方がよくわからない」「すぐに抜けてしまう」「うまく繰り出されない」といった悩みを一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
実はマキタのナイロンコードカッターには大きく分けて二つのタイプがあり、巻き方の手順がまったく違います。自分の機種に合った方法を知らないと、いくら頑張っても正しくセットできません。ここではタイプ別の巻き方の手順はもちろん、失敗しないためのコツや、交換用コードの選び方まで、現場で役立つ情報をまとめてお伝えします。
まず確認しよう。あなたのマキタ草刈機はどのタイプ?
マキタのナイロンコードカッターには、主に「ボビン巻きタイプ」と「楽巻きタイプ」の二種類があります。見分け方のポイントは、カッター本体の底面にダイヤル状のつまみがあるかどうか。つまみがあれば楽巻きタイプ、なければボビン巻きタイプです。
ボビン巻きタイプの代表格が「ウルトラメタルローラー4」で、コードをボビンに手で巻き付けてからケースにセットします。一方、楽巻きタイプはその名の通り、分解せずに本体をくるくる回すだけでコードが巻ける優れものです。
どちらのタイプを使っているかで手順が大きく変わるので、まずはご自身の機種を確認してみてください。
ボビン巻きタイプの正しい巻き方手順
ウルトラメタルローラー4をはじめとするボビン巻きタイプは、マキタの草刈機で最もスタンダードな方式です。慣れれば数分で交換できますが、初めてだと少し戸惑うかもしれません。手順を追って説明します。
まずカバーを外してボビンを取り出す
カッター本体の側面にある爪を押しながら、カバーを引き抜きます。中からボビンが出てくるので、そっと取り出してください。このとき、ボビンの中央にあるスプリングをなくさないように注意しましょう。
コードの長さを準備する
交換用コードは、あらかじめ1.3mから1.5mほどにカットしておきます。長すぎるとボビンに巻ききれず、短すぎるとすぐに消耗してしまいます。適正な長さを守ることが、ストレスなく作業するための最初のコツです。
ボビンに巻き付ける
ボビンの側面には矢印が刻印されています。この矢印の向きに沿ってコードを巻いていきましょう。逆方向に巻いてしまうと、使用中にコードがうまく繰り出されません。
巻き始めは、ボビンの中央にある穴にコードの先端を数センチ差し込んで固定します。それから矢印の方向に沿って、きっちりと隙間なく巻いていきます。ゆるく巻くと、あとでコードが絡まる原因になるので、少しテンションをかけながら巻くのがポイントです。
コードの端を仮止めしてケースに戻す
巻き終わったら、コードの端をボビンの切り欠き部分に引っかけて仮止めします。そのままボビンを本体に戻し、コードの端をケースの穴から引き出しながらカバーをはめ込んで完了です。
最後にコードを軽く引っ張り、スムーズに出てくるか確認しておくと安心です。
楽巻きタイプの巻き方。驚くほど簡単です
楽巻きタイプは、マキタが誇る時短設計。分解の必要がなく、本当に簡単に交換できます。
カバーを外さずにそのまま巻く
まず、カッター底面にあるダイヤルを矢印の方向に回します。カチカチという手応えがありますが、これはコードが内部のボビンに巻き取られている感触です。
コードを差し込む
本体側面にある挿入口に、新しいコードの先端を差し込みます。ここで重要なのは、コードの向き。挿入口の近くに刻印されている矢印の方向に合わせて差し込んでください。
ダイヤルを回して巻き取る
コードを差し込んだら、あとは底面のダイヤルをくるくる回すだけ。自動的に内部のボビンにコードが巻き取られていきます。必要な長さまで巻き終えたら、コードを適切な長さにカットして完了です。
このタイプ最大のメリットは、作業中にコードが短くなったときも、ダイヤルを回すだけで素早く追加できること。草刈りの手を止める時間が圧倒的に短くなります。
ありがちなトラブルとその解決策
正しい手順で巻いたはずなのに、うまくいかないこともあります。よくあるトラブルと対処法を知っておけば、現場で慌てずに済みます。
コードがすぐ抜けてしまう
一番多い原因は、巻き始めの固定が不十分なこと。ボビン巻きタイプの場合、中央の穴に差し込んだコードが巻いているうちに外れてしまうと、この症状が出ます。巻き始めは指でしっかり押さえ、最初の数周は特に丁寧に巻きましょう。
コードが勝手に伸びる・繰り出される
これはコードの巻きすぎが原因であることが多いです。適正な長さは1.3mから1.5m程度。これ以上巻くとボビンの中でコードが詰まり、意図しないタイミングで飛び出してしまいます。
タップしてもコードが出てこない
ボビン巻きタイプでよく起こるのがこれ。ボビンに巻く方向を間違えている可能性が高いです。矢印の向きを再確認してください。また、コードがボビンの溝にきちんとはまっていないと、タップの衝撃が伝わらず繰り出されません。巻き終わったら溝に沿ってコードをなじませるようにしましょう。
交換用ナイロンコードの選び方
マキタの草刈機には、使用できるコードの太さが機種ごとに決まっています。適合する太さは取扱説明書に記載されていますが、一般的な目安としては充電式の草刈機で2.0mmから2.4mm、エンジン式で2.4mmから3.0mm程度です。
コードの形状によっても切れ味や耐久性が変わります。
- 丸形は最もオーソドックスでバランスが良く、初心者にもおすすめです。耐久性に優れ、石やフェンスに当たっても切れにくい特徴があります。
- 四角形(角型)はエッジが立っているため切れ味が鋭く、太い雑草や密度の高い草むらで威力を発揮します。ただし丸形に比べると消耗は早めです。
- 花形(スパイラル)は切れ味と静音性を両立したタイプで、特に充電式の草刈機との相性が良いとされています。風切り音が抑えられるので、住宅街での作業にも向いています。
マキタ純正の交換用コードは、マキタ ナイロンコードなどで入手できます。適合する太さと形状を確認して選んでください。
マキタのナイロンコードを長持ちさせる使い方のコツ
せっかく正しく巻いても、使い方次第でコードの消耗スピードは大きく変わります。
石やブロック塀に当てない
これが一番の消耗原因です。フェンス際や石垣の近くを刈るときは、コードの先端ではなく中間部分を使って優しく当てるようにすると、切れにくくなります。
回転数を適切に保つ
アクセル全開で常に回していると、コードの減りが早くなります。雑草の種類や密度に応じて回転数を調整すると、コードの寿命が延びるだけでなく、バッテリーの持ちも良くなります。
適度な長さを保つ
短くなりすぎたコードを使い続けると、カッター本体の金属部分が地面に接触して破損する恐れがあります。定期的にコードの長さをチェックし、適切なタイミングで新しいコードに交換しましょう。
まとめ
マキタのナイロンコードの巻き方は、自分の機種がボビン巻きタイプか楽巻きタイプかを見極めることから始まります。ボビン巻きタイプは矢印の方向を守って1.3mから1.5mのコードをきっちり巻くこと、楽巻きタイプは差し込み口の向きに注意してダイヤルを回すこと、この基本さえ押さえておけば失敗は格段に減ります。
草刈りのシーズン中は何度も交換するものだからこそ、正しいマキタのナイロンコードの巻き方をマスターして、作業効率をぐっと上げていきましょう。コード選びや日々の使い方に少し気を配るだけで、驚くほど草刈りが快適になりますよ。

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