マキタのマルチツールを買ったはいいものの、「あれ、替刃ってどれを買えばいいんだっけ?」と悩んだ経験、ありませんか。特に「カットソー」と呼ばれる切断用の刃は種類が多くて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今回は、そんなあなたの「刃選び迷子」を解決します。木材をスパッと切りたいのか、金属を削りたいのか。それとも、壁のタイルを剥がしたいのか。目的別に最適なカットソーを具体的な品番で紹介していきますね。
なぜ「カットソー選び」で失敗するのか?互換性の落とし穴
まず最初に、これだけは絶対に覚えておいてほしいことがあります。それは、マキタのマルチツールには「旧機種」と「新機種」で刃の取り付け部分の形が違うということ。これを見落とすと、買った刃が物理的に本体にハマらなくてガッカリ…なんてことになりかねません。
- 旧規格(OIS/フラットタイプ): 従来のマキタ TM51Dなどで採用されていた規格です。平らな形状で、安価な互換品もたくさん出回っています。
- 新規格(STARLOCK): 現行モデルのマキタ TM52Dなどで採用されている最新規格。本体と刃が3D形状でガッチリ噛み合うため、激しい振動でも刃が緩みにくく、パワー伝達効率も抜群に向上しています。
結論から言うと、これから本体を買うなら新規格のSTARLOCK対応機種が断然おすすめです。 すでに手元に旧機種がある場合は、その規格に合った刃を選んでくださいね。
作業効率が激変!目的別・おすすめカットソー5選
「とりあえず刃ならなんでもいいや」は、作業効率を落とすだけでなく、刃の寿命を縮める原因にもなります。ここでは、マキタが自信を持って提供する信頼性の高いカットソーを厳選してご紹介します。
1. 【木材・合板切断の定番】マキタ TMA053BIM
「コンパネを切りたい」「床板に切り込みを入れたい」。そんなDIYやリフォームの王道シーンで頼りになるのがこの刃です。材質はバイメタルで、柔らかい木材はもちろん、少し硬めの木材でもグイグイ切り込んでいけます。ポケット切断(壁や床に四角い穴を開ける作業)にも最適です。
2. 【釘や銅管も思いのまま】マキタ TMA057BIM
「古い木材を剥がしていたら、釘が邪魔で刃がすぐダメになる…」。そんなストレスを感じている方にぜひ試してほしいのがこちら。バイメタル刃でありながら、木材に隠れた釘を一緒に切断できる耐久性を持っています。銅管や軟鋼の切断にも対応しているので、ちょっとした配管工事にも心強いですよ。
3. 【硬い素材を削る・切る】マキタ TMA075HM
モルタル、FRP、窯業系サイディング…。普通の刃では歯が立たない硬い素材には、この「超硬(ハイス)刃」一択です。タイルの目地を落としたり、外壁の補修をしたりする場面で、その真価を発揮します。歯が欠けにくく、過酷な作業を想定して設計されているのが特徴です。
4. 【木材と金属、交換が面倒なあなたに】マキタ TMA047BIM
「石膏ボードを切っていたら中の軽天(金属)に当たって刃がダメになった…」。現場あるあるですよね。この刃は、そんな「木材も金属もまとめて切りたい」というわがままを叶えてくれる優れものです。バイメタル刃なので、多少の金属が混ざっていてもビクともしません。いちいち刃を交換する手間が省けて、作業スピードが格段に上がります。
5. 【深い場所や細かい場所の切断に】マキタ TMA059
ここまで紹介した刃よりも少し幅広で、より深く切り込みたい場合に適しています。特にフローリングの隙間や、手が入りにくい隅っこの切断で威力を発揮します。マルチツールならではの「ピンポイント切断」を極めたい方におすすめです。
純正の「STARLOCK」だから安心できる理由
ネットを見ていると、純正品よりもずっと安い「互換品(サードパーティ製)」もたくさん売られていますよね。もちろん、お財布に優しいのは素晴らしいことです。
ただ、少しだけ注意しておきたいことがあります。激しい振動を伴うマルチツールにおいて、「刃の取り付け部の精度」は作業の安全性と仕上がりに直結します。 純正のSTARLOCK規格は、マキタ本体のパワーを余すことなく刃先に伝えるために精密に設計されています。安価な互換品の中には、振動で徐々に緩んできたり、思いのほか早く刃こぼれしてしまったりするものも。
「結果的に買い替え回数が増えて、純正品の方が安かった」という声もよく聞きます。安心して作業に没頭するための「保険」として、信頼性の高い純正カットソーを選んでおいて損はないと思いますよ。
まとめ:まずは本体付属の刃から試してみよう
今回は「マキタ マルチツール カットソー」をテーマに、種類と選び方を解説しました。
- 本体購入時、マキタ TM52Dなどのセットには最初から木材切断用のカットソーとサンディングパッドが付属しています。
- まずはその付属品で木材を切ってみて、「もっと金属を切りたい」「もっと硬いものを削りたい」と感じたタイミングで、今回紹介したマキタ TMA053BIMやマキタ TMA057BIMを買い足していくのが賢いやり方です。
適切な「カットソー」を選ぶことで、あなたのマキタマルチツールはもっと頼もしい相棒になってくれますよ。ぜひ、用途にピッタリの一本を見つけてみてくださいね。

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